2017年に登場した2世代目のリーフは、初代の欠点だった航続距離を大幅に改善。満充電からの航続距離が280kmだった初代に対し、2世代目の現行モデルは400kmまで向上した。
ただしこの航続距離は、実測値との乖離が大きいと言われる燃費計測方法「JC08モード」によって測定された数値。したがって、実際の生活で400kmを実現するのはほぼ不可能だ。筆者は以前、現行リーフの燃費テストをしたことがあるが、電池容量をつねに意識した“エコ運転”を心がけても約280kmが限界だった。これでは、東京から名古屋までノンストップでいけない。
日産の未来は“電気”で明るい?!──日産の電動化についてあらためて考えた
しかし、今回新たにくわわった「e+」であれば、東京→名古屋を無給電で走れる! なぜなら、駆動用バッテリーの総電量がこれまでの40kWhから62kWhに増えたからだ。結果、JC08モードの航続距離は570kmに伸びた。より、実燃費に近いといわれる「WLTCモード」の航続距離は458km(標準グレードは322km)だから、片道約360kmの東京→名古屋はノンストップで走れるはずだ。
近年、EVおよびPHV(プラグ・イン・ハイブリッド)の普及により、高速道路のパーキングエリア/サービスエリアにある充電スタンドが混雑するケースも多いだけに、とくに長距離を走るユーザーにとってはメリットが大きいはずだ。
なお、e+が搭載するバッテリーは、バッテリーパックの密度を約25%増やし、標準モデルと変わらないサイズを実現している。結果、居住性やデザインを犠牲にせず、性能を高めた。たとえば、ラゲッジスペース容量も標準モデルとおなじ435リッターだ。
航続距離の延伸にくわえ、最高出力/最大トルクも向上した。標準グレードの最高出力/最大トルクが150ps/320Nmであるのに対し、e+は217ps/340Nmまでパワーアップした。「高速走行時の加速性能を大きく向上させています」と、メーカーはうたう。
メーカー公表値によれば、80km/hから100km/hへの加速時間は約15%、80km/hから120km/hへの加速時間は約13%短縮したほか、最高速度も約10%向上したという。
内外装のデザインや装備は標準グレードとほぼ同じだ。先進安全装備も、日産自慢の半自動運転システム「プロパイロット」や、駐車支援システム「プロパイロットパーキング」を選べる。e+オリジナルの装備は、フロントバンパー下部にブルーのリップスポイラー状のパーツを追加したほか、充電ポートに「e+」のロゴをあしらった程度。高性能モデルであるという主張はさりげない。
なお、今回のe+の追加にあわせ、標準グレードも装備を変更した。「踏み間違い衝突防止アシスト」と「LEDヘッドランプ」が全車標準化されたほか、グレードによってはアルミホイールなどを標準化し、商品力を高めた。
e+の価格はエントリーグレードが 416万2320円(e+X)、装備類が充実した上級グレードが472万9320円(e+G)だ。なお、日本のみならずアメリカ(2019年春)、ヨーロッパ(2019年半ば)でも発売される予定だ。
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
「30万円」の大幅値下げ!? 鮮烈レッドの「新型セダン」発表! 爆速の「超高性能モデル」も新設定! 今あえて「値上げラッシュ」に逆行した理由とは
アンダー150万円!? スズキ「軽バン」が凄い! 完全「爆睡仕様」に驚きの声…!? どんな人が買う? 見た目はド派手グリル採用の「スペーシア」とは
「お金なさすぎて家賃払えなくて…」大阪出身“売れっ子芸人”が高級SUV「Gクラス」を納車! 東京で“人生初”の車購入「盛山さんがベンツ購入って感慨深い」「夢あるなー」と反響
史上最恐の盗難ツールとして話題の[ゲームボーイ]だが……ほぼ100%盗まれない方法は果たしてあるのか!?
ホンダが“赤い”新型「プレリュード」初公開! “22年ぶり復活”の「2ドアクーペ」が鮮烈レッドに変化!? 2024年にも登場期待の「新モデル」米に登場
ついに[レガシィ]の名が消える…… 2025年春にメイン市場の北米で生産終了! でもアウトバックは生き残る!
「Appleのパクリ」はもはや過去! 中国シャオミ初EV「SU7」受注7万台突破と新経済圏ブチ上げ、米中貿易摩擦も何のその?
マツダが新型“最上級セダン”「EZ-6」世界初公開! 光るグリル&半円4連テール&超豪華内装がカッコイイ! 斬新すぎる「マツダ6後継機!?」中国に誕生
うおおおお!! マツダ6の後継が中国で爆誕!? 新型セダン[EZ6]超絶カッコいいやん!! 丸テールに内装もハンパない【北京ショー】
三菱デボネア誕生60周年。知られざる命名のエピソード
みんなのコメント
この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?