現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 日本車のデザインは欧州車に追いついたのか!? カッコいい日本車&カッコ悪い欧州車 6選

ここから本文です

日本車のデザインは欧州車に追いついたのか!? カッコいい日本車&カッコ悪い欧州車 6選

掲載 更新
日本車のデザインは欧州車に追いついたのか!? カッコいい日本車&カッコ悪い欧州車 6選

 7月15日付の記事「【追いついたか! まだまだなのか!?】 欧州車vs日本車 乗り心地&エンジン編」はなかなかの反響をいただいた。

 さて今回は、デザインにおいて「日本車、欧州車の差」は今もあるのか? ということで、自動車ライターの清水草一氏に話を聞いてみた。

【費用は? 制作費は?】 新型車、信号、パトカー…クルマ界のモノたちが陽の目をみるまで

 昔から日本のクルマのデザインは個性がないと言われてきた。今回も「やっぱり(日本車は)まだまだ!」というお話が出てくると思っていたのだが、しかし清水氏自身が驚くほど、日欧のクルマのデザインの差は縮まってきているという。いったいどういうことだろうか?

本記事は2017年のものです。
文・判定人:清水草一
初出:『ベストカー』2017年7月10日号

ダサいデザインがなくなってきた?

 いま、日米欧で売られているおもなクルマのデザインをざっと見て、激しい衝撃を受けた。

 見るからにダサいデザインがほとんどなかったのだ! つまり日本車にも、完璧な落第デザインは極めて少ない。いつのまにか! 14年前、前澤義雄さんと「デザイン水かけ論」を始めた頃は、落第デザインだらけだったのに、それがあらかた消えていた!

 加えて、ダサい大味デザインの宝庫だったアメリカ車からも、見るからにダメなのはほぼ一掃されている。この10年で、日米自動車デザインの底上げは、実はすごかったのだ!

 そのぶん、突出したいいデザインも消えている。

 これは、圧倒的なデザイン王者だった欧州車も含めてだ。日米欧ほとんどのクルマが、グローバルなクォリティコントロール下に置かれ、落第デザインの誕生を阻止しつつ、芸術的な大傑作の誕生も減らしているのではないか。そのような印象を強く受けました!

 日欧を比較すれば、まだ平均点は欧州が上だ。しかし日本車のレベルアップは相当なもの。これは間違いない。

 その背景には、日本国内専用モデルの減少がある。たとえばトヨタの(某ミドルクラスセダン)のような、「家の中なんだからステテコ姿でいいだろ!」みたいなどうしようもないデザインがほとんどなくなり、どれもこれもよそ行きになったのだ!

 その例外がミニバン勢や軽で、それらのなかにはあからさまにレベルの低いデザイン(具体例はあえて名を秘す)も散見されるが……。

 世の中が隅々まで清潔になり、もはやネズミやゴ●●リが住める世界は非常に狭くなっている。全世界で!

 ただ、その反動で、悪くないけど心に響かない、どうでもいいデザインは大量に生まれている。毒にも薬にもならない、ちょっとオシャレさんなクルマだらけになってしまっている。

 こうなると、落第デザインが懐かしくなる。カムバック! ミラージュディンゴと叫びたくなる。まったく人間ってヤツは贅沢ですな~。

デザインがイケてる日本車 3選

マツダ ロードスター

 現行モデルとして現在全世界で第1位の美しさではないだろうか。

スズキ ハスラー

 日本のカワイイ文化の結晶的存在。このユニークさは瞠目(どうもく)に値する。

スズキ イグニス

 コンパクトカーとして抜群の個性を発揮しつつ、力強く美しい。

デザインがダサい欧州車 3選

メルセデスGLS

 この大味さにはうんざりする。今やメルセデスはダメデザインの星!

BMW2シリーズ アクティブ&グランツアラー

 そんなにひどくはないが、カピバラ的に不格好なのは間違いない。

VWティグアン

 ぜんぜん悪くはないけれど、毒にも薬にもならない代表として。

【番外コラム】日本車vs欧州車こんな戦いも!ニュルブルクリンク最速LAPバトル

 開発テストを行うコースとしても知られるニュルブルクリンクでは、日本車と欧州車が市販車ラップタイムで激しい戦いを繰り広げている。

 日本車ではGT-Rがデビュー後7分29秒3という当時の市販車最速タイムをマークしたが、最近ではマクラーレンP1 LMが6分32秒2で市販車最速。

 いっぽう、FF量産車最速で競い合ったのがメガーヌR.S.とシビックタイプR、VWゴルフGTIクラブスポーツS。この戦い、現在は新型シビックタイプRが7分43秒80で最速記録を更新した。

先代型タイプRも速かった!

