キャンプの醍醐味はもしかしたら荒天なのかもしれません。生きている実感を得ることができます。静岡県富士宮市の「ふもとっぱらキャンプ場」で開催された「カングーキャンプ2018」。初日の土曜日は、折からの台風と低気圧であいにくの雨。オレンジ色のルノー メガーヌR.S.に乗ってテンションを上げて向かいます。
会場に着いて驚きました。車とテントが所狭しと並んでいます。雨が降り続き止む気配がないどころか、台風も近づいているというのに……。M的な方が多いのか、それともキャンプ上級者なのでしょうか。
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晴天だったらさぞ気持ちが良いだろうにと思われる、山に囲まれたロケーション。その暗緑色の山々から白い雲が湧き出しています。雲が上の方に上がっていったら天気が回復する、と聞いたことがありますが、全く雲が流れる気配もなく、山にまとわりついたままで、雨は激しくなっています。
ぬかるみに足を取られながらルノーのテントを目指します。たどり着いた時はやっと助かったという安堵が押し寄せました。
今回の「カングー キャンプ 2018」は、テロワール(土地の個性)をテーマに、カングーでキャンプ場に赴き、フレンチスタイルのキャンプを楽しむイベント。気鋭のフレンチシェフ、田村 浩二氏が土地の素材を使った料理をふるまいます。
キャンプならではのワイルドな料理に見えた「いきいきポークのロースト」は想像以上にやわらかくて、「チョリソーとパプリカのバスク風煮込み」は繊細で優しい味わいでした。天気が荒れている時に食べるとかなり癒されます。
そして停まっているカングーに乗り込んだらさらなる安心が。中は広くて、収納も充実しています。運転席と助手席の間には2リットルペットボトルが2本入るスペースが。天井の物入れにも荷物が収納できます。しばらく暮らせそうな空間。カングーの中は無風かつ静寂で、外の世界の風雨を全く感じさせませんでした。もしかしたらこんな日はテントよりも安全かもしれません。
参加しているキャンプ上級者の方にお話を伺いました。テント内に自家製サングリアとか持ち込まれていて内装もおしゃれです。カングーのオーナーはクリエイティブな方が多いと、広報さんもおっしゃっていました。そのご夫婦は「料理は素晴らしいです。こんな天気なんで連れてきた犬は外では遊べずかわいそうですが……。天気は残念です。でもいろいろな意味で思い出深いキャンプになりました」と、どこか清々しい表情で語っていました。
短時間、取材で滞在しただけですが、泥まみれになったらなぜか元気になりました。テロワール(土地の個性)を吸収できたのかもしれません。人間は、泥に生まれて泥に還る……そんな言葉がよぎりました。大自然にまみれる貴重なイベントで人間としての本能を取り戻せたようです。
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