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業界ニュース 2019.1.3

10年ぶりのレースにちょうどイイ! TKレンタルバイクシリーズに出場してみた【後編】

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昨年からスタートしたTKレンタルバイクシリーズは、その名の通り、車両をレンタルして楽しめるワンメイクレースで、整備作業や車検なども全てお任せというお手軽さが魅力。ビギナー、エキスパートのほかに、GO&FUNチャレンジという若手育成のためのクラスを設け、サーキット秋ヶ瀬で開催されている。かつてレースに情熱を燃やしたカメラマンが7年ぶりにカムバックするために、この「TKレンタル」に挑んだ!! 前回、前日の練習走行の模様をお届けしましたが、今回はいよいよ本番! 果たして、リターンライダーの奮闘は実を結んだのか?REPORT●星野耕作 まとめ●佐藤恭央PHOTO●鷺坂 悠馬/小林克好/佐藤恭央/星野耕作

左:星野耕作(フリーランスフォトグラファー)
元地方選GP125参戦 (MOTO BUM)。 現役時代の最高位はもてぎロードレース選手権での3位。現在はフリーのカメラマンとして、バイク関係、芸能、音楽、ファッションと多岐にわたり活動中。オフィシャルサイト http://kousakuhoshino.com/

    眠くなるほど快適すぎた! NIKEN 300kmツーリング試乗レポ/ヤマハ・ナイケン


右:武田雄一 
TKレンタルバイクシリーズの主宰で、秋ヶ瀬でのシリーズ戦のほか、明智ヒルトップサーキットでの耐久レースも開催し、レースの楽しさや厳しさを教えてくれる伝道師! 元全日本ライダーで、ST600クラスでは優勝経験もある。オフィシャルブログ https://ameblo.jp/yu1-takeda/


いよいよレース本番の日を迎えた!

 さていよいよレース本番を迎えました。11月中旬にしては温かい日差しが差し込み、まさにレース日和!
 サーキット秋ヶ瀬には7時前に到着して気力十分! 準備運動も抜かりなし! TKレンタルの車両のほかに、パドックには併催されるモトチャンプ杯のテントや車両がズラリと並び、いかにもレース風景って感じです。
 8時からのライダースミーティングに参加して、レースの注意事項を再確認。レース中に振られるフラッグの黄色は危険シグナル、赤色はレース中断、他にもフラッグの色によって意味が異なり、初心者ならしっかりと予習しておきたいところですね。サーキット走行の経験はあっても、いざレース本番になると周囲への意識が薄くなりがちですから。
とは言っても、この「TKレンタルバイクシリーズinサーキット秋ヶ瀬」はそんな初心者でもとっつきやすく、ベテラン達がしっかりとサポートしてくれるから安心です。



クラスチェンジでベテラン勢と対峙

 最初の走行はクラスに分かれてのタイムトライアル。このタイムで予選のグリッドが決まります。
 今回のTKレンタルシリーズは久しぶりのレースということもあって、ビギナークラスに参加を予定しており、昨日の練習走行(詳細はこちら>>> https://motor-fan.jp/article/10006990)で、33秒159というクラストップの好タイムを出すことができました。
 しかし、どうやら32秒台に入ると章典外になってしまうそう……。急遽、主催者の武田さんにお願いしてエキスパートクラスに変更してもらうことに。確かにTKレンタルシリーズは初めてですが、レース自体はそれなりに経験していますから、初めからエキスパートクラスに出るべきでした。
 当クラスは31秒台後半から33秒台前半がラップタイムなので、私が目標にしている32秒台でコンスタントに周回できれば、表彰台は難しくとも良い勝負ができそうな気配です。がぜんヤル気が湧いてきました!
 タイムアタックの時間が近づくにつれ周囲からは2スト、4スト問わず、エキゾーストノートが響き渡ります。普段は撮影する側ですが今回は撮られる側です(笑)。それなりに場数を踏んできた私もちょっと緊張……。


マシントラブルにもすぐに対処

 はやる気持ちを抑えて早速コースイン! ところが、練習走行とは違うマシンだったため、違和感が生じました。ハイスピードで進入する1コーナーと最終コーナーのブレーキングでフロントが暴れてしまう症状が出てしまい、車体を倒しこめずに終始マシンと格闘するハメに……。規定には『※車両の割り振りはメンテナンス管理者が行います』とあるので、この辺りは完全にランダム。車体はほぼイコールコンディションと言えども、やはり個体差はあるようです。タイムも34秒345と、練習走行時のタイムに遠く及ばず……。9台中8番手で予選ヒートに挑むことに。

 このことをスタッフに相談したところ、すぐに対応してくれました。その場でフロントフォークをバラして消耗部品を交換しつつ、『こんな挙動が出て~』という私の話に耳を傾けながらニュートラルなセットに戻す作業を開始。車両の入れ替えがTKレンタルシリーズならではなら、自分で手を汚さずにメンテナンスできてしまうのもこのレースの醍醐味と言えるでしょう。プロによる作業を横目に、私は次の予選に向けて集中し、しっかりと体を休めます。

緊張して実力を発揮できず!?

