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業界ニュース 2019.7.23

「レガシィ」のトラックに「インプレッサ」のSUV!? スバルの珍車5選

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 いま、スバルは国産メーカーで唯一無二の水平対向エンジンと、そこに組み合わされる「シンメトリカルAWD」と呼称される四輪駆動システム(以下、4WD)、そして衝突被害軽減ブレーキの先駆け的存在の「アイサイト」を技術の三本柱としてアピールしています。

ダブルキャブのピックアップトラック、スバル「バハ」 スバルはこれまで「スバル360」のころから数々の革新的技術や、スバル独特のブレないコンセプトに基づいたクルマづくりをしてきました。

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 一方で、かつてはちょっと王道からそれたような珍しいクルマも多く輩出しています。

 そこで、これまでスバルが販売してきたクルマのなかから珍車5車種をピックアップして紹介します。

●スバル「ブラット」

日本未発売だったピックアップトラック、スバル「ブラット」の初期モデル 1970年代初頭、アメリカのスバル現地法人から、本社に向けて小型ピックアップトラックの開発が求められていました。アメリカでは若者が乗るクルマとして、ピックアップトラックが定番だったからです。

 そこで、スバルは1977年に、初代「レオーネ」をベースにモノコックボディのピックアップトラック「ブラット」を発売。アメリカのみならず、イギリスやオーストラリアなどでも販売されました。

 アメリカではピックアップトラックに高い関税が課せられたため、対策として荷台にプラスチック製のシートが装備され、乗用車として輸入されたのです。

 駆動方式は全車4WDとされ、エンジンは当初1.6リッター水平対向4気筒のみでしたが、1981年のモデルチェンジで2代目となり1.8リッターと、1.8リッターターボとなります。

 スタイリッシュな4WDピックアップトラックということで人気もあり、アメリカでは1987年まで販売され、ヨーロッパやオーストラリア、ニュージーランドなどでは1994年まで販売されました。

 ちなみに、ブラットは田宮模型からラジコンカーが販売されていましたので、知名度は意外と高いかもしてません。

●スバル「バハ」

レジャーにも最適だったスバル「バハ」 スバル「レガシィ」は1989年に初代が発売され、それまでにない高性能ワゴンが人気となりました。2代目「レガシィ」には、派生車として「ツーリングワゴン」をベースに車高をアップしてRVテイストを盛り込んだ「レガシィ グランドワゴン(後にランカスター)」が登場します。

 レガシィランカスターは北米では「アウトバック」という車名で販売され、2003年に「アウトバック」の派生車として、荷室上部を取り払いピックアップトラック仕様にした「BAJA(バハ)」が発売されます。

 バハは前出のブラットの再来ともいうべきモデルで、5名乗車が可能となったので使い勝手は向上していました。

 なお、バハは2006年までのわずか3年間しか生産されず、その後のアウトバックには設定されることはありませんでした。

●スバル「インプレッサ グラベルEX」

SUVテイストのスバル「インプレッサ グラベルEX」 1995年、「インプレッサ スポーツワゴン」をベースとして最低地上高を上げ、グリルガードと背面タイヤ、ルーフレールを装着する手法でSUV化した「インプレッサ グラベルEX」が発売。

 もともとインプレッサは世界ラリー選手権のイメージが定着しており、実際に不整地でも舗装路でも速いクルマでしたが、インプレッサ グラベルEXはSUVとして不整地に特化していました。なお、「グラベル」とは砂利道のことです。

 当時、人気のあったワゴンボディなので使い勝手もよく、売れる要素はあったものの、販売は低迷。1996年のモデルチェンジで廃止となってしまいました。

 しかし、この失敗を糧として後の「XV」につながったのではないでしょうか。

インプレッサWRXなのに性能はイマイチ!?●スバル「インプレッサ WRX NA」

ノンターボのスバル「インプレッサ WRX NA」 2000年に「インプレッサ」はフルモデルチェンジをおこない、2代目となりました。登場時にセダンを「インプレッサ WRX」という名で統一し、ワゴンを「インプレッサ スポーツワゴン」と命名します。

 セダンはワイドフェンダーの3ナンバーボディのみで、エンジンは2リッターのターボと自然吸気があり、駆動方式は全車4WDでした(後に1.5リッターエンジンやFFも追加)。

 自然吸気エンジンのセダンが「インプレッサ WRX NA」、ターボが「インプレッサ WRX NB」で、このインプレッサ WRX NAがちょっと変わっていました。

 見た目はワイドフェンダーで迫力あるものでしたが、ボンネット上のエアインテークや、エアロパーツもなく、スポーティさが売りのWRXというイメージから離れていました。

 エンジンは前述のとおり2リッターの自然吸気ですが、プレミアムガソリン仕様となっており、その割には最高出力155馬力と、目を見張るほどの性能ではありません。

 一方で、内装はMOMO製ハンドルが標準装備されるなど、インプレッサ WRX NAはWRXを名乗りながら中途半端な仕様に思えてしまいます。

 実際、フロントフェイスを大きく変更した2002年のモデルチェンジ時に、自然吸気モデルのグレード名はWRX NAから20Sに変更されました。

●スバル「ヴィヴィオ T-TOP」

フルオープン状態のスバル「ヴィヴィオ T-TOP」 いまでは軽自動車の生産から撤退してしまったスバルですが、かつては「スバル360」に代表される数々の軽自動車を作ってきました。

 1992年には発売された「ヴィヴィオ」は、660ccながら全車直列4気筒エンジンを搭載し、高性能モデルではスーパーチャージャーを装着した4WDモデルがあり、ラリーなどのモータースポーツで活躍しました。

 さまざまなバリエーションが用意されたヴィヴィオでしたが、もっとも異色だったのが、1993年に3000台限定で発売された「ヴィヴィオ T-TOP」です。

 いわゆる「タルガトップ」と呼ばれる、運転席後ろにピラーが残る形の4人乗りオープンカーで、取り外し可能な屋根と電動格納式リアウインドウによって、全部で5パターンのスタイルが楽しめました。

 斬新な企画のモデルでしたが、デザインはかなり無理矢理感があり、賛否両論あったようです。

※ ※ ※

 いまのスバルは質実剛健なクルマが多いイメージですが、かつては遊び心のあるモデルがこれほどありました。

 とはいうものの、販売面では必ずしも成功していたわけではないので、企業としても冒険だったのかもしれません。

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(くるまのニュース くるまのニュース編集部)

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