第一次のスーパーカーブームが落ち着いてから約10年。1980年代末に日本はバブル景気に突入する。そんな時代に新たなスーパーカーが数多く登場し「スーパーカー第二黄金期」が到来する。年末年始スペシャルとして、日本が最も輝いていた華やかなりし時代の寵児たちを振り返ってみたい。第6回は、V型16気筒エンジンを搭載した「CIZETA V16T:チゼータ V16T」だ。(ホリデーオート2018年11月号より)
チゼータは、他に類を見ない16気筒を横置き!
「CIZETA V16T:チゼータ V16T」
【やんちゃなトヨタ】セラ トヨタのやり過ぎた傑作車たち その1
チゼータ V16Tは、1988年にアメリカのビバリーヒルズで初公開された。正式名称は「チゼータ モロダー V16T」だった。チゼータとは同社の設立者であり、元ランボルギーニのクラウディオ・ザンポーリ(Claudio Zampolli)のイニシャル“CZ”をイタリア語読みした音からきている。
エンジンは6LのV型16気筒DOHCを横置きミッドシップ搭載し、ミッションは縦置きされることから、V16Tという車名が与えられた。世にも希少なV16エンジンはオリジナルとされ、550psと55.0kgmを発生した。最高速度は328km/h、0-100km/h加速は4.2秒と公表されている。
ボディデザインはディアブロなどと同じマルチェロ・ガンディーニの作。フェラーリ・テスタロッサから影響を受けたようなボディサイドのフィンや上下2段のダブルリトラクタブルヘッドランプなどを採用したが、ドアはシザーズドアではなく普通のスイングドアだった。
V16Tは15台生産されたが、チゼータ社はバブル景気の崩壊後、一度倒産した。だがザンポーリはアメリカで再びチゼータ オートモービル USAを設立し、現在もV16Tを受注生産している。バブル期のスーパーカーで今もなお生産が続いている、希有な例といえるだろう。(文:ホリデーオート編集部)
チゼータ V16T 主要諸元(1989年)
●全長×全幅×全高:4440×2060×1115mm
●ホイールベース:2690mm
●重量:1700kg
●エンジン種類:V16 DOHC
●排気量:5995cc
●最高出力:550ps/8000rpm
●最大トルク:55.0kgm/6000rpm
●トランスミッション:5速MT
●駆動方式:横置き(ミッションは縦置き)ミッドシップRWD
●タイヤサイズ:前245/40ZR17・後335/35ZR17
[ アルバム : チゼータ V16T はオリジナルサイトでご覧ください ]
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
「お金なさすぎて家賃払えなくて…」大阪出身“売れっ子芸人”が高級SUV「Gクラス」を納車! 東京で“人生初”の車購入「盛山さんがベンツ購入って感慨深い」「夢あるなー」と反響
トヨタ新型「カローラ“クロス”」発表! 「レクサス」級にカッコイイ「斬新フェイス」へ刷新! 新型「コンパクトSUV」約494万円から ブラジルに登場
史上最恐の盗難ツールとして話題の[ゲームボーイ]だが……ほぼ100%盗まれない方法は果たしてあるのか!?
アンダー150万円!? スズキ「軽バン」が凄い! 完全「爆睡仕様」に驚きの声…!? どんな人が買う? 見た目はド派手グリル採用の「スペーシア」とは
日本で大人気の「軽自動車」なんで海外で売らないの? コンパクトで「燃費・性能」もバツグン! “高評価”でもメーカーが「輸出しない」理由とは
みんなのコメント
この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?