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業界ニュース 2019.8.14

「酒を飲んで運転したらどうなるのか試してみた」“飲んだら乗るな!乗るなら飲むな!”は正しかった【Play Back The OPTION】

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飲酒は確実にドライバーの集中力をジワジワと奪っていく

脈拍数が74から101へとアップ!

    「酒を飲んで運転したらどうなるのか試してみた」“飲んだら乗るな!乗るなら飲むな!”は正しかった【Play Back The OPTION】

いまだに呆れるくらいにニュースで見聞きする飲酒運転事故。2007年からの飲酒運転厳罰化、2009年からの行政処分強化により、飲酒死亡事故は年々減少傾向にはあるものの、ここ2015年以降は下げ止まり、ほぼ200件前後で推移している。

しかも、飲酒無しに比べ飲酒運転による死亡事故は8.4倍、酒酔い運転死亡事故に至っては17倍との統計も出ている(警察庁交通局の資料より)。

「飲んだら乗るな!乗るなら飲むな!!」は、なぜ100%厳守されないのだろうか…。

そこで、今回紹介するのはOPTION誌1984年1月号の“飲酒したら運転はどう変わるのか?”というテスト記事。テスターは当時OPTION編集部で働いていた、現在はレーサー→自動車評論家として大活躍のコボちゃんこと桂伸一氏。コボちゃんは昔も今も、1滴の酒も飲めず、飲み屋の前を通っただけで顔が赤くなるというくらいのお方だ。

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飲酒運転テスト:短時間なら意外なニトロ効果、だけど持久力が・・・

お酒を飲むと運転にどんな影響が出るのか? テスターをDaiにすると編集費を全部飲んでもシラッとしているので、1滴も飲めないコボに無理やり飲ませてみた。

テストコースは谷田部の周回路。結論から言えば、短時間であれば酒を飲んでいたほうがキビキビ走るし反射神経もビシッと決まっている。これは、パイロンスラロームのタイムやブレーキングテストの記録にはっきりと表れる。飲んでいるので思い切りが良くなる点も大きく影響しているのだろうが、飲んでいるという気持ちが、しっかり運転しなくては、という意思を強く働かせるからだろう。

ところが、長時間になると話は変わってくる。何よりまず、集中力が目に見えて低下してくる。緊張が持続しないのだ。また、あきらめも早くなる。パイロンスラロームも最初の2~3本はクリアするが、1本タッチするとその後はすべてのパイロンをブッ倒してしまう。

ブレーキングもラインをオーバーしたり2m前で止まったりで安定しないのだ。この時の酒量はビールをコップ2杯、日本酒を少々といったところだが、飲めないコボにとってはかなりの量になる。

その証拠に、片足ではまるで立っていられないし、真っすぐに歩くこともできない。これでは運転ができなくて当たり前だ。

こんな状態で運転する奴はまずいないだろう。が、ヤバいのはチョイ飲みの状態だ。自分では飲んでいるという気持ちも小さく、運転にもアルコールの影響が出ない。いや、短時間であればアルコールがプラスされたほうがシビアになることもある。実は、警察の研究でもこれに近い実験結果が出ているのだ。

とにかく「飲んだら乗るな、乗るなら飲むな」が最低条件じゃないかな。

やってみました飲酒運転トライアル byコボ

当日は、大雨の谷田部高速周回路。こんな雨の中で飲めない酒を飲むオレ・・・。とにかくヤケで飲む。テスト方法はスラロームからゴール地点でのブレーキテストまでの約200m。ブレーキテストは決められたラインにいかに近く停止させられるか、だ。

飲む前のテストではスラロームが23秒50がベスト。ブレーキングはライン手前50cmがベスト。脈拍74という数値だった。

ところが、飲んだ後のテストではスラロームのベストが22秒21! 平均でも22秒台、脈拍101とグッとタイムアップ。ブレーキングもベスト20cmまでを記録した。ただし、ラインを超えることは多くなった。とにかく、飲んだ後のほうが速いし思い切りがまるでいいのだ。

ところが、4回もトライしてくると調子が狂ってきた。1本ずつのパイロンのことは考えられるのだが、トータルでの流れがめちゃくちゃになってきたのだ。ブレーキングも変に手前で止まったり大幅にオーバーしてしまう。それでも走ることだけに神経を集中させているとムムッ・・・気持ち悪くなってきた! 左右にステアすると胃の中でチャッポンチャッポンと音がする。口をへの字にして頑張ったけどついにお手上げ。雨の中、草むらに走って・・・までは覚えているのだが・・・。

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飲んだ直後は思いきりが良くなりタイムアップし、ブレーキングも冴えていたが、時間経過とともにグダグダになっていった…という結果を生んだOPTION誌の飲酒運転テスト。

単独事故で済むのなら自己責任。しかし、人を巻き込んで飲酒事故を起こした時には“終わり”だ。罰則が厳しいから飲酒運転はしないではなく、人として飲酒運転はしない!という考えが広まることを願って。

[OPTION 1984年1月号より]

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(web option web option編集部)

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みんなのコメント

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  • p6g*****|2019/08/14 06:07

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    飲酒運転をいまだにやる奴の気がしれん。

    しかしすごいテストだな。
  • s_s*****|2019/08/14 06:25

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    ずいぶん昔の記事ですが、本当に素晴らしい企画だと思います。

     >飲んだ直後は思いきりが良くなりタイムアップし、ブレーキングも冴えていたが、時間経過とともにグダグダになっていった…

    ある程度酒に強いヤツに限って、自分はこのくらいなら大丈夫とか、少し飲んでるほうが冴えるとか、馬鹿な勘違いをするものです。
    こういう実験結果をメディアでも大々的に取り上げたり、新たに同じような実験をしてもっと飲酒運転の危険性を周知するべきだと思います。
    もしくは教習所で飲酒運転を体験させるカリキュラムを導入する…とかできないもんですかね。着衣水泳みたいに。まぁそれは難しいか。。。
  • tog*****|2019/08/14 06:40

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    タバコより酒の方がよっぽど危険な証拠。
    異常嫌煙者よりも喫煙者の方がまとも。
    酒なんかなくなればいい。
    酒は人間をおかしくする薬物であるにも関わらず、規制されないのはおかしい。

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