自動車メーカー直系のワークスチューニングカーのメディア向け合同試乗会が、群馬サイクルスポーツセンターで行われた。
モータージャーナリスト・清水草一氏がTRD、NISMO、MUGEN、STIの計7モデルを徹底チェック! 採点簿では女性へのモテ問題も切り込んでいるので見てほしい!
文/清水草一
写真/西尾タクト
初出/ベストカー2018年9月10日号
■TRDは人気のハイエース、新型クラウン、カローラスポーツの3台
TRDハイエース/パーツ販売
今年のTRDの目玉は、ガテン系やアウトドア派に大人気のハイエース! こういう非走り系のクルマにこそ、チューニングが生きるというTRDのコンセプトはとってもイイネ! 試乗車はハデなラッピング&控えめなエアロが装着されていて、かなりモテそうな雰囲気だ。
チューニングの内容は、ショックアブソーバーの変更が主。それもなんと、ノーマルよりソフトにするという大胆さ。狙いはズバリ、「快適な乗り心地と正確なステアフィール」。これまたモテそうじゃないか! やるなTRD。
乗ってみると、まるで船のようにフワンフワンしている。群馬サイクルスポーツセンターのバンピーな路面を走る と、揺れがデカすぎて正直キツイ。フワフワすぎて、ノーマルのほうが走りやすいでちゅ。しかしまぁ、平滑な路 面をゆったり走るならアリなのではないか。推測ですが。
■TRDハイエース・採点簿
楽しさ度:2点
本気度:2点
モテるかも度:5点
完成度:2点
※各5点満点
TRDクラウンRS/パーツ販売
続いて新型クラウンRS。こちらはエアロと19インチの軽量鍛造アルミホイールが主な内容だが、走りのよさにビックリ! 実は新型クラウンでワインディングを走るのは初めてで、ニュルで鍛えた効果を初めて体感しました! バネ下重量軽減で足の動きもイイ! 感動!!
■TRDクラウン・採点簿
楽しさ度:5点
本気度:3点
モテるかも度:3点
完成度:5点
※各5点満点
TRDカローラスポーツ/パーツ販売
■GT-Rとノートe-POWER、2台の凄すぎるNISMO
GT-R NISMO/パッケージ販売
まずはGT-Rの超本気仕様から乗りましたが、凄すぎてどうにもなりません……。それでも超バンピーな路面を爆走してもまったくハネない足の仕上がりに感動。
さらに、ミハエル・クルム選手の助手席でホンモノの走りを体験して失神。さすがニュルで鍛えただけに、バンピーな路面での速さは世界一だろう。凄すぎる! 体育会系をはるかに越えて、オリンピック選手並みの世界でした。
■GT-R NISMO Nアタックパッケージ装着車・採点簿
楽しさ度:超凄すぎる
本気度:5点
モテるかも度:2点
完成度:5点
※各5点満点
ノートe−POWER NISMO/パーツ販売
ノートe-POWER NISMOに乗り換えると、とっても平和でカイテキな世界が待っていました。NISMOチューンによって加速も回生ブレーキも、よりコントロールしやすい。ショックの減衰もいい感じで、荒れたワインディングでもしっかりしなやか!
見た目は、グリルのe-POWERのブルーメッキと、NISMOの赤の差し色がいいコントラスト。ただし、これがモテるかは疑問です。
■ノートe-POWER NISMO・採点簿
楽しさ度:4点
本気度:3点
モテるかも度:2点
完成度:4点
※各5点満点
■MUGENはデザインに力を入れたシビックハッチバックとオデッセイ
MUGENシビックハッチバック/パーツ販売
無限は近年、デザインに力を入れているという。サーキット人口も減ってるし、峠を攻めるという時代でもないし、正しい方向性だと思います! パーツ取り付け車両も、ミニバン系が増加中。チューニングはファッション第一という時代なのですね。
そんななか、シビックハッチバックは、やっぱりエアロが主のファッション第一ではあるけれど、スポーツパッドやクイックシフターの装着で、サーキット走行も想定した内容ですた。
見た目は、タイプR並みにハデで目立つ! 特に六角形2本出しのマフラーエンドがやる気マンマンの男汁。マンマンすぎてモテないオーラもかなり出てました。
コースでは、シビックの素性のよさが体感できた! これは楽しいし、ちょうどいい! 走りを捨て切れないオッサンにオススメ。たぶんモテないと思うけど。
■MUGENシビックハッチバック・採点簿
楽しさ度:5点
本気度:3点
モテるかも度:2点
完成度:4点
※各5点満点
MUGENオデッセイハイブリッドアブソルート/パーツ販売
オデッセイのほうは、ハイエースに続いて、乗り心地をノーマル(前期型)よりソフト方向にチューン! とても 素晴らしい。今後のチューニングは、こっち方向がひとつの主流になるのでしょうな。
■MUGENオデッセイ・採点簿
楽しさ度:2点
本気度:2点
モテるかも度:4点
完成度:3点
※各5点満点
■STIのパフォーマンスパーツ装着で走りが変わったか?
新型フォレスター。実はノーマルに乗ったことないので(土下座)、比較できないのですが、チューンの内容は、フレキシブルタワーバーの装着などで、より思い通りにクルマが動くようにしたとのこと。走り屋系とは一線を画する安らぎ系ですね。
実際走ってみても、すべてがしなやかでおだやかで、癒し系でした。ただ、すべての操作系の反応がとってもちょうどイイので、「運転がうまくなったように感じる」というSTIの狙いはしっかり実現してると思います!(たぶん)。
フォレスター STIパフォーマンスパーツ装着車/パーツ販売
※STIパーツの金額はすべて工賃込み
■フォレスターSTIパフォーマンス装着車・採点簿
楽しさ度:4点
本気度:3点
モデるかも度:4点
完成度:4点
※各5点満点
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