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業界ニュース 2019.8.19

トヨタ「プリウス」初代モデルvs最新モデル 燃費王に君臨する世界初の量産ハイブリッド車

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■世界初の量産ハイブリッド車が誕生

 各自動車メーカーは、独自の考えのもと低燃費・低排出ガス技術の研究を続けています。

    トヨタ「プリウス」の実燃費はいかに!? 燃費の王者が驚きの数値を叩き出す!

 なかでも日本ではハイブリッド車が、軽自動車から大型の高級セダンまで広く普及しています。

 このハイブリッド車の量産化に世界で初めて成功したのがトヨタ「プリウス」です。そして、現行型のプリウスは、いまも低燃費車のトップに君臨しています。

 そこで、プリウスの初代モデルと最新モデルをまとめて紹介したいと思います。

●1997年発売の初代「プリウス」

「ハイブリッド」という言葉は生物学などに用いられていましたが、クルマの場合はエンジンとモーターといった異なるパワーユニットを同時に搭載している場合の総称になります。

 エンジンとモーターを搭載したハイブリッド車の歴史は古く、自動車が発明された直後の19世紀には作られていたといいます。

 低燃費化の切り札として世界中のメーカーがハイブリッド車の試作を繰り返しましたが、安定した電池の製造と希土類を使ったモーターのコストや、重量増や制御技術の難しさにより量産化まで到達できませんでした。

 しかし、トヨタが量産車初のハイブリッド車の開発に成功し、1997年「プリウス」を発売します。「21世紀に間に合いました」というキャッチコピーが大いに話題となりました。

 プリウスの開発目標は、同クラスのガソリン車と比べて2倍の燃費性能でした。

 実際は、当時としては驚異的な28km/L(10・15モード)という低燃費を実現。これは、従来のガソリンエンジン搭載のAT車に比べ、約2倍の燃費性能であり、CO2の排出量を約2分の1に削減することができたことになります。

 さらにCO、HC(炭化水素)、NOx(窒素酸化物)といった大気汚染物質を、当時の規制値の約10分の1にすることにも成功しています。

 これを実現したのは、58馬力の1.5リッター直列4気筒ミラーサイクルエンジンと、41馬力のモーター、さらにエンジンとモーターの駆動配分や、発電を制御する動力分割機構を組み合わせたTHS(トヨタ・ハイブリッド・システム)です。

 バッテリーは安定性や信頼性、コストを重視してニッケル水素電池を採用していました。

 車体は空力性能を考慮したクサビ型シェイプの4ドアセダンで、サイズは全長4275mm×全幅1695mm×全高1490mmと5ナンバーサイズでした。

 価格は215万円(消費税含まず)と、同クラスのクルマよりも数十万円ほど高価でしたが、実際はかなりのバーゲンプライスだったようです。

 発売直後は、この高価格のため年間販売台数は2万台ほどにとどまり、これは当時の「カローラ」の10分の1にも満たない台数でしたが、年を追うごとに販売台数は増加傾向にありました。

■進化の歩みを止めないプリウスの天下は続く!?

●2018年発売の最新型「プリウス」

 現行型のプリウスは4代目なります。発売は2015年で、外観のデザインは、さらなる空気抵抗低減を実現するため「トライアングルシルエット(横から見て三角形に近似している)」の5ドアハッチバックとなっています。

 最新モデルは2018年末のマイナーチェンジで、フロントとリアのデザインが変更されました。

 ハイブリッドのメカニズムはもはや円熟の域に達したTHS-IIで、初代から基本構造はそのままながらも徐々に進化してきた結果、軽自動車を含めても国産車燃費トップに君臨しています。

 4代目プリウスの燃費は、当初JC08モードで40.8km/L(Eグレード)でしたが、現在販売中のモデルでは39km/Lと、若干悪くなってしまいました。これは先進安全装備の標準装備化の影響とトヨタは説明しています。

 ボディサイズは全長4575mm×全幅1760mm×全高1470mmと大型化していますが、昨今の同クラス車と比べるとそれほど大きくはなく、むしろ日本の道路環境にちょうどよいサイズです。

 エンジンは1.8リッターの直列4気筒ミラーサイクルで、最高出力は98馬力を発揮。モーターは72馬力(2WD)で、システム全体が発揮できる最高出力は122馬力となっています。

 また、前述のとおりトヨタ独自の先進安全技術「トヨタセーフティセンス」を搭載しており、ミリ波レーダー+単眼カメラによるプリクラッシュセーフティや、車線逸脱警報などが、すべてのグレードで標準装備されています。

 価格はベーシックグレードのEで251万8560円(消費税込、以下同様)。トップグレードのAプレミアム“ツーリングセレクション”が328万4280円からです。

※ ※ ※

 初代プリウスが登場して、すでに22年経ちました。この期間で燃費は28km/Lから39km/Lに向上していますが、「10・15モード」と「JC08モード」で計測方法が異なりますから、実際には11km/L以上向上していることになります。

 動力性能や安全性能もよくなり、車重が100kgほど重くなっていていることを考えると、これは驚異的な数字です。もちろんタイヤの進化によるところも大きいですが。

 初代プリウスが発売された後、ハイブリッド車はもの凄い勢いで増えましたが、いまだにプリウス以上の低燃費車はありません。

 クルマの動力源は多様化して、純粋な電気自動車の普及も進んでいますが、それでもまだ内燃機関が主流です。

 これまでにない革新的な電池やモーターが登場するまで、エコカーカテゴリーでは、もうしばらくプリウスの天下が続きそうです。

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(くるまのニュース くるまのニュース編集部)

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