現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > トヨタ 新型「カムリ WS」セダン復権へ本気の挑戦 20代から30代支持に驚きも

ここから本文です

トヨタ 新型「カムリ WS」セダン復権へ本気の挑戦 20代から30代支持に驚きも

掲載 更新
トヨタ 新型「カムリ WS」セダン復権へ本気の挑戦 20代から30代支持に驚きも

■カムリのスポーティモデルとして追加されて「カムリWS」

 トヨタの「カムリ WS」は、2017年10月に登場した10代目「カムリ」の新グレードモデルです。従来のカムリより、エッジの利いたスポーティなデザインと高い操舵性を実現しています。

カローラ若返りへ! トヨタ新型「カローラスポーツ」発売 初代コネクティッドカーの繋がるクルマとは?

 エクステリアは、低重心のワイドボディに装着されたスポーティなパーツを装備し、走りの良さを感じさせるデザインを実現。フロントグリル、リアスポイラーなどの外装部品をはじめ、ブラック塗装の18インチアルミホイールや左側2本出しのマフラーカッターを専用設定しています。

 インテリアは、専用シート、パドルシフト、メタリックな風合いのインストルメントパネルオーナメントを採用。足回りの部分においては、「カムリ」や「カムリ SE(北米仕様)」より操安性や乗り心地を向上させています。

 新グレード「カムリ WS」の導入背景やデザインコンセプトについて、トヨタ自動車株式会社のチーフエンジニア 勝又正人氏は次のように話します。

――「カムリ WS」のターゲットについて教えてください。

 もともと、導入済みの「カムリ」についても、常に若者に購入してほしいと考え企画しています。年齢層としては、30代後半から40代前半の方に購入していただけたらと思い開発しました。ただ、10代目「カムリ」においては先代カムリからの乗り換えが多く、50代後半の方で占めています。

 また、他社の国産ラグジュアリーセダンや欧州メーカーのミドルセダンに乗っているような方から『久しぶりに気になるクルマがあるんだけど』という形で販売店に足を運んでいただいています。

 今回の「カムリ WS」については、先行受注の段階において予想より若い20代や30代の方々にもご購入いただいているのには正直、ビックリしています。

――10代目「カムリ」登場の1年後に「カムリ WS」を導入した背景を教えてください。

 基本的には、お客様のリアルな反応を基にしています。この「カムリ」は、国内導入時にあまり多くのラインナップ展開をせず、お客様の反響を見て導入していく考え方をしています。そのため、「カムリ WS」も当初から導入を考えていたわけではありません。「カムリ」は、グローバルモデルとして世界中でいろいろなラインナップが存在し、「カムリ WS」もお客様の反響をマーケティングした結果、展開することにしました。

■世界初の試みやカムリを極めたオーディオも

 新グレード「カムリ WS」には、ルーフ上部とボディ面を2トーンカラーにした専用色が設定されています。従来のルーフ上部のみの色分けではなくピラーの途中から色分けをしており、この塗装方法はセダンタイプのクルマでは世界初の試みです。

――「カムリ WS」専用色の2トーンカラーとはどういうものですか。

 今回、「カムリ WS」に設定した専用の2トーンカラーは、『色見切り』(色の境目)における塗装方法がセダンにおいて世界初の試みになっています。一般的には、樹脂ガーニッシュなどで色見切りをする方法がほとんどです。また、このデザインは社内でも試行錯誤の末、GOサインに至りました。トヨタの『常にチャレンジする』という社風によって実現したデザインともいえます。(前出のチーフエンジニア 勝又正人氏)

※ ※ ※ ※

 また、「カムリ WS」グレードのオプションには、大手オーディオメーカーの『JBLオーディオ』を設定しています。このオーディオは、「カムリ WS」のために開発されツイーター、ウーファーなど9つのスピーカーを搭載し、臨場感あるサウンドを楽しむことができます。

 JBLオーディオを提供するハーマンインターナショナル株式会社の大久保氏は、「今回のカムリには企画の段階から携わり、オーディオには述べ2000時間ものチューニングを行なっています。運転席だけでなく、どの席に乗車しても同様のサウンドが聴けるように調整しています。まるで目の前に演奏者がいるような感覚をぜひ体感していただきたいです」といいます。

 新グレード「カムリ WS」は、2018年8月1日に発売しています。スポーティな外見のたたずまいと、ワンランクアップした走り、そして臨場感あるハイエンドオーディオを聞き、すべてを合わせ上質なドライブを愉しめる1台になっています。 

