■オンロードでの走行性能はいかに
新型スズキ「ジムニー」は、20年ぶりにフルモデルチェンジした本格4WD車です。オフロード性能の高さは、既に過去記事でもお伝え済みですが、メインの使用シーンとなるオンロード性能や日常の使い勝手はどのくらいのレベルなのでしょうか。
ジムニーの概念を変え20年 無骨なイメージを敢えて消した3代目の凄さとは
過去記事や他専門メディアでの、新型「ジムニー」に関する試乗レポートは、どれも基本的に全て肯定する内容です。実際に、購入を考えているユーザーからすれば『弱点無いのか?』と気になる部分があると思います。
まず、日常シーンで多用されるオンロード(舗装路)性能を確認します。一番の弱点は、動力性能&燃費で、そもそも64馬力のエンジンに対し、車重1030kgと重いことです。
スズキ「ワゴンR」のターボ仕様なら64馬力の800kg。スズキ「スイフト」なら91馬力の870kgというスペックと比べても車重に対して非力さを感じます。
もちろん、加速が悪くて辛抱出来ないというレベルではなく、高速道路の100km/h巡航でも全く問題無しです。ただ、ターボエンジンという部分を期待して、元気よく走ると期待したらガッカリするかもしれません。
重いボディは、燃費にも厳しく、新しいWLTCモードで13.2km/L。一般的なターボエンジン搭載の軽自動車より3割ほど悪いと思っていただければ間違いなく、普通の軽ターボで20km/L走る道路状況なら14km/Lくらいになります。
■乗り心地や日常シーンでの使い勝手はいかに
乗り心地が気になる人もいると予想できます。重心が高いからロール(左右に傾く動き)を抑えるため、サスペンションを硬めに設定しているためだと考えられますが、乗っていれば慣れてしまうレベルです。
乗り心地にウルサイ私(国沢光宏)ながら、乗り始めて5分くらいすると気にならなくなりました。むしろ着座位置が高く、ハンドル操作に対しクルマの動きも忠実なので、乗りやすいと感じる人の方が多いと思います。
舗装路の走りで、唯一気になるとしたら騒音の質かもしれません。意外なことに、タイヤのパターンノイズなどは小さく、エンジン音も静かで、賑やかだった先代「ジムニー」から大きく進化しています。
唯一、隠しきれなかった音は、おそらく副変速機から出ているギアの共鳴音です。走り出すとずっと『ウィーン』という金属音がします。
また、室内の使い勝手では、シンプルなインパネデザインからひと目でスイッチを確認でき、センタースイッチなどは手袋をした状態でも操作しやすい工夫が施されています。その他にも、シートアレンジや脱着式後席シートベルトにより長物などの大きなものを積載できます。
新型「ジムニー」は、オフロード性能の高さに注目が集まりますが、オンロード性能や室内の使い勝手など日常シーンでも問題ないユーティリティを備えたモデルです。
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