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メーカー同士の挑発も! あまりにカッコイイ衝撃キャッチコピーのクルマ4選

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メーカー同士の挑発も! あまりにカッコイイ衝撃キャッチコピーのクルマ4選

 クルマも熱ければキャッチコピーも熱かった時代

 クルマとクルマのキャッチコピーというのは、ある意味時代を反映する鏡のようなものではないだろうか。この猛暑続きのなか、夏バテ気分を吹き飛ばす、パンチのあるクルマのキャッチコピーをピックアップしてみよう。

クルマだけでモテた時代があった! 昭和の鉄板モテクルマ3選

 1)トヨタMR2 (通称:AW11) キャッチ「背中にはふたりを酔わせるハートがある」

 日本初のミッドシップスポーツ、初代MR2。背中にハート=エンジンがあることを強調したかったのだろう。ツインカムで、そしてスーパーチャージャーで、二人を背中から「プッシュ、プッシュ」してもらいたいものだ(でも、当時は男同士で乗っているMR2のほうが多かったかも……)。

 2)日産フェアレディZ31 キャッチ「比べることの無意味さを教えてあげよう」

「比べる」とは、何との比較なのか? ずばり、トヨタ・セリカXX2.8GTの5M-G(175馬力)。対するZ31は、全車ターボエンジンを搭載し、VG30ETは230馬力と圧勝!

 トヨタには、「名ばかりのGT達は道をあける」、「ツインカムを語らずに、真のGTは語れない」(2代目セリカ)と挑発され続けた日産が、ターボを武器に反撃、逆転に出た一台。メーカー同士がムキになって火花を散らす、熱き時代の象徴だった。

 3)スバルアルシオーネ キャッチ「大人のアヴァンギャルド」

 1980年代半ばは、2ドアクーペの人気があった時代。それまでどちらかというと実用車メーカーで、地味なポジションだったスバルが、いきなりイタリアン・ミッドシップを彷彿とさせるような、リトラクタブルヘッドライトのウェッジシェイプの斬新なクーペを発表。Cd値は0.29で、国産車初のCd値0.30未満を達成。このスタイルで、4WDというのがちょっと時代の先を行き過ぎていた感がある。

 ちなみに「アヴァンギャルド(avant-garde)」はフランス語で、軍隊用語の「前衛」という意味。「新しい概念・先駆的な表現を試みる人」という意味で命名されたが、最近、アヴァンギャルドな大人もクルマも見かけなくなったような気がする……。

 4)スバル ヴィヴィオRX-R キャッチコピー「超高密度スポーツ集積マシーン」

 元祖、軽自動車の「全部乗せ」仕様。スバル伝統の四輪独立懸架(ストラット)に、4WD、そしてスーパーチャージャーを小さな車体に全部ぶち込み、リッターカークラスどころか、当時の1.6リッタークラスのNAスポーツをカモるの実力があった。ボディ剛性もかなり高く、軽自動車で初めてニュルブルクリンクでのテストという洗礼を受けている。

 モータースポーツでも活躍したが、このクルマの速さに驚いてAE86クラスのオーナーが、もっと速いクルマに乗り換えたケースがあったほど! かなり高密度のスーパースポーツ軽自動車だった。

 こうしてみると、ひと昔前の方が、クルマもキャッチコピーもパンチがあったなぁ……最近のクルマは成熟したといえば聞こえがいいが、もっとヤンチャで“勢い”を感じさせるクルマとキャッチコピーの登場を望みたい!

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  • 日産シルビアの「前奏曲は終わった」と三菱GTOの「スポーツはライバルがいるから面白い」の2つがない。やり直し!
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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