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業界ニュース 2019.2.2

なぜ国内未導入? 日本では買えない日本車、個性派クルマ5選

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■海外でしか買えない個性的な日本車5選

 日本の自動車メーカーのラインナップのなかでも海外のみの販売で国内市場に導入されていないクルマが増えてきました。その理由には、国内で販売しても採算が取れないなどが挙げられますが、それらの中には魅力的なクルマも存在しています。

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 そんな、海外でしか販売されていない日本メーカーのクルマを5車種選んで紹介します。

●いすゞのピックアップ「D-MAX」

 いすゞ「D-MAX」は、2002年にデビューしたタイで製造されているピックアップトラックで、1994年まで日本国内で販売されていた「ファスター」の後継にあたるモデルです。

「ファスター」は、ピックアップトラック「ワスプ」の後継として1972年に登場し、いすゞとGM(ゼネラルモータース)提携開始のキッカケとなったクルマで、1980年に登場した2代目から4WD車「ファスターロデオ」もラインナップ。同モデルをベースにした初代「ロデオビッグホーン」が誕生し国内でも人気車種となりました。

 1988年に販売開始となった3代目は、リアベッド(荷台)に巨大なウーファーを搭載した車両が毎週末、首都高速・大黒PAに大挙するほど人気でしたが、4WDのレジャーカーの人気がワゴンベースのクルマに切り替わってしまったことから、1994年に国内販売を終了し、D-MAXが登場するまでは海外向けに生産が継続されていました。

 2002年に発売されたD-MAXのエンジンは、136psを発揮する3リッターと、116psの2.5リッター直列4気筒の直噴コモンレールディーゼル2種で、実用には十分な出力と日本でも馴染みのあった「RODEO(ロデオ)」の名前が冠された4WDモデルもあり、2005年「タイ・カーオブザイヤー」で「ベストセラーピックアップ」と「最優秀省燃費ピックアップ」に選ばれました。

 また2006年には180psを発揮する3リッター直列4気筒直噴コモンレールディーゼルも追加ラインナップされ、シボレーにOEM供給された車両は「シボレー・D-MAX」、「シボレー・LUV D-MAX」、「シボレー・T-シリーズ」として販売され、オーストラリアのホールデンでは「ホールデン・ロデオ」としても販売されました。

 2011年には2代目D-MAXが発売され、タイで「ベストセラーピックアップ」、「最優秀省燃費ピックアップ」、「ベストライフスタイルピックアップ」を獲得しただけでなく、2012年には「グッドデザイン賞」も受賞しています。なお、国内販売の予定なしとしながらも2015年の東京モーターショーに展示されています。

●トヨタの超小型車「アイゴ」

 トヨタ「アイゴ(Toyota Aygo)」は、チェコのコリーンにある「トヨタ・プジョー・シトロエン・オートモービル(TPCA)」が製造する、トヨタとプジョー・シトロエンが共同開発した小型車で、2005年に発売された初代モデルは、兄弟車「プジョー 107」、「シトロエン C1」と合わせると年間30万台ペースで生産されたと言われています。

 2014年に発売された2代目アイゴは、乗員の頭上のスペース確保に有効なダブル・バブル・ルーフや「X」文字をモチーフにしたフロントとリアのデザインが特徴です。最新のアイゴも同様で、トヨタの小型車を見慣れている日本では「あれ、このクルマ何だっけ?」と思われることはあっても、違和感を感じることはないと思います。実用性と機能性を持ちながら個性的なインテリアも魅力で、ドア内張りのサイドウィンドー下の部分がボディーと同色になっている点なども洒落ています。

 搭載されるエンジンは、トヨタとダイハツが共同開発した72psを発揮する1リッター直列3気筒で、日本国内の「ヴィッツ」に搭載されていたものと基本部分は共通です。燃費も欧州複合モードで27km/L超え(MT車)と良好。価格も「x 3 Door Hatchback」(MT)で£9295~(日本円約116万円)、「x-clusiv 5 Door Hatchback」(AT)で£1万4595(日本円約182万円)ですので、コンパクトカーとしては魅力的です。

■海外で根強い人気を誇る日本メーカーのピックアップトラック

●日産の小型ビックアップ「NP200」

 日産「NP200」は、2008年に南アフリカで発売された小型のピックアップトラックで、かつて国内販売されていたサニートラックの後継に当たる存在です。ルノーからOEM供給を受けていた「アプリオ」と同じフロントグリルを、ベースとなっているルーマニア製のダチア「ロガンピックアップ」に装着しています。