 続いて予選ヒート。タイムトライアルの順にグリッドに並んでスタートを待つ、この久しぶりの感覚にドキドキです! 
 レースからしばらく離れていたのでちょっと様子を見たのが悪かったのか、スタートに失敗し、1ヘア進入でもミスして出遅れてしまいました。なかなか前車と絡めず、淡々と全8周を走り終えて順位は9台中7位。納得いく走りができず、タイムも33秒825と練習走行から0.5秒以上も遅い結果に。


必死に食らいつくも結果は……

 お昼休憩をはさんで、午後から決勝ヒートです。他の参加者や武田さんからもアドバイスをもらってイメトレもバッチリ! 終わりよければすべてよし、ってことでイザ出陣! レースにはある程度気合いと根性が必要、そんな気持ちを呼び戻し決勝へと挑みます。
 今回のスタートはミスなく無難に決められました。決勝ヒートは全12周で争います。しかし、トップグループからは半周を経たずして離されてしまい、前車にも付いていくのがやっとの状態。周回が進むにつれてぢりぢりと離されていく。見どころのないまま終盤戦へ突入。
 前方のライダーに徐々に追いついてきて“目の前の人参”状態! このまま終わっては男が廃る、気合と根性を振り絞り、ラストラップ寸前になんとか横並びまで持っていく。
 さぁ、ここからが勝負どころ! 最終コーナーの進入で会心のレイトブレーキング! マルケスばりの勝負を仕掛けるも突っ込みすぎてあえなく減速……。クロスラインで後塵を拝し、そのままレース終了とあいなりました。結果は9台中9位という悔しい結果。


リターンライダーにもうってつけ!

レースが終わってみれば、各コーナーで詰められるところが沢山あり、反省点ばかり。悔しい思いが募りましたが、久しぶりのレースはやっぱりメチャ楽しい!!  働き盛りのアラフォーとしては仕事で充実感を覚えていたつもりだけれど、バイクに乗りたい欲求やレースに出たい欲求は、やっぱり“乗る側”に回らないと満たされないのだと再認識しました。
 このTKレンタルシリーズは、ビギナーはもちろんですが、レース経験がある人にもオススメ。レンタルマシンはちょうど良い速さだから、バイクを操って本格的に競えるし、マシンの準備や整備がいらず、現場では地味に面倒な車検もお任せなのがホントにありがたい。
 ビギナーの方でも、最初の一歩としてこのTKレンタルシリーズに出れば、レースのイロハがしっかり学べるし、1年間通してレースに出れば、ビギナークラスからエキスパートクラスへ昇格するくらいの実力が身に付くと思います。一度、試しに参加してみたらハマってしまい、実際にシリーズ戦を通して参戦しているライダーも多いみたいです。走れば走るほど速くなっていくし、それが結果に伴ってくるとすごく嬉しいんですよ(そして悔しさも倍増)! 
 ともかく私のように低予算でレースを楽しみたい!という人はぜひ一度遊びに来てみてはいかがでしょうか。2019年シリーズの開幕戦は3月3日(日)を予定。参加方法やレース概要については最後にご紹介しています。


↑サーキット秋ヶ瀬では、リザルトや周回タイムがスマホなどで確認できる「MYLAPS」を採用しています。みんなでお互いのタイムを確認しながら談笑!

参加者CHECK!

