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業界ニュース 2019.10.20

「なぜこんなところに?」SNSでも話題! 全都道府県警のパトカーが都内周辺に大集結の理由

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■「即位の礼」の警備で全国からパトカーが大集合!

 2019年10月に入ってから、銀座や横浜のふ頭近辺で、福井県警や兵庫県警など、他県のパトカーを目撃したという報告例がSNSにあがってくるようになりました。

    【画像】秋田県警の紋章がカッコいい! 同じようでちょっと違う全国のパトカーをチェック(55枚)

 ただ事ではない雰囲気ですが、いったい何のために集まっているのでしょうか。

 都心や横浜などで全国各地のパトカーが目撃されている理由は、2019年10月22日に予定されている「即位の礼」に関連した要人警護、その他もろもろの警備のためです。

 この記事を書いている10月17日現在では、天皇陛下の即位に伴う22日の祝賀パレード「祝賀御列(おんれつ)の儀」は、台風19号の被害の対応に絡んで11月10日に延期(予定)となることが濃厚となりました。

 ただし、「正殿の儀」と陛下の即位を国内外の賓客に披露する祝宴「饗宴(きょうえん)の儀」は予定通り10月22日におこなわれる見通しです。

 全国から集められたパトカーは、即位の礼に参列するために来日する世界195か国の元首をはじめとする要人を警護する目的もあります。195か国といえばかなりの数になるため、警視庁のパトカーだけでは到底足りないというわけです。

 警護のルートとしては、成田空港または羽田空港からそれぞれの目的地(各国の大使館、宿泊施設、皇居、空港など)まで先導するものと思われます。

 筆者(加藤久美子)の友人からも、「夜中に赤灯を回しながら、7台のパトカーが走って行ったので何事かと思ったら全部愛知県警のパトカーだった」「横浜の山下ふ頭近くで福井県警のパトカーを見ました! なぜこんなところに?」「銀座の街中を兵庫県警のパトカーが走っていた」など、報告が頻繁に届くようになりました。SNSにも首都圏を走るさまざまな県警のパトカーの写真があがっています。

「こんな機会はめったにない」と、仕事の帰りに皇居前に行ってみたところ、二重橋近くの広々としたスペースでたくさんのパトカーに遭遇しました。

 時間は17時を過ぎており、本日の任務は終了していたのか、くつろいだようなムードでした。福岡県警、長崎県警、鹿児島県警など九州勢のパトカーと警察官が集まるなか、先日くるまのニュースで記事を書いた「熊本県警察」のパトカーも発見しました。

※ ※ ※

 遠方から来ているパトカーもほとんどが自走で来ているとのことです。西日本のとある県警のパトカーを運転してきた警察官は、次のようにコメントしています。

「高速道路のサービスエリアで休憩していたら、『なんでこんなところに〇〇県警のパトカーがいるの?』という驚きの目で見られて注目を浴びるので、ちょっと恥ずかしかったです」

■「クラウン」のパトカーが多い理由とは?

 全国各地から集結したパトカーは、ほとんどがトヨタ「クラウン」ですが、なかにはスバル「レガシィ」もあります。

 どのパトカーもキズや破損などまったくなく、ピカピカに磨き込まれていて新車のような美しさです。各県警に配備されるパトカーのなかでも、選りすぐりの車両を持ってきたのでしょうか。

 しかしなかには18系クラウンなど少し古い車種もあります。そういえば、2019年5月にアメリカのトランプ大統領が来日したとき、警護車両の先頭は17系クラウンが務めました。あくまでも推測ですが、引退を控えて「最後の花道」に選ばれたのかもしれません。

 なお、クラウンが多い理由はトヨタがパトカー専用車のクラウンを販売しているからです(もちろん一般には販売していません)。

 排気量やパワー、耐久性など、パトカーに求められる諸条件がすべて高い次元で備わっており、価格も通常のクラウンとは違って安い設定のようです。

 日本のパトカーは車種もほぼ同じで、白と黒のカラーリングに統一されています。アメリカのように、州ごとやエリアごとにそれぞれ違ったデザインをしているわけではないので、一見すると同じように見えます。

 しかし、よく見ると、少しずつ違っています。「岐阜県警」「神奈川県警」「熊本県警察」などの書体や、その下に記された「POLICE」の文字の大きさや書体が異なっており、「県警察」と「察」まで入るパトカーもあれば、「県警」だけのパトカーも。POLICEの文字が入っていないパトカーも結構あります。

 警視庁や秋田県警など、独自の紋章が入っているパトカーもちらほら存在します。

 実際に撮影したパトカーのなかから、特徴のある県警のパトカーをいくつか紹介してみましょう。

●熊本県警

「熊本県警察」の文字に全国47都道府県の中で唯一の「手書き文字」を採用しています。

●青森県警

 警察章や県警のマーク以外の図柄入りは珍しいのですが、県の鳥「白鳥」が描かれています。

●沖縄県警

 見た目では分かりませんが、沖縄県警のパトカーは全国でも珍しい「防さび加工」が全車に施されています。

●岐阜県警

 白い部分に黒文字で県警の名前が入るタイプと、黒い部分に白抜き文字で「岐阜県警」と記されているものがあります。白抜き文字は高速隊のパトカーだそうです。

●秋田県警

 アメリカのパトカーのような紋章がカッコいいです。警察章を中心に「AKITA POLICE」と英文字で囲まれているのですが、外国人への対応とのことでした。

●滋賀県警/神奈川県警

 いずれも県警のシンボルマークが入っています。滋賀県のマークは琵琶湖をイメージしたものだそうです。

※ ※ ※

 都内で沖縄県警のパトカーを見るのは珍しく、本当に感動的です。サービス精神も旺盛で、撮影しているカメラマンの前でわざわざ赤灯を点灯してくれました。

 なお、今回全国から集結した警視庁以外のパトカーは、すべて「回送」の表示を掲げる必要があります。

 また、赤灯を点灯しての走行はOKでも、サイレンを鳴らしての走行はできないとのことでした。

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(くるまのニュース 加藤久美子)

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