 0.5トンピックアップトラックとしては最大の室内空間と荷台スペース、競合となるオペル「コルサ」やフォード「バンタム」の最大積載量750kgを上回る800Kgの最大積載量を誇っているため、日常生活での使い勝手や、仕事で使える実用性とレジャー性を兼ね備えていることで人気となっています。

 NP200の車名は、Nは日産、Pはピックアップ、200はニッサン基準での車格で表されています。実際には「サニートラック」(現地での名称はニッサン1400)の直接の後継車で、南アフリカで37年間もの長期にわたりモデルチェンジされずに生産され続けたサニートラックを、現代的に大幅にリファインしたクルマになっています。

 ドアの後ろにクォーターウインドウが追加され、シートの後ろには実用的な収納スペースがあることや、室内前後長を伸ばしたことで室内空間を広くしていること、ダッシュボードにはタコメーターを標準装備、シートなどのインテリアも現在の乗用車と遜色ないものとなっていて、とてもピックアップトラックには見えません。

 搭載されるエンジンは87psを発揮する1.6リッター4気筒で、5速のマニュアルトランスミッション、FF駆動を採用。1速と2速は重量物を積載した際を考慮したローギアードとなっているので、発進加速時も不便はないものと思われます。また、2009年からは1.5リッター4気筒ディーゼルエンジンも追加されました。現在でも日本国内で一部のマニアがサニートラックを愛好していますが、それに比べると全くの別物になっています。

●ホンダの大型ピックアップ「リッジライン」

 ホンダ「リッジライン(Ridgeline)」は、2005年に登場した「SUT」と呼ばれる中型スポーツユーティリティトラックに分類される4ドアピックアップトラックです。初代は全長5253mm、全幅1976mm、全高1786mmで、ホイールベースが3099mmと、ホンダが製造した中で最も大きなクルマとしてデビューしました。

 荷台の最大積載量は500kgですが、大柄な車体のキャビンと荷台が一体になったエクステリアデザインや、さまざまな豪華装備などは多くの日本人ユーザーが抱くトラックのイメージとは違うものとなっています。荷台の後部下に通常の自動車のトランクと同じように施錠でき上部に開く「In Bed Trunk」や、耐荷重158kgのカーゴフックを両側3箇所に備えオートバイの積載が考えられている点などもホンダらしいところです。

 搭載されている3.5リッターV型6気筒VTECエンジンは253psを発揮、5速ATを介してホンダの4WDシステム「VTM-4」で駆動。ピックアップトラックでは珍しい4輪独立懸架サスペンションの採用によって「驚くほどに乗り心地の良いピックアップ」と評価されました。

 米国高速道路交通安全局(NHTSA)の衝突テストで、4ドアピックアップトラックで初の前面、側面衝突ともに5つ星を獲得し、その後もマイナーチェンジを続けていましたが、2016年に2代目へのモデルチェンジが行われました。搭載されるエンジンの型式こそは「J35A」のままで変わりませんが最高出力は300psに強化され、組み合わされるミッションは10速ATに進化。走行性能と牽引能力をさらに高めるために4WDシステムは「i-VTM4」にアップデートされています。

 また、2代目からは他車に対する競争力強化のためにFFもラインナップし、高い評価を得ていた安全装備も「Honda SENSING」安全運転支援システムを搭載し、さらに好評となっています。

■2017年に国内復活したトヨタ「ハイラックス」の兄弟車

●トヨタの大型SUV「フォーチュナー」

 トヨタ「フォーチュナー」は、2004年に発売された、7人乗りの3列シートSUVです。特徴的なCピラーなどにより「ハリアー」を彷彿とさせるこの一台ですが、ラダーフレーム構造のピックアップトラックである「ハイラックス・ヴィーゴ」(タイ・トヨタ)と共通のプラットフォームとなっています。搭載されるエンジンは販売地域によって違いがあるようですが、3リッター直列4気筒/2.5リッター直列4気筒コモンレール・ターボディーゼル、4.0リッターV型6気筒/2.7リッター直列4気筒ガソリンの4種があり、組み合わされるミッションは5MTと4AT/5AT、駆動方法はFRと4WDがありました。

 2015年のモデルチェンジで登場した2代目フォーチュナーは、同時期に発売され、2017年から国内販売を開始した「ハイラックス」と似たデザインを採用し、シャシーやエンジンも共通のものとなっています。搭載されるエンジンは2.8リッター直列4気筒/2.4リッター直列4気筒コモンレール・ターボディーゼル、4.0リッターV型6気筒/2.7リッター直列4気筒ガソリンの4種でハイラックスと共通、駆動方法は初代と同様にFRと4WDがありますが、組み合わされるミッションが6MTと5AT/6ATに進化しています。

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(くるまのニュース くるまのニュース編集部)

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