現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > ボッシュ:SBI損保、SB C&S、ソフトバンク・テクノロジーのテレマティクスサービス実証実験にeCall用デバイスを供給

ここから本文です

ボッシュ:SBI損保、SB C&S、ソフトバンク・テクノロジーのテレマティクスサービス実証実験にeCall用デバイスを供給

掲載 更新
ボッシュ:SBI損保、SB C&S、ソフトバンク・テクノロジーのテレマティクスサービス実証実験にeCall用デバイスを供給

ボッシュは、SBI損害保険とSB C&S(旧社名:ソフトバンク コマース&サービス)が2019年2月から行っている車載テレマティクスサービスの提供を目的とした実証実験にeCall(自動緊急通報)用デバイスを提供している。実証実験では、ボッシュの開発したeCall用デバイスが収集した運転行動データをもとに、ドライバーの安全なカーライフをサポートする各種テレマティクスサービスの検証が行われる。

 SB C&Sが実施する今回の実験環境では、ボッシュのeCall用デバイス「テレマティクスeCall プラグ」と、ソフトバンク・テクノロジーが提供するIoT活用に必要なサービスをつなげるプラットフォームサービス「IoT Core Connect(アイオーティーコアコネクト)」が採用された。

テックポイント:台湾大手車載ディスプレイメーカーのハイビジョンサラウンドビューシステムに映像受信用半導体「TP2854」が採用決定

■ 欧州で義務化、毎年約2,500人の命を救うeCall
 ボッシュは、コーポレート・スローガンである「Invented for life」をモットーにこれまで人々の生活に役立つテクノロジーの開発に取り組んできた。近年では、より安全で快適なモビリティの実現のため、IoTの活用に注力している。事故発生時に自動で支援を要請する緊急通報サービス「eCall」は、その取り組みの成果のひとつ。欧州連合(EU)では、新たに登録される乗用車へのeCallの装備が2018年3月末から義務化*されており、eCallにより欧州で毎年約2,500人の命が救われると試算されている。「テレマティクスeCallプラグ」には、3軸の加速度センサーとセンサーが検知したデータを計算するアルゴリズムが組み込まれており、衝突の衝撃だけでなく、ブレーキ、加減速、ハンドル操作といった運転行動データを検知することができる。専用のスマートフォンアプリとeCallデバイスが通信することで、収集されたデータがアプリ経由でサービスプロバイダーのもとへ送信される。これにより、eCallやドライバーの運転行動情報をもとにしたテレマティクス保険などのモビリティサービスの提供が可能になる。
*ナビゲーションシステムなど車載器の一部機能として、2018年3月31日以降に欧州市場で型式認定を受けた新型の乗用車全車にeCallが標準装備

■ 新車装備向け、車載通信ユニットによるeCall
 一部の自動車メーカーは、すでに数年前から車載ナビゲーションシステムやインフォテインメントシステム の一部としてこのeCallを提供している。ボッシュの「コネクティビティ コントロール ユニット(CCU)」は、eCallを含むコネクテッドサービスの通信を担う通信ユニット。エアバッグやシートベルト プリテンショナーが作動した場合には、このCCUがその衝撃を記録し、 数秒以内に救急サービス、またはボッシュのコールセンターに通報する。CCUは、GPS位置情報だけでなく、シートベルトの着用状況から乗員数を自動で送信するため、必要な救急車両の台数を事前に予想することができる。

■ 年中無休24時間、16か国語に対応可能なボッシュのコールセンター
 ボッシュは、eCallシステムの他に幅広いeCallソリューションを提供している。ボッシュのeCallシステムは、ボッシュが運営する年中無休24時間体制のコールセンターで通報を受けることができる。ナビゲーションシステムの言語設定をもとに、eCall対応スタッフはドライバーがどの言語を使用しているかわかるため、ドライバーと同じ言語でコミュニケーションをとることができる。このため、特に事故のような深刻な状況でもコミュニケーション上の問題が発生することはない。ボッシュのeCallサービスは欧州だけでなく、日本、ブラジル、北米など世界の50以上の国々で提供されている。多言語に対応したボッシュのeCallサービスは、すでにDaimler AGをはじめとした数多くの自動車メーカーで採用されている。