昨シーズンからビギナークラスに参戦している柿本義行さん(39歳)は3年前に二輪免許を取ったばかりだ。当初は40秒台だったのが、めきめきと上達して今では33秒台半ばで周回するまでに。「カートや四輪のレースは経験がありますがバイクは初めて。走り方をしっかりと教えてもらえるのがTKレンタルの魅力ですね」。

倉鹿野 厚さん(48歳)は25年ぶりにカムバックしたリターン組。10代の頃にしていたミニバイクレース経験を生かして、エキスパートクラスで活躍中だ。「久しぶりのレースでも安心して参加できます。自分のレベルに応じて等身大で楽しめるのがいいですね」という彼は、このレンタルバイクのFU150をはじめ、CRF150モタード仕様やKTMの250EXC-Fなども所有してバイクにどっぷりとのめり込んでいる模様。

TKレンタルシリーズ最終戦レポート

 ここからは12月23日に開催された最終戦の模様を軽くお伝えしちゃいます。真冬ながら、ビギナークラスのエントリー台数は20台に登り、2クラスに分かれて行われるほどの盛況っぷり! エキスパートクラスには全日本ロードレースから各種イベントまで多方面で活躍中のMCシモが電撃参戦! GO&FUNチャレンジクラスには加賀山就臣選手、小室旭選手、長島哲太選手といった豪華なゲストが参戦し、話題を集めた。

当日のMCを担当したシモ。彼はマイクをヘルメットに仕込み、実況をしながら走行するという『走れるMC』ならではのアクロバティックな芸(しゃべり?)を披露。しかも、ちゃっかり3入りに入賞するヤリ手っぷり!

参加者をしっかりサポートします!

「レースが初めての人はもちろんですが、昔レースをしていたというリターンライダーの参加も多くなってきました。ブランクがあっても気軽に楽しめますし、今回星野さんが参加したエキスパートクラスなら手ごたえも十二分に感じられると思います。
 また、参加者同士でアドバイスしあったり、SNSで繋がったりと、コミュニティが作られているので、我々スタッフの手を離れて、お互いにスキルを高め合っている様子が見受けられます。参加者が安心して楽しめるように全力でサポートしていきますので興味がある方はぜひ!」【武田雄一】


■開催概要 ■

・開催場所 サーキット秋ヶ瀬 〒338-0824 埼玉県さいたま市桜区上大久保1099

・申込方法 開催日1ヶ月前から受付開始、開催日1週間前の16:00締め切り
現金書留郵便、または事務所窓口にて直接申込の事

・参加費 通常参加費¥35,000-
連戦割り¥30,000-(連続でエントリーされた場合)
(参加費、車両【スズキFU150】レンタル費、車両整備費ガソリン代込) ※転倒1回につき別途¥3,000-、また損害が大きい場合は部品代の実費あり ※車両の割り振りはメンテナンス管理者が実施

・レース前日練習費用
¥15,000-(走行料込み)
※サーキット秋ヶ瀬のライセンスをおもちで無い方はビジター料¥1,000-別途
(車両【SUZUKIFU150】レンタル費、車両整備費込)
※レース参加申込時にレース前日練習の有無を決定

・装備品レンタル料 レーシングつなぎレンタル¥5,000- レーシングブーツ¥1,000- グローブ¥1,000- ヘルメット¥1,000-

■都内からサーキット秋ヶ瀬へのアクセス
・浦和駅経由
湘南新宿ライン籠原行きに乗り、浦和駅下車。西口の国際興業バス、浦桜13-3大久保浄水場行に乗り、中島で下車。バス停より徒歩10分。

・南与野駅経由 埼京線大宮行きに乗り、南与野駅下車。西口の国際興業バス、志03-3 志木駅東口行に乗り、下大久保下車。バス停より徒歩15分。


■タイムスケジール■

・レーススケジュール

【午前】 ライダーズミーティング

タイムアタック7分間

予選レース10周

===お昼休み===

【午後】 決勝レース12周 ↓ 表彰式

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(MotorFan MotorFan編集部)

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みんなのコメント

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  • nan*****|2019/01/04 10:04

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    ホンダワークス時代はまだ20歳位やったね、あの頃は若い選手を乗せればより速く成長するんやないかと言われていたからね。各メーカー合同トークショー席上でたまごっちを始めた時はスポンサーさんか代理店の方が唖然としていたな。走りもやや荒さが有って、観客にも余り親切では無い一面も有った。伊藤真一が復帰した時、技術者達が伊藤真一から話を聴いている。そんな伊藤真一を茫然と見ている武田を見て、来年の契約は無いなと思った。その後武田選手はハイランドで四輪のレースに出たんやけど、「もう二輪に戻る事は無いと思います」と話していたけど、やはりバイクに戻ったな。今や自分でイベント開催してるやないか、写真見てもエエ顔になった。大したもんや。HRC時代は無責任な小僧みたいやったけどな、今の方が充実感有りそうやな。
    寧ろ契約が早すぎた、もう少し経験を積んでHRCと契約すればもう少し違った選手生活になったのかも知れない。

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