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業界ニュース 2018.10.7

1年間に東京ドーム7個分の面積を拭き取るワイパー いつ交換するべき? どんな症状が交換のサインか

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■ワイパーの劣化、気がついていますか?

 ワイパーは、フロントガラスに付着した汚れや、打ち付ける雨を一瞬で拭ってくれる、クルマにはなくてはならないものです。しかし、クルマに乗る機会が少ないとワイパーを使うことも少なく、劣化に気がつかなかったり、気がついたとしても、次の車検で交換すればいいと思っている方も、いるかもしれません。

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 ワイパーを交換せずに使用し続けていると、だんだん拭う性能が落ちていき、いざというときに役に立たない、ということになりかねません。ワイパーが使えなくても、クルマが動かなくなるわけではないので軽く見られがちですが、視界を確保するための重要な装備です。

 一般的に「ワイパー」と呼ばれる部分は、大きく分けて「ワイパーアーム」「ワイパーブレード」「ワイパーブレードラバー」からできており、交換となった際に簡単に取り外すことができるのは、ワイパーブレード(以下ブレード)とワイパーブレードラバー(以下ラバー)となります。

 ブレードは金属製のものが使われてきましたが、現在では樹脂製も多く、近年では風の抵抗なども考慮されたデザインのものが主流になってきています。

 ブレードは、ラバーをガラス面に均一に密着させる重要な役割がありますが、ラバーに比べると固い素材でできているため、劣化しないように思われがちです。しかし劣化するとラバーにかかる圧力が均一でなくなってしまい、不具合の原因になる可能性があります。

 ラバーは、文字通りゴムでできているため性質上劣化しやすく、日光が当たりやすい場所に設置されていることもあり、紫外線などにより硬化して痛んできます。

 雨天を走行時などでワイパーを使った際に、一部分だけ拭き切れない、音が鳴る、といった経験をしたことがある方もいると思います。この状態はワイパー部品の劣化が原因かもしれません。

 しかし、いざワイパー部品を交換する際、とくにラバーはたくさんの種類があってよくわからないといったことや、ワイパー部品を交換しても症状が改善しない、といったこともあると思います。ワイパーの劣化でどのような症状が出るのか、交換時期の目安やラバーの種類について、カー用品店であるオートバックスの本部にうかがいました。

■ワイパーの交換時期は? どんな症状が交換のサインか

──ブレードやラバーの交換時期として、具体的な決まりはありますか。

 道路運送車両法の保安基準などで具体的に規定されていることはありません。日本ワイパーブレード連合会では共通して、ブレードは1年、ラバーは半年での交換を推奨しております。

──交換の目安として、どのような症状があげられますか。

 ブレードやラバーの交換目安となる症状は「スジもや」「ビビリ」「にじみ」「拭きムラ」の4種類があります。

「スジもや」は、細いスジ状の線が残ってしまったり、全体に不透明感が出てしまう症状を示し、原因としては、ラバーに異物が付着している場合や、ラバーの摩耗になります。

 ラバーに異物が付着している場合は、除去していただければ改善することがあります。それでも改善されない場合は、ラバーが摩耗してしまっていると思われますので、新しいラバーに交換いただくのが一番だと思います。

「ビビリ」は、ワイパーが音を立てて跳ねる状態になっていて、ワイパーがスムーズに動かなくなってしまいます。原因はラバーが変形している、またはガラス面にワックスなどが付着していることです。この場合は、ガラス面を洗浄してワックスなどを落としていただき、それでもだめならラバーを交換していただくことをおすすめします。

「にじみ」は、拭いた後に水が滲んだような不規則な跡が残ります。原因はブレードに変形がある場合や、ラバーが変形、硬化してしまっているなどです。この場合は、新しいラバーに交換するか、ブレードごと交換していただくのがよいでしょう。

「拭きムラ」は、拭いたときにムラが出てしまい、拭き跡が均一でない状態のことを示します。ブレードの変形が原因となりますので、新しいブレードに交換していただくことをおすすめします。

■ワイパーは1年間に東京ドーム7個分の面積を拭き取る

──オートバックスでブレードを購入される方は、どのようのものを購入されますか。

 まず、ブレードには大きく分けて「トーナメントタイプ」「デザインタイプ」「フラットタイプ」の3種類があります。

「トーナメントタイプ」は主に金属製です。とても一般的なブレードで、販売比率の65%を占めています。売れている理由としては、現状で走行しているクルマのほとんどが、まだこのタイプのブレードを装着しているからです。

「デザインタイプ」のブレードは主に樹脂でできています。風の流れをスムーズにする“エアロフォルム”を採用した、外観、性能ともに優れた製品で、トーナメントタイプのブレードと互換性を持っています。現在、国産新車のほとんどがこのデザインを採用しています。しかし、新車ですぐワイパー交換ということが少ないことから、販売比率は20%程となっています。

「フラットタイプ」は輸入車に多く採用されています。ラバーが1枚剥き出しになっているもので、販売比率は10%程度になります。

 残りの5%はリアワイパー用です

──ラバーはどのようなものが売れていますか

 ラバーには「グラファイトゴム」「生ゴム」「撥水タイプ」の3種類がありますが、現在「生ゴム」タイプはオートバックスでは取り扱っていません。

「グラファイトゴム」は、グラファイト(炭素微粒子)加工を施したもので、撥水コーティングされているガラス面などで、ビビリの症状を引き起こさない効果があります。もちろん、撥水コーティングが施されていないガラス面にも使用可能です。販売比率としては55%になります。

「撥水タイプ」のラバーは、ガラス面に撥水効果を施すタイプと、撥水効果を持続させるものなどあり、販売比率は45%となっております。

 ワイパーは1年間に東京ドーム7個分の面積を拭き取るといわれ、大変酷使されるものです。もちろん使用状況によって劣化具合は異なりますが、さきほどの症状がでたら交換をおすすめしております。

※ ※ ※

 ワイパー部品を交換してから時間が経っていなくとも、雨天時に「前が見づらい」「音が鳴る」などの症状が出ていたら、まずはワイパーの点検をしてみるのはいかがでしょう。

 また、交換時も単に同等品に交換するだけでなく、撥水コーティングができるラバーや、スタイリッシュなブレード、雪用のワイパーなど、好みや使用環境に合った性能のワイパーを選んでみるのも、楽しいかもしれません。

 なお、純正と異なるタイプのブレードをご購入される際は、購入したディーラーや、ワイパーを扱っているカー用品店などにご相談の上ご購入ください。

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(くるまのニュース くるまのニュース編集部)

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