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業界ニュース 2018.12.7

もっとぶっ飛ぶべき! ホンダ 新型「NSX」は2年ぶりの改良でどう進化した?

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■開発担当がアメリカ人から日本人へ変わった「NSX」

 ホンダ「NSX」のようなタイプのクルマは単純に自分の好みで選べば良いと思います。人の意見など聞かなくてOKだと考えます。私(国沢光宏)が初代「NSX」を買った時も、「328&348」と2台続けてフェラーリを買った時も、試乗レポートなど参考にしませんでした。そもそもNSXをオーダーしたのは発売前。2台のフェラーリに限っては、正直、信頼出来そうな試乗レポートが無かったのです。

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 確かにこういったクルマについてアレコレ評価するのは基本的にヤボだと考えています。『カッコいいね!』と思ったら買っちゃえばいいのです。「NSX」を買おうとする財力ある人なら、失望したってすぐ手放せばよろしいかと。といったことを全て認識しつつ、私は少しばかり正確にホンダ「NSX」を紹介したいと思います。いったい2年前に生まれたクルマがどう進化したのでしょうか。

 まず、2年間で一番大きく変わったのは開発担当者がテッドさんというアメリカ人から、水上さんという日本人になったことです。テッドさんの作った「NSX」は、シボレー「コルベット」のようなスーパーカーでした。定常円旋回でスゴイ横Gを出せるクルマです。それでいて日常の快適性も重視したため、案外ソフトな乗り心地を持つ、ユルいスーパーカーでした。

 テッド「NSX」で鈴鹿サーキット走ると、ロールして縁石を擦りまくる。コーナーリングも大味。さらにエクステリア&インテリアともに職人芸の反対なものでした。全体のフォルムはスゴクかっこいいのですが、ボディパネルにシャープさがなく、FRPで作った「光岡オロチ的」。細かい部分の作り込みでフェラーリやマクラーレンには届いていなかったと思います。

 日本人の水上さんからすれば、手を入れたい部分が山ほどあったことでしょう。ただイッキに変更することも出来ず、「今回はハンドリングを中心に変更した」といいます。一言で表すなら『意のままに走るようにした』ということです。テッド「NSX」の「ユルい部分をシャッキリさせた」、といえば大きな間違いじゃ無いです。実際に乗って試してみると、なるほど走り出した瞬間から『いいね!』。

 明らかにシャープな乗り味になっており、キリッとしています。アメリカのコルベットやダッジバイパー風から、ヨーロッパのスーパーカーの方向になりました。残念なのは、エンジンマウントが相変わらずユルいこと。エンジンが掛かった時の緊張感は出ていない。毎日乗るクルマじゃないのだから、エンジンが掛かった瞬間に『凄いね!』と思うようにしたらいいと、私は思います。

■スーパーカーであれば、もっとぶっ飛んで良い!

 足回りは、普通の速度域で走っていればスポーティ。それじゃ少し攻めてみましょう、とばかりショートサーキットに持って行きました。60km/hくらいのコーナーで曲がりながらアクセル踏むと、1回目はこの手のクルマの文法通りテールが流れました。テールが流れても横滑り防止装置が付いているため、瞬時に収束し、テールが50cmくらい外に出るだけです。

 次のコーナーも同じようにアクセル踏んでみたらアンダーです。アクセル踏んだ瞬間、前輪が『ツン!』と前に出ます。この手のクルマで唐突なアンダーが出ると怖い。走行ラインが膨らむからです。その後も試してみると、10回中6回テールが流れ、4回アンダーといった具合。同じようにアクセル開けてもバラついてこれも不安です。

 試乗会場に戻りハンドリング担当の技術者に聞いてみると、やはりそういった傾向なのだといいます。ニュルブルックリンクに代表されるサーキットの中速から高速コーナーでは安定しているのですが、低速コーナーがバラつくようです。ニュルブリックリンクを走るというオーナーなら問題無いでしょう。しかし私はサーキットを走らないので少し不満が残りました。

 こう書くと『お前は買うのか?』と突っ込まれるかもしれません。私は何を隠そう最後の1台はスーパーカーにしようと思っています。もちろん新車はとても買えません。予算1500万円くらいの中古車です。数年後マクラーレン「540C」とか予算内に入ってきたら考えます。スーパーカーの走行距離は少ないため、中古車で十分です。でも今のホンダ「NSX」であれば考えません。

 スーパーカーは年間1000キロくらいしか乗らないオーナーがほとんど。つまり本来なら不要な乗り物です。だからこそ意味があるんだと思う。たまにハンドル握った時に爆発的な楽しさを味合わせてくれたら100点です。

 そう考えると、今の「NSX」は不要な乗り物感は薄く、実用性を考えちゃってます。もっともっとぶっ飛んで良いはずです。エクステリアもインテリアも同じ考えです。

 根本的に変える必要などはありません。パワーユニットは十分な性能を持つし、スタイルも私は大好きです。走りを尖らせ、ボッテリしたボディパネルにシャープさを出し、乗用車のような内装材に革やアルカンターラを張ってくれれば十分です。普通の乗用車と共通部品のスイッチ類も変えてほしいです。開発担当者の水上さんなら、ぶっ飛んだ「NSX」を作ってくれると信じています。 【了】

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(くるまのニュース 国沢光宏)

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