汎用性の高さに様々なユーザーから支持を集めた
スズキ創業70周年を記念して90年に限定生産されたGSX1100Sアニバーサリーモデルは、スズキも予想しなかったほどの大きな反響を得る。
時を同じくして、中型クラスではゼファーの登場に端を発するネイキッドブームが巻き起こっており、対抗馬の投入も急務であった。
峠道でこそ輝く!? 新型「KATANA」試乗インプレッション!
そこでスズキはカタナを中型クラスにシリーズ展開することを決定。その第一弾として1991年5月に250が送り出される。
全体のフォルムからカウル下のスポイラーまで、GSX1100Sのデザインを250ccサイズで再現。
エンジンはバンディット系の水冷4気筒ユニットで、大容量エアクリーナーや29φミクニ製スリングショットキャブを組み合わせて、常用域における力強い加速とリニアなレスポンスを実現していた。
前後17インチの中空3本スポークホイールとフロントの大径シングルディスク、GSX1100Sのプロトタイプを思わせるツヤ消しブラックの集合マフラーが250ならではの装備だ。
大型免許が不要で車検も無いことから、幅広いユーザー層から支持を集め、カラー追加を行いながら99年まで市販が続けられた。
250カタナの好評を受けて、スズキは400ccクラスの市場にもラインアップを拡大。92年4月にGSX400Sカタナを発売する。
数値的なボディサイズは250よりもわずかに大きい程度だが、フロントに18インチホイールを採用することで車格をひとまわり大きく見せることに成功。
同時にカタナらしいニュートラルで落ち着いたハンドリングの実現にも貢献している。
エンジンは250と同様にバンディット系の水冷4気筒ユニットだが、ボア×ストローク比をロングストローク方向に再設定するという手の込んだモディファイを加え、BDST32φキャブレターや6200ccの大容量エアクリーナーボックスを組み合わせることで、低回転域からのトルク感を重視。
2本出しマフラーも「1100っぽいサウンド」を意識してセッティングされた。
水冷ながら深い冷却フィンを刻み、シリンダー前傾角も1100と同じ18度に設定するなど、外観にも気が配られていた。
1100を忠実に再現したデザインと手頃な車格、重厚な走りで人気を獲得。
シルバーとガンメタの2色をラインアップし、そのままカラーリングも変更することなく99年まで市販が続けられた。
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