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【車名の由来解読01】マツダ6は、なぜ「6」なのか

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【車名の由来解読01】マツダ6は、なぜ「6」なのか

1970年代中盤までの発売の順番が関係している!?

アクセラがマツダ3に改められたのに続き、今回、アテンザが海外市場で使われている「マツダ6」というネーミングに改められた。

【車名の由来】ワゴンRは当初、「ZIP」と呼ばれていた!?

フルモデルチェンジではなく、一部改良というタイミングでの改称は、かつての「ユーノス800」→「ミレーニア」への移行を思い出させる。もっとも、このときはグレード名の一部にミレーニアの名前が使われていたから、ワンクッション置いてはいたが……。

さて、マツダ6というネーミングは、2002年にアテンザが登場したタイミングで使われ始めた。それ以前の「マツダ626」(カペラやクロノスの海外市場名)の後継車であることを示しながら、数字をシンプルにすることで「マツダ」ブランドを明確に訴求する目的だった。

初代カペラの開発コードは「X606」

マツダ626の初出は1978年の2代目カペラだが、1970年デビューの初代カペラではレシプロ車が「マツダ616」、「マツダ618」と呼ばれていた。では「6」の意味は?という疑問を抱くはずだ。じつは初代カペラの開発コードが「X606」で、車名はそれをベースに排気量を盛り込んだ数字に変更したもの。1.6リットル→616、1.8リットル→618である。このように、「6」の由来は開発コードの頭の数字であった。
ちなみにグランドファミリアも開発コードが「X808」で、こちらはそのまま車名に使われたが、市場によっては「818」の名前も使われた。

そこで、1970年代中盤までのマツダ乗用車系の輸出名をまとめてみると、なんときれいに発売された順番に並んでいるではないか!

輸出名:616/618(1970年・カペラ)
7(欠番だが、後にレース車両に使用)
輸出名:808/818(1971年・グランドファミリア)
輸出名:929(1972年・ルーチェ)
輸出名:121(1975年・コスモAP)

ちなみに、ロータリーエンジン搭載モデルだけでみても、輸出名は登場順で並んでいる。

●RX-2(1970年・カペラロータリー)
●RX-3(1971年・サバンナ)
●RX-4(1972年・ルーチェロータリー)
●RX-5(1975年・コスモAPロータリー)

カペラロータリーがRX-2となっているのは、ファミリアロータリーが「R100」の名前で売られていたことも影響していたのではないだろうか。

また、レシプロ車の7が欠番になっているのは、ボーイングの旅客機に使われていたため、避けたと思われる。レース車両は市販車ではないので問題なしということだろう。

1977年以降は車格を意識した数字に変更

1977年からはルーチェのレシプロ車が「929」だったことを利用して、車格的な意味合いを持たせた。コンパクトのファミリアを「323」、ミドルサイズのカペラを「626」、ラージサイズのルーチェを「929」と表現している。RX-7はRXの順番を意識しながら、「ラッキーセブン」の意味を込めて「7」にした。

輸出名:323(1977年・ファミリアAP)
輸出名:626(1978年・カペラ)
輸出名:929(1977年・ルーチェレガートのレシプロ車)
輸出名:RX-7(1978年・サバンナRX-7)
輸出名:RX-9(1977年・ルーチェレガートのロータリー)

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