■カーナビ代わりになる「地図アプリ」に残された欠点とは
最近のスマートフォン(以下、スマホ)にインストールされている地図アプリは、精度も高く非常に優秀です。とくに、多くのAndroidスマートフォンへプリインストールされている地図アプリ「Googleマップ」は、土地勘がない目的地へ行くときなどにとても便利です。
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しかし、クルマでのルート案内に利用すると、クルマでは通れないような細かい道を案内されることも多々あり、信頼度が高いとはいえません。なぜ、Googleマップはクルマでのルートを案内するときに細い道へ誘導することが多いのでしょうか。
Googleマップが細い道へ案内することが多い理由について、某モノ系雑誌でスマホ関連の記事を執筆しているIT系ライターのI氏は、次のように説明します。
「なぜGoogleマップが狭い道を選ぶのかというと、簡単にいえばGoogleマップが『カーナビゲーション(以下、カーナビ)』ではないからです。クルマに装備されているカーナビは、クルマでの移動を前提にしたルートを案内するように設定されています。
しかしGoogleマップは、クルマが物理的に通ることが困難な道だったとしても、距離的にとにかく最短となる道を案内するようになっているのです」
スマホ側からみると、「スマホを操作する=操作しているのは歩行者」であると第一候補を考えるのは自然です。クルマ移動や電車移動を選択するアイコンがあるとはいえ、Googleマップが最短ルートを自動検索するのは仕方がない部分ではあります。
「2019年3月には、カーナビにもよく用いられる地図情報の老舗『ゼンリン』とGoogleの契約が切れたと見られています。そのため、最近のGoogleマップは独自の地図情報を採用しているので、さらに無茶な道案内をしてくるケースも想定できます」(ライターI氏)
ちなみに、iPhoneにプリインストールされているiOS標準の地図アプリ「マップ」は、アップルが複数の企業からデータを分けて購入し、アプリ内で使い分けていると見られています。
一方、クルマに搭載されるカーナビは「幹線道路優先」モードなどを搭載しているほか、VICSなどとも連動した渋滞の有無など道路状況も含めて、複数のルート案内を考えてくれます。
しかし、カーナビにも短所があります。それは(機種の機能や性能によりますが)たいていの機種では地図の更新が面倒なことです。HDD内の地図データや地図DVDを交換する必要があり、有料の場合がほとんどです。
そのため、更新をおこなわずに使い続けると、新しくできた道を走っていても古い地図データの該当場所を表示し続けてしまい、ナビ画面では道無き道を進んでいる状況になってしまいます。
古いクルマに装備される純正ナビゲーションなどは、あくまで現在地の目安として使うしかなく、細かい部分までは案内できないこともあると割り切る必要もでてきます。
■Googleマップで細い道を避けるための方法とは?
Googleマップでカーナビに近い案内を表示させたい場合は、多少の工夫や割り切りが必要になります。
前出のIT系ライターI氏は、おもな対処法は3つあるといいます。
「まずひとつめの方法は、幹線道路上にある目印を経由地に設定することです。Googleマップのルート案内には、『出発地』『目的地』だけでなく、『経由地』を設定することができます。
そのため、細かいルート案内をしそうなエリアで『経由地』を設定することで、任意で幹線道路を優先させることができるのです」
具体的な方法としては、Googleマップの「出発地」「目的地」を入力してルートを検索すると、地図画面上に案内される道が表示されます。
この地図上で、ジグザグした狭い道を推奨している部分を見つけた場合に、地図上に幹線道路の交差点などを「経由地」として追加すれば、その交差点を経由するルート案内に変わります。
※ ※ ※
経由地を設定する方法以外の対処法には、どのようなものがあるのでしょうか。
「もっとも手軽な方法は、ルート案内の音声ガイドを無視して大きい道を走ることです。Googleマップは優秀なことに、推奨する道を外れた場合、現在位置から新しいルートを自動検索してくれます。
また、無料で使える地図アプリは、Googleマップ以外にもさまざまなものがあり、そのなかのひとつに『Yahoo!カーナビ』があります。
最初にYahoo!のID登録をする必要がありますが、無料で使用できて、こちらの方が幹線道路を主体としたルート案内をしてくれるケースが多いです」(ライターI氏)
※ ※ ※
2019年12月1日に施行される改正道路交通法では、運転中のスマホ操作が厳罰化されることもあり、走行中の操作は絶対におこなってはいけません。なるべく地図全体を俯瞰で確認し、スマホの操作および画面の注視は決してせず、目安として使用するのが望ましいでしょう。
目的地のセットは必ず出発する前におこない、安全運転を心がけることが大切です。
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