■「内掛けハンドル」はいけない訳でもない?
運転時は両手をハンドルの上に置くのが基本的な動作です。手のひらを返すようにしてハンドルを内側から持つ「内掛けハンドル」は、してはいけない運転動作のひとつと言われます。ただ、ハンドルを回す際に力を入れやすいことからなどから、ついついやってしまう人もいるかもしれません。
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いけないとされる理由として、「緊急時にとっさの動作ができない」「エアバッグが開いたときに腕が体に当たるため危険」などを挙げる人もいますが、実際にはどうなのでしょうか。
東京都世田谷の自動車教習所、フジドライビングスクールの田中さんによると、「できればしないように教えていますが、厳密にダメとはしていません」とのこと。そもそも、危険であるかを断言することは難しいといいます。
「状況によってはどうしても内掛けハンドルをしてしまう場合もあるでしょう。エアバッグ動作時などの危険についても、一概には言えないはずです」(フジドライビングスクール 田中さん)
田中さんによると、運転の姿勢として片手運転は危ないということは言えるものの、ハンドルの「回し方」については、道路交通法や、これに基づき公安委員会が作成している「交通の方法に関する教則」においても言及されていないといいます。「たとえば運転試験場などでも、内掛けハンドルがダメだと明言することは避ける傾向があります」と話します。
■内掛けハンドル、どんな弊害が?
田中さんによると、内掛けハンドルはもともと、パワーステアリングがなかった時代に、力をかけて重いハンドルを切るための動作だったといいます。
「ロープをたぐり寄せるような動作から、『たぐりハンドル』などともいいます。いまでもトラックやバスなどの大きなハンドルでは、内掛けのほうが力が入って回しやすいケースもあるでしょう」(田中さん)
確かに、ドライバーの体格などもありますので、「順手」の動作がすべてに対応できるかといったら、そうとも言い切れないのかもしれません。
では、内掛けハンドルでどのような弊害があると考えられるでしょうか。「よく見るのは、ハンドル操作に力が入り、グラっとなってしまうことによるハンドルのふらつきなどでしょう。そのような運転がスタイルになってしまっている人もいます」(田中さん)とのこと。ただそれは、対向車や歩行者ばかりを追って、先の目標をとらえずに曲がったときにも起こりやすいといいます。
ちなみに、教習所では交差点などにおけるハンドル操作の方法として、クロスハンドル(一定まで回して片手を離し、両手を交差してハンドルを持ち直す方法)を習いますが、田中さんによると、送りハンドル(両手を交差することなく、ハンドルの上下をいったりきたりしながら曲がる方法)を基本としたほうがいいというプロのレーサーもいるといいます。
ハンドル操作には様々な意見があるようです。
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