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よくこんなの作ったな!! 愛すべきぶっとび&ヘンテコ2シーター車たち

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よくこんなの作ったな!! 愛すべきぶっとび&ヘンテコ2シーター車たち

 このメイン写真のクルマはイタリアの自動車メーカー・イソの「イセッタ」。1953年から1955年まで生産されていました。かわいくないですか。前から乗り降りするんです。そして何より2人乗りなんですこれ。

 狭そう? 確かに。でもその狭さこそが醍醐味だったりするんです。2人乗りのクルマを「2シーター」なんて呼んだりもしますが、思えば2シーターには“ぶっとび&へんてこ”なモデルが多い。イセッタも然りです。

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 今回は古今東西の2シーター、オープンカーからちっこかわいいものまで15台を集めてご紹介。最近だとマツダロードスターやホンダのS660、ダイハツコペンあたりが有名かもしれませんが、もっといろんな可能性があってもいいんじゃないかと感じる今日この頃です。

※本稿は2018年11月のものです


文:清水草一、ベストカー編集部/写真:ベストカー編集部


初出:『ベストカー』 2018年11月26日号

■フェラーリ Monza SP2

これで公道も走れる! 特別なお客様向けの新モデル

 このスタイルを「ぶっとびカッチョいい」と言わず何と言う。2018年10月のパリ・モーターショーで発表されたMonza(モンツァ)SP2は、ウィンドウがない潔さ。V12、6.5Lから810psが発生され、最速300km/h以上。ヘルメット、必須だろうね。公道もOKで天晴れな心意気だが、特別なお客様とコレクター向けのモデルです……。

ぶっとび度…10

■シェルビーコブラ

肉感あふれるスタイル。中古相場もかなりのぶっとび価格

 500psを発生する肉感的ボディには真似のできないぶっとび感覚が満載。1960年代後半に製造されたが、日本でも乗れるタマがあるという。相場6000万円ほどで。ぶっとび~。

ぶっとび度…8

■シボレーコルベット(2代目)

好青年が運転してもワルに見えるワイルドモデル

 上同様に1960年代のモデル。現行車が優等生に見えるワルさがいい。立ったAピラーもいい。20台限定発売のL88型は500psの最高出力。あんた、ワルよの~。

ぶっとび度…8

■ルノースポールスパイダー

車重940kgの身軽さでぶっとんだ走り、見せる!

 1996年登場、ルノー・スポール初の市販車にして、この惚れ惚れするデザイン。直4、2Lで最高出力150ps、5速MTと物足らなさを感じるが、走らせてメチャ楽しい。それで充分!

ぶっとび度…6

■ベック550スパイダー

ポルシェをリスペクトしつつポルシェ超えを狙った

 ポルシェ550スパイダーか、と思ったが、それのレプリカ。その思いきりのよさがぶっとび。ボディとフレーム以外はVWビートルのパーツを活用したレーシングカー。

ぶっとび度…7

■マクラーレンP1

異次元のぶっとび、体感せよ

 まずは約1億円という価格にぶっとぶ。V8、3.8Lツインターボのハイブリッドで最高出力916ps、0-100km/h加速は2.8秒。この上をいくサーキット仕様が「P1 GTR」。価格は3億4000万円。もう笑うしかないですね。

ぶっとび度…9

■ホンダT360

「ぶっとび」と「へんてこ」が同居する

 1960年代誕生、ホンダ初の4輪車にして日本初のDOHC搭載車。ぶっとびます。フロントの「H」マークが標準と、へんてこりんな一面も。

へんてこ度…8

■Elio(エリオ)

車重570kgで速いんです!

 2016年に全米で発売。前2輪&後ろ1輪、タンデム状態の2人乗り。0.9Lエンジンで最速160km/h、燃費35km/Lとぶっとび&へんてこ。

へんてこ度…9

■スズキマイティボーイ

“マー坊”なる愛称からして、へんてこ!?

 今の軽トラがどんなに頑張っても、この格好よさには負ける。おそらく“世界最小ピックアップ”か。へんてこさもたっぷりと注入。

へんてこ度…7

■マツダ AZ-1

凝りすぎた感もある(笑)“平成婆娑羅”、見参!

 S660もぶっとぶキャラ。軽唯一のガルウィングドアで、FRP多用の軽量ボディ(車重720kg)。清水草一氏も認める存在感だ。

ぶっとび度…9

■スズキツイン

可愛いスタイルだが、実用性に「へんてこ」印を付けたい

 個性的可愛らしさでハイブリッド車も。チャレンジングなモデルだが荷物がほぼ積めない(汗)。へんてこですね~。

へんてこ度…9

■ダイハツミゼット2

実用性高い、愛すべきへんてこの王様

 2001年まで作られた(賞賛する意味での)“King of へんてこ車”。AT車は2名乗車でラゲッジもしっかり広い。スペアタイヤがフロントにあるのが秀逸。海外ウケしそう。

へんてこ度…10

■ダイハツ フェローバギー

よくぞ作ったダイハツさん。高度成長期を物語るモデルだ

 1970年に100台だけ製造。スタイルは「これぞバギー」という定番風だが、軽規格で作った点がぶっとび。ボディはバスタブ型FRPで車重440kgとぶっとびの軽さ!

ぶっとび度…8

■(株)STYLE-D Piana(ピアーナ)

2人、座りながら海を眺めるのに最適かもしれません

 2015年東京モーターショーに出品された(株)STYLE-DのプロトタイプEV。下写真のイセッタ同様、前から乗り降りする奇想天外さ。これなら狭い駐車スペースでもOK。満充電で120km走行という実用性もある。

へんてこ度…9

■イソ イセッタ

ステキな女性と一緒に乗りたい、密室空間

 1950年代のイタリア車(BMWがライセンス生産したことも)。2人乗りのオシャレなクルマとして後世に語り継がれるであろうスタイル。全長2285×全幅1380mm、245ccエンジン……。なにもかも小さいが、存在感が大きすぎてまいりました。「見たときに感動とかわいさで倒れそうになった」とは清水氏の弁。

へんてこ度…8

【番外コラム】 ちなみに…ひとり乗り 3人乗りならこんなぶっとび&へんてこカー

 まずは上の「Cherry Bomb」。人気レーシングゲーム“Forzaモータースポーツ”に登場するクルマで、核融合を動力源とするシングルシーター(ひとり乗り)。ぶっとび~。

 お次は下の3人乗り。2013年の東京モーターショーで初披露のブレードグライダー(EV)。三角翼の航空機のようなへんてこ&カッチョいいスタイルで、2年前には試乗会も実施。三角翼のなかで最高出力268ps、最速190km/hという異次元体験ができるのだ。

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