こんな記事も読まれています

【このメルセデス500SECなんぼ?】今やチューニングカルト的存在 40年前のケーニッヒワイドボディ500SECの価格は?
【このメルセデス500SECなんぼ?】今やチューニングカルト的存在 40年前のケーニッヒワイドボディ500SECの価格は?
AutoBild Japan
レッドブル、フェルスタッペンのマシンに”大きなダメージがあった”と説明。しかし本人は気付かず?「僕としては変わった感じはしなかったけど……」
レッドブル、フェルスタッペンのマシンに”大きなダメージがあった”と説明。しかし本人は気付かず?「僕としては変わった感じはしなかったけど……」
motorsport.com 日本版
初代レオーネクーペや4WDのエステートバンなど…2024年春季スバルレオーネオーナーズクラブ渡良瀬ミーティング
初代レオーネクーペや4WDのエステートバンなど…2024年春季スバルレオーネオーナーズクラブ渡良瀬ミーティング
レスポンス
レイズの新世代スポーツホイール「NE24」に「ストロボデザインデカール」を配したモデルが登場
レイズの新世代スポーツホイール「NE24」に「ストロボデザインデカール」を配したモデルが登場
Auto Messe Web
癒やしの輸入車ツーリング旅は[ディーゼル+マイルドハイブリッド]上質なオールラウンダーで
癒やしの輸入車ツーリング旅は[ディーゼル+マイルドハイブリッド]上質なオールラウンダーで
グーネット
【特集:最新SUV「絶対試乗!」主義(6)】新型ランドクルーザー250を70や300と比較試乗してみたら、タフな走りの理想形が見えてきた
【特集:最新SUV「絶対試乗!」主義(6)】新型ランドクルーザー250を70や300と比較試乗してみたら、タフな走りの理想形が見えてきた
Webモーターマガジン
フェラーリ・デイトナの再来か? 新型スーパースポーツ「12チリンドリ」はV12エンジン搭載で830馬力!
フェラーリ・デイトナの再来か? 新型スーパースポーツ「12チリンドリ」はV12エンジン搭載で830馬力!
くるくら
ザウバー代表、サインツJr.との契約交渉を認める。しかし「まだまだ時間はある。ボッタスや周も含めて話をしている」
ザウバー代表、サインツJr.との契約交渉を認める。しかし「まだまだ時間はある。ボッタスや周も含めて話をしている」
motorsport.com 日本版
トヨタ『4ランナー』新型...最新技術と高い耐久性の両立
トヨタ『4ランナー』新型...最新技術と高い耐久性の両立
レスポンス
「なんじゃこりゃ?」といわれるのも仕方なし! クセ強すぎて一般人は受け入れ不可能なデザインのクルマ4選
「なんじゃこりゃ?」といわれるのも仕方なし! クセ強すぎて一般人は受け入れ不可能なデザインのクルマ4選
WEB CARTOP
ホンモノもあれば雰囲気だけの「なんちゃって」もあったなぁ……一時期プチブームになった「和製ユーロ仕様」の国産車5選
ホンモノもあれば雰囲気だけの「なんちゃって」もあったなぁ……一時期プチブームになった「和製ユーロ仕様」の国産車5選
WEB CARTOP
「し」はイメージ悪い? 車のナンバープレートで使われない「ひらがな」がある理由とは
「し」はイメージ悪い? 車のナンバープレートで使われない「ひらがな」がある理由とは
乗りものニュース
まもなく日本上陸! 650馬力のAWD高性能スポーツモデル 新型「アイオニック5 N」ってどんなクルマ?
まもなく日本上陸! 650馬力のAWD高性能スポーツモデル 新型「アイオニック5 N」ってどんなクルマ?
VAGUE
マイアミ勝利で疑い払拭! ノリス「自分が勝つ瞬間が来ることを心配したことはなかった」
マイアミ勝利で疑い払拭! ノリス「自分が勝つ瞬間が来ることを心配したことはなかった」
motorsport.com 日本版
零戦スタイルをまとったスカイライン! 地上の戦闘機には鹿児島育ちのオーナーの平和への願いが込められていた!! 【大阪オートメッセ2024】
零戦スタイルをまとったスカイライン! 地上の戦闘機には鹿児島育ちのオーナーの平和への願いが込められていた!! 【大阪オートメッセ2024】
WEB CARTOP
ノリスが悲願のF1初優勝「『ランド・ノーウイン』と呼んでいた人たちが間違っていたと、ついに証明できた」F1第6戦
ノリスが悲願のF1初優勝「『ランド・ノーウイン』と呼んでいた人たちが間違っていたと、ついに証明できた」F1第6戦
AUTOSPORT web
ボルボXC40が仕様変更。特別限定車として「プラスB3セレクション」も発売
ボルボXC40が仕様変更。特別限定車として「プラスB3セレクション」も発売
カー・アンド・ドライバー
出場停止近づくマグヌッセン、僅か5戦でペナルティポイント10加算「コメントしない方がいいかな」
出場停止近づくマグヌッセン、僅か5戦でペナルティポイント10加算「コメントしない方がいいかな」
motorsport.com 日本版

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

349.5468.2万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

25.8467.0万円

中古車を検索
カムリの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

349.5468.2万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

25.8467.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村