こんな記事も読まれています

F1、24時間年中無休の“無料”ストリーミングチャンネルをアメリカで設置。過去レースやドキュメンタリーも放送
F1、24時間年中無休の“無料”ストリーミングチャンネルをアメリカで設置。過去レースやドキュメンタリーも放送
motorsport.com 日本版
トヨタ新型「クーペSUV」世界初公開! 鮮烈「赤内装」が超豪華! 流麗ボディ&最新サメ顔がカッコイイ新型「bZ3C」北京で発表
トヨタ新型「クーペSUV」世界初公開! 鮮烈「赤内装」が超豪華! 流麗ボディ&最新サメ顔がカッコイイ新型「bZ3C」北京で発表
くるまのニュース
人中心の「生きる歓び」を届け!マツダが新型クロスオーバーSUV「MAZDA CX-80」を欧州向けに発表
人中心の「生きる歓び」を届け!マツダが新型クロスオーバーSUV「MAZDA CX-80」を欧州向けに発表
バイクのニュース
ゲーム内で先行体験! AFEELAプロトタイプがグランツーリスモ7に登場
ゲーム内で先行体験! AFEELAプロトタイプがグランツーリスモ7に登場
レスポンス
商用車から登場した名車!! ミニカは三菱のクルマを世に知らしめた名作だった!
商用車から登場した名車!! ミニカは三菱のクルマを世に知らしめた名作だった!
ベストカーWeb
アルファ ロメオ「33ストラダーレ」をオーダーした日本人とは? ボディカラーは「ロイヤルブルー」を選択しました
アルファ ロメオ「33ストラダーレ」をオーダーした日本人とは? ボディカラーは「ロイヤルブルー」を選択しました
Auto Messe Web
マツダが北京モーターショーで新型電動車2車種を初公開。2024年中には1車種を発売
マツダが北京モーターショーで新型電動車2車種を初公開。2024年中には1車種を発売
Webモーターマガジン
トヨタ新型「ファミリーSUV」世界初公開! 斬新サメ顔が超カッコイイ! 白内装が豪華&居住性がスゴイ! オシャレな「超静音モデル」北京で発表
トヨタ新型「ファミリーSUV」世界初公開! 斬新サメ顔が超カッコイイ! 白内装が豪華&居住性がスゴイ! オシャレな「超静音モデル」北京で発表
くるまのニュース
日本初の月面着陸&撮影に成功した変形型探査ロボ「SORA-Q」がトミカに! 着陸実証機とセットで受注販売
日本初の月面着陸&撮影に成功した変形型探査ロボ「SORA-Q」がトミカに! 着陸実証機とセットで受注販売
乗りものニュース
都市部におけるBEVの課題解決に──アウディがすべてのBEVユーザーに向け急速充電施設「Audi charging hub紀尾井町」をオープン|Audi
都市部におけるBEVの課題解決に──アウディがすべてのBEVユーザーに向け急速充電施設「Audi charging hub紀尾井町」をオープン|Audi
OPENERS
【ゴールデンウィーク渋滞予測2024】混雑を避けて移動したい! 道路別・渋滞予測まとめ
【ゴールデンウィーク渋滞予測2024】混雑を避けて移動したい! 道路別・渋滞予測まとめ
くるくら
中国自動車業界における歴史的一歩! テインサスペンションの純正採用が実現
中国自動車業界における歴史的一歩! テインサスペンションの純正採用が実現
レスポンス
マツダ、電動セダン『EZ-6』世界初公開、24年発売へ SUVコンセプトも…北京モーターショー2024
マツダ、電動セダン『EZ-6』世界初公開、24年発売へ SUVコンセプトも…北京モーターショー2024
レスポンス
過酷すぎる走行テストを経て「ディフェンダー・オクタ」7月3日発表へ!プレビューイベントも開催予定
過酷すぎる走行テストを経て「ディフェンダー・オクタ」7月3日発表へ!プレビューイベントも開催予定
LE VOLANT CARSMEET WEB
新型「ミニ・エースマン」世界初公開! 第3の“新世代ミニ”は 全長4.1mの電動5ドア・クロスオーバーで登場
新型「ミニ・エースマン」世界初公開! 第3の“新世代ミニ”は 全長4.1mの電動5ドア・クロスオーバーで登場
VAGUE
マツダが新型“最上級セダン”「EZ-6」世界初公開! 光るグリル&半円4連テール&超豪華内装がカッコイイ! 斬新すぎる「マツダ6後継機!?」中国に誕生
マツダが新型“最上級セダン”「EZ-6」世界初公開! 光るグリル&半円4連テール&超豪華内装がカッコイイ! 斬新すぎる「マツダ6後継機!?」中国に誕生
くるまのニュース
そろそろTシャツの季節! ホンダファンにはたまらん歴代シビックのイラストTシャツはいかが?
そろそろTシャツの季節! ホンダファンにはたまらん歴代シビックのイラストTシャツはいかが?
ベストカーWeb
ガソリン代が高いからって寒いのをガマンしても得なし! クルマのエアコン「暖房オフ」は燃費にほぼ効果がなかった
ガソリン代が高いからって寒いのをガマンしても得なし! クルマのエアコン「暖房オフ」は燃費にほぼ効果がなかった
WEB CARTOP

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

499.7万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

74.0999.8万円

中古車を検索
シビックタイプRの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

499.7万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

74.0999.8万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村