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バカ売れ名車から泣かず飛ばずの迷車まで! 平成3年生まれのニッポンのクルマ7選

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バカ売れ名車から泣かず飛ばずの迷車まで! 平成3年生まれのニッポンのクルマ7選

 スポーツカー並みのラップタイムをマークする高級セダンが登場!

 平成の元号が間もなく終わろうとしている。31年間続いた平成という時代はバブル景気の絶頂期と崩壊、阪神大震災や東日本大震災といった大規模災害、長かった不景気など、激動の時代であった。激動だったのは日本車の大躍進や次々と変わったユーザーの志向の変化など、時代を映す鏡とも言われるクルマも同じだった。そこで平成の終わりを期に、平成を駆け抜けたインパクトあるクルマを良かった方、悪かった方含めて振り返ってみたいと思う。平成元年編、平成2年編に続き、今回は平成3年編をお送りしよう。

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■平成3年(1991年)ってどんな年?

 バブル経済の終焉が始まった年でだったが、まだ景気低迷は表面化せず、あのジュリアナ東京もオープンした。東京都都庁は現在の西新宿に移転し、角界で千代の富士が引退。芸能界では2016年に解散したSMAPがデビュー。

 自動車業界ではこの年の8月にホンダの創業者の本田宗一郎氏が84歳でご逝去された。またモータースポーツ業界ではこの年で日本人F1ドライバーのパイオニアであった中嶋悟選手が引退し、昭和62年(1987年)以降ホンダと中嶋選手の活躍、フジテレビの全戦中継が牽引した日本におけるF1人気は頂点に達した。

 1)トヨタ・初代アリスト

 初代アリストはこの年のフルモデルチェンジでクラウンファミリーに加わったセルシオとクラウンロイヤルの間に位置するマジェスタと兄弟車となるビッグスポーツセダンだ。

 初代アリストはグッとテールを沈めて加速するほどパワフルな初代シーマに多大な影響を受け、トップモデルでは3リッター直6ツインターボを搭載。その速さは筑波サーキットで1分10秒台というスポーツカー並みのラップタイムをマークするほどで、部分的にはポルシェも開発や生産に携わった当時のベンツ500EやBMW M5に近いところもあった。

 また初代アリストは初代シーマ、翌年に登場するマークII三兄弟は8代目スカイラインという、日産の速さ路線に影響を受けたトヨタ車という面でも記憶に残るクルマといえる。

 2)ホンダ・ビート&スズキ・カプチーノ

 ビートはミッドシップでNAエンジン、カプチーノはFRでターボエンジンという、両車軽自動車のスポーツカーである。

 ビートは荷物がほとんど積めないなど簡素ながら楽しい、カプチーノは登録車に近い路線で速くてコントローラブルで楽しいと、同じジャンルながらまったく違うタイプだが、このサイズでスポーツカーができる(それ以前に軽自動車がこのサイズでクルマとしてまとまっていること自体、世界的にはすごいのだが)という点でも、日本の自動車業界の凄さを象徴した。

 ゼロ戦にインスパイアされて誕生したクルマも!

 3)三菱・2代目パジェロ

 パジェロは当時でいうRVへの注目や好景気、パリダカールラリーでの活躍により、初代モデルがモデルサイクル後半になるにしたがって販売台数も尻上がりに増えたという珍しいモデルであった。

 2代目モデルは開発期間が長く取れたこともあり盤石なクロカンSUVとして登場し、300万円はする高額車が飛ぶように売れるという孤高の存在となった。

 4)マツダ・アンフィニRX-7

 RX-7としては3代目となるアンフィニRX-7は、ターゲットを当時のスカイラインでいえば2リッターターボからGT-Rに変え、日本最速車クラスに移行。速さを得るための手法は大パワーではなく、初期モデルでは255馬力の2ローターシーケンシャルツインターボを搭載するFRのため、発進加速や直線はそれほどでないが軽量化などによりコーナーで稼ぐというもので、これは戦時中の日本のゼロ戦に刺激されたものであった。

 軽量化により若干の弱さがあるなどの副作用もあり、スペースの狭さ以上に収納が少ないという実用性の乏しさもあったが、日本車離れしたスタイルも追い風となり注目を集め、改良を重ねながら2002年まで約11年間も生産された。

 5)三菱・4代目ミラージュ&マツダ・ユーノスプレッソ

 4代目ミラージュは1.5リッタークラスに属する当時の大衆車、プレッソはカローラレビンやスプリンタートレノのような比較的手軽なクーペで、クルマ自体にエポックな点はない。では何がエポックだったのかというと、4代目ミラージュは1.6リッター、プレッソは1.8リッターという世界最小のV6エンジンを市販化したことである。

 しかし確かに2台のV6エンジンは静かでスムースではあったものの、一気筒あたりの排気量が小さく、エンジンの重量は重い。そのため低速からトルクがあって乗りやすく高級感があるわけでもなければ、速いわけでもなく、当然ながら高価。いまとなっては「いったい何だったのだろう?」と感じるエンジンであった。

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