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業界ニュース 2018.8.25

ミニ 5ドア クーパー Dを様々なシーンで実燃費を計測! 日本で人気「MINI」の実力は 

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■日本で人気のMINI5ドア、ディーゼルモデルの燃費は如何に!

 この春にドイツ本国でフルモデルチェンジにも近い広範囲にわたる改良を受け、5月に日本市場へ導入された新型MINIは、従来モデルからデザインもリフレッシュし、ますます魅力的なモデルに進化しました。新型はガソリン/ディーゼルともにエンジンが一層の高効率化を果たしたほか、新たに新開発の7速DCT(デュアル・クラッチ・トランスミッション)が設定され、走りの進化にも注目が集まっています。

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 ファッショナブルで個性的なルックスが人気のMINIは、実用性の高さも魅力あるモデルだけに、燃費性能も気になるところです。そこで今回は、改良を受けた3ドア、5ドア、コンバーチブルの中から、最も実用性と経済性が高いと思われる5ドアのクーパー Dで実燃費をテストしてみました。

 新型MINI5ドアのクーパー Dは、最高出力116PS/4000rpm、最大トルク270Nm/1750から2250rpmの1.5リッター3気筒直噴ディーゼル・ターボを搭載しています。スペック自体は従来モデルと同じですが、コモンレール式直噴システムの燃料噴射圧が2500バールまで高められたことで、一層の高効率化を実現しています。組み合わされるトランスミッションは、本国では6速MTの他、すでに7速DCTも選択可能となっていますが、日本仕様のMINI5ドア クーパー Dは従来型と同じく6速ATが組み合わされています。

 今回は、市街地と高速道路、ワインディングロードで燃費を計測しました。高速道路については、先行車との車間距離調整機能を備えたACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)の使用・不使用の2種類を計測しています。計測方法は満タン法ではなく、車載のオンボード・コンピューターを使用しました。

 取材当日は、台風13号が関東地方に迫っていたため、風は若干強かったものの、気温は23から25℃程度と涼しく、気象条件としては良い数字が期待できるものでした。ちなみにエアコンはオートで22℃に設定して走行しました。「22℃は低すぎる!」と感じる方がいらっしゃるかもしれませんが、ヨーロッパ車の22℃は日本車では24から25℃程度に相当するので、車内をギンギンに冷やして走ったわけではありません。

 計測結果は以下の通りです。

・市街地:14.7km/L・高速道路(ACC不使用):19.7km/L・ワインディング路:11.2km/L・高速道路(ACC使用):23.5km/L

■市街地から高速道路、ワインディングロードで燃費を計測

 市街地は、東京都大田区から都心方向に伸びる中原街道と国道1号線、そして環状7号線と山手通りなどの幹線道路を中心に22km程走った数字です。特に激しい渋滞はありませんでしたが、交通量は決して少なくなく、信号も多いので、平均速度は21.8km/hというものでした。

 停車時にはアイドリング・ストップ機能が作動しますが、ストップ&ゴーが多く、車速も低かったため、23.9km/LというJC08モード燃費に対する落ち込みは大きくなりました。それでもハイブリッドでもない事を考えれば優秀と言えるでしょう。

 高速道路(ACC不使用)は、首都高速道路汐留入口から東名高速道路御殿場ICまでの99.7kmで計測。途中、首都高速3号渋谷線の高樹町から大橋JCTの約3.5kmを25分、東名高速道路の港北PAから大和トンネルの先までの約14kmを40分要する渋滞に巻き込まれ、平均速度が53.9km/hと伸びなかったことを考えれば、19.7km/Lという数字はかなり良好です。大井松田から御殿場にかけては、燃費にきつい上り勾配が多いのですが、80km/hの制限速度を守って走るかぎり、大きく悪化することはありませんでした。

 ワインディングロードは、御殿場から国道138号線を箱根方面へ向かい、箱根スカイラインと芦ノ湖スカイライン、国道1号線を組み合わせて71.4kmを走行しました。カーブが連続する箱根スカイラインと芦ノ湖スカイラインでは、シフトセレクターを左側に倒して、低めのギアを選択するSモードで走行しています。とはいえ、当日は場所によっては路面がウェット状態だったので、走行ペースは意識的に抑え気味にし、平均速度は43.4km/hでした。

 箱根スカイラインから芦ノ湖スカイラインへ向かう上り勾配では、さすがに燃費の落ち込みは激しく、オンボード・コンピューターは8km/L前後の数値を表示していましたが、山を登りきってしまえば、すぐに10km/Lほどに回復し、再び御殿場方面へ下り始めると、さらに伸びて11.2km/Lという数値を記録しました。もっと元気に走り回れる路面状況であれば、これより悪化する可能性はありますが、トルクフルで力強い走りが楽しめる事を考えれば、十分に優秀な結果です。

■高速道ではACC使用で燃費が2割向上

 最後の高速道路(ACC使用)は、御殿場ICから用賀出口までの83.1kmで計測した数値です。厚木出口手前の約5km、横浜町田の先から東京料金所まで約20kmが断続的に渋滞し、車速がメーター読みで22km以下になるとACCがキャンセルされてしまうような状況でしたが、極力ACCを使用して走行しました。設定速度は速度制限に合わせて80~100km/hとしました。

 渋滞のため、平均速度が57.8km/hと伸びなかったにもかかわらず、23.5km/LとACCを使用しなかった往路から2割近く伸びたのは、御殿場ICが標高約450mと高く、用賀出口(標高約35m)まで、トータルで400m以上下ってきた事も理由に挙げられますが、往路よりも平均速度が4km/h程高い点も大きく寄与していると考えられます。というのは、厚木の手前で渋滞につかまるまで、80km/hでクルージングしている間は、オンボード・コンピューターの数値が30km/hを下回らなかったからです。

 長距離を移動する際に、高速道路はACCを使用して走行し、渋滞にほとんど遭わなければ、JC08モードを上回る数値をたたき出しても全く不思議ではありません。使用条件しだいでは、街乗りを含めても実燃費がJC08モード燃費と大きく乖離しない場合もありそうです。ただし、交通量が多く、頻繁にストップ&ゴーをする必要がある都市部の市街地走行では、JC08モード燃費から3から4割の落ち込みは覚悟する必要がありそうです。

 MINI5ドア・クーパー Dは、燃料がガソリンより低価格な軽油ということもあり、経済性はガソリン車より明らかに優れています。新しい7速DCTが採用されていれば、さらに優秀な燃費性能を手に入れていたかもしれませんが、6速ATの新型も侮れない実力を備えていると言えるでしょう。

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(くるまのニュース 竹花寿実)

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