こんな記事も読まれています

ルノーの名物イベント、今年は10月27日に決定! 「ルノー カングー ジャンボリー2024」開催概要を発表
ルノーの名物イベント、今年は10月27日に決定! 「ルノー カングー ジャンボリー2024」開催概要を発表
月刊自家用車WEB
宮田莉朋、無念のトラブルで勝利逃すも「全然ネガティブには思っていません」。原因はギヤボックス/ELMS第2戦
宮田莉朋、無念のトラブルで勝利逃すも「全然ネガティブには思っていません」。原因はギヤボックス/ELMS第2戦
AUTOSPORT web
ルクレール3位「マクラーレンの強さは予想以上。僕たちにはアップグレードが必要」フェラーリ/F1第6戦
ルクレール3位「マクラーレンの強さは予想以上。僕たちにはアップグレードが必要」フェラーリ/F1第6戦
AUTOSPORT web
800馬力のランボルギーニ「ウルスSE」は10種のドライビングモードで楽しめる! EVだけでも60km以上走れるクラス最速SUVです
800馬力のランボルギーニ「ウルスSE」は10種のドライビングモードで楽しめる! EVだけでも60km以上走れるクラス最速SUVです
Auto Messe Web
レッドブル&HRC密着:敗因はフロアのダメージとハードタイヤでの苦戦。勝つことの難しさを痛感したフェルスタッペン
レッドブル&HRC密着:敗因はフロアのダメージとハードタイヤでの苦戦。勝つことの難しさを痛感したフェルスタッペン
AUTOSPORT web
高速道路を走りながら「EV充電」現実に! 本線で「走行中給電」実証やります NEXCO東日本
高速道路を走りながら「EV充電」現実に! 本線で「走行中給電」実証やります NEXCO東日本
乗りものニュース
合法カスタムでも「デコトラ」では仕事ができない現代! デコトラ野郎たちは「マイトラック」で楽しんでいる
合法カスタムでも「デコトラ」では仕事ができない現代! デコトラ野郎たちは「マイトラック」で楽しんでいる
WEB CARTOP
盗難車犯罪の温床「違法ヤード」 解体された自動車が海外輸出される残酷現実、規制強化で本当に防げるのか
盗難車犯罪の温床「違法ヤード」 解体された自動車が海外輸出される残酷現実、規制強化で本当に防げるのか
Merkmal
知的なアスリート──新型マセラティ グラントゥーリズモ試乗記
知的なアスリート──新型マセラティ グラントゥーリズモ試乗記
GQ JAPAN
2年目は女子クラスも新設! 大学自動車部が大手メーカーのサポートで闘う「フォーミュラジムカーナ2024」が開幕!!
2年目は女子クラスも新設! 大学自動車部が大手メーカーのサポートで闘う「フォーミュラジムカーナ2024」が開幕!!
WEB CARTOP
[VW ゴルフ 50周年]重量増加スパイラルに逆行した第7世代
[VW ゴルフ 50周年]重量増加スパイラルに逆行した第7世代
レスポンス
3億円超のアルファ・ロメオの入手方法──新型33ストラダーレに迫る!
3億円超のアルファ・ロメオの入手方法──新型33ストラダーレに迫る!
GQ JAPAN
フェルスタッペン2位「今日のノリスは飛ぶように速かった」グリップに苦しみマシンにダメージも:レッドブル/F1第6戦
フェルスタッペン2位「今日のノリスは飛ぶように速かった」グリップに苦しみマシンにダメージも:レッドブル/F1第6戦
AUTOSPORT web
最高出力800PS、最大トルクは950Nm!ランボルギーニが初のプラグインハイブリッドSUV「ウルス SE」を発表
最高出力800PS、最大トルクは950Nm!ランボルギーニが初のプラグインハイブリッドSUV「ウルス SE」を発表
@DIME
【角田裕毅F1第6戦分析】“ベストなレースタイム戦略”で7位。メルセデスも寄せ付けない走りをHRC折原GMも高く評価
【角田裕毅F1第6戦分析】“ベストなレースタイム戦略”で7位。メルセデスも寄せ付けない走りをHRC折原GMも高く評価
AUTOSPORT web
後ろからドン!はずみでドン!ドン!「玉突き事故」は誰がどう悪くなるのか
後ろからドン!はずみでドン!ドン!「玉突き事故」は誰がどう悪くなるのか
乗りものニュース
レクサスLBXに「強敵」登場!? “アルファロメオ最小のSUV”新型「ジュニア」で判明している真実とは? 「ミト後継車種」の気になる実力
レクサスLBXに「強敵」登場!? “アルファロメオ最小のSUV”新型「ジュニア」で判明している真実とは? 「ミト後継車種」の気になる実力
VAGUE
ツバメインダストリが搭乗型ロボット『アーカックス』を展示…SusHi Tech Tokyo 2024で予定
ツバメインダストリが搭乗型ロボット『アーカックス』を展示…SusHi Tech Tokyo 2024で予定
レスポンス

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

100.8165.5万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

0.1140.0万円

中古車を検索
ライフの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

100.8165.5万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

0.1140.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村