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ディッシュホイールのスーパースター『ヴァッフェ』が現代に蘇ったワケ

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ディッシュホイールのスーパースター『ヴァッフェ』が現代に蘇ったワケ

80~90年代の旧世代ブームにあわせてあの名作が6年ぶりに復刻する

3ピース構造のホイール「レオンハルト・オルデン(2004年発売)」の派生デザインとして、翌2005年に販売されたのが「レオンハルト・ヴァッフェ」だ。

「古臭い」がオシャレ!! 見た目はクラシカルでトラブル知らずなカスタム提案

’80年代~’00年代初頭といえば、セルシオやシーマ、セド・グロといった国産セダンのカスタム全盛期。シンプルメイクも存在したものの、絶対的な高級感や威風堂々とした演出こそが、VIPの王道だった。そんなシーンの象徴といえるのが、ディッシュデザインのアルミホイール。当時の比較的に薄いボディ形状とのマッチングは言うまでもなく、足元で放たれる存在感は格別であり、このブームに乗ろうと数多くのディッシュホイールが産声をあげた。

だが、21世紀に入ると徐々にブレーキキャリパーを見せるスタイルへと変化。ホイールのデザインも多様化したことで、ディッシュ系は衰退することになる。

『レオンハルト・ヴァッフェ』も、そのあおりを受けた悲劇の名作だ。2005年の発売と後発だが、お椀のようなディスク形状の採用で斬新さを生み出し、”逆反りディッシュの先駆者としてブレイク。瞬く間に大ヒットとなり、この『ヴァッフェ』をモチーフとしたホイールが数多く出回ったほどである。そんな名作も、2012年に販売終了となった。

しかし、そんな『レオンハルト・ヴァッフェ』が2018年7~12月末までの期間限定販売とはいえ、長い眠りから目覚めようとしている。

じつに6年ぶりの復刻。その真相を聞いてみると「昨今の旧車ブーム然り。最近は’80~’90年代のセダンやワゴンをベースとしたスタイルアップが見直されています。そして、王道だった手法やパーツが再認識され始めている傾向。このタイミングで『ヴァッフェ』を再販すること意味があったわけです」とは、販売元スーパースターの神山氏。確かに、カスタムイベントに行けば現行車に混じって当時モノのセダンが目につく様になった。また、90年代の比較的に購入しやすい価格帯もあり、クルマ離れと言われる若い世代も増えている感じだ。

「ターゲットとなるのも旧世代のセダンやワゴンです。デザインに凝った最新ホイールで似合うようなモデルも少ないわけで、再販のリクエストが多かったのも事実。カラーは、当時の標準色だったブラックポリッシュとシルバーポリッシュ(写真)にくわえ、クロームブラッシュドとダークブロンズポリッシュを用意しました」。

定番色にくわえ、現代のシーンに寄り添ったカラー設定もニクいところ。しかも、当時の車両サイズにあわせた18&19インチのみというのも潔い。

めまぐるしく流行が変化する自動車のカスタム。しかし、王道(復刻)にはそのような流行りにとらわれず末長く履くことができる。

80~90年代のカスタム車両向けという極めて幅の狭いマーケットとはいえ、今回のような名作の復活はおおいに歓迎できるといえるだろう。

(ちんサブ)

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