「スケール・プロダクト・アーキテクチャ(SPA)」という新世代プラットフォームの投入以来、ドイツ御三家が伝統的に強かったプレミアム・セグメントに楔を打ち込み続けるボルボ。XC60やV60といったSUVとステーションワゴンは、都内の路上でも欧州の都市あたりでも、かなり見かける頻度が増えてきた。これらはボルボの売れ筋にしてお家芸といえるミドルレンジだが、最後にモデルチェンジされたのがセダン、「S60」だ。グローバル規模でも絶好調のボルボが、セダン冬の時代に、最後に仕掛けたミドルレンジ・モデルというワケだが、あえてニッチに仕掛けられるセダンでどんな提案をしてくるか、そこに焦点がある。
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