現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > BMW 5シリーズ グランツーリスモの「ディーゼルモデル」は理想的なスペック

ここから本文です

BMW 5シリーズ グランツーリスモの「ディーゼルモデル」は理想的なスペック

掲載 更新
BMW 5シリーズ グランツーリスモの「ディーゼルモデル」は理想的なスペック

ヨーロッパでは長いことハッチバックが多くのクルマに設定されてきました。そんな中BMWでは、小さなコンパクトカーは少数ラインナップしてきたことはありましたが、セダンとクーペがメインで派生した「ツーリング」と呼ばれるワゴンとの間にハッチバックを設けたことは長いことしてきませんでした。

ところが最近では、3シリーズと5シリーズに「GT」、クーペの4シリーズの「グランクーペ」という5ドアハッチバックモデルをラインナップに加えています。従来のセダンでもなくワゴンでもない。しかもユーティリティに振ったクルマでもない、ニッチな新しいピープルムーバーという立ち位置と言えるでしょう。デザイン的にはやや重め。スタイリッシュネスの観点では人によっては今ひとつな部分もあるクルマですが、その数字で示されるクラスを超えた大きな価値を秘めているクルマと言えるのです。ドイツからBMW530dのGT、日本には正規輸入されていない5シリーズ グランツーリスモのディーゼルモデルのレポートが届きました。

新型が発表されてもなお魅力的!無骨で素朴な初期型Gクラス、メルセデス・ベンツ240GD(W460)

最新のテクノロジーが搭載されたディーゼルエンジン

広大なトランク、ワゴンをも凌駕するルーミーな室内、そしてそうしたユーティリティを言い訳にしない乗り心地を実現しながら、最新のテクノロジーを盛り込んだディーゼルエンジンで力強く走るブルーパフォーマンスモデルです。最近一部の派生モデルでミニバンをリリースし始めてきましたが、長いことミニバンから遠ざかってきたBMW。しかし、人数という条件さえ譲れば、そういうクルマにも負けない懐の深さのあるモデル、ということもできるのです。6気筒のディーゼルエンジンは、聞くと乗るとは大違いの性能を持っています。最大トルクの発生回転数やそのスペックは少し前のガソリンV8モデルを軽々と凌駕するほど。そして鼻先はV8よりも軽く、低燃費。

たぶんクルマとしても、実はある程度の大きさのものを求める層には「理想的なスペック」を持ち合わせたクルマなのではないでしょうか。ガソリンモデルのみが日本に導入されていて、価格も比較的高価なこともあって、販売されている台数は比較的少ない状況にとどまっている5シリーズグランツーリスモ。実はキャラクター的にはディーゼルの方がより本質に近いのではなどと見ていて思ってしまいます。

ディーゼルを見直す気運を盛り上げているメーカー

マツダと並び、日本でのディーゼルを見直す気運を盛り上げているメーカーと言っていいBMWですが、もっと多くのディーゼルエンジンモデルが日本で選べればいいのにと思ったりもするのは、こういうクルマを見たときであります。今後のラインナップ展開に期待しないではいられませんね。もっとも並行輸入などで持ち込むという方法もない訳ではありませんが。

[ライター/CL編集部・中込健太郎 カメラ/ドイツ駐在員]

※当記事は過去公開した記事の再編集版です

こんな記事も読まれています

テスラ・モデル3 & モデルY用が販売開始、HKSのサスペンション「ハイパーマックス S」
テスラ・モデル3 & モデルY用が販売開始、HKSのサスペンション「ハイパーマックス S」
レスポンス
「2年で製品化」 中国車メーカーへ移籍のデザイナー、シュテファン・ジーラフ氏に聞く 欧州との違いは?
「2年で製品化」 中国車メーカーへ移籍のデザイナー、シュテファン・ジーラフ氏に聞く 欧州との違いは?
AUTOCAR JAPAN
ホンダ「“次期型”フィット」どうするべき!? 「ターボ+MT」&「タイプR」もアリ? “大人気”だった「コンパクトカー」に望むモノとは
ホンダ「“次期型”フィット」どうするべき!? 「ターボ+MT」&「タイプR」もアリ? “大人気”だった「コンパクトカー」に望むモノとは
くるまのニュース
バイクのタイヤサイズ、最後の謎アルファベットの意味とは?
バイクのタイヤサイズ、最後の謎アルファベットの意味とは?
バイクのニュース
日産、EV需要変動に「柔軟に対応」 電動化のペース調整? 中国市場は "独自モデル" で販売強化へ
日産、EV需要変動に「柔軟に対応」 電動化のペース調整? 中国市場は "独自モデル" で販売強化へ
AUTOCAR JAPAN
ベントレーの次世代モデル、新V8ハイブリッド搭載へ…パワーは750馬力以上
ベントレーの次世代モデル、新V8ハイブリッド搭載へ…パワーは750馬力以上
レスポンス
マツダ「RX−7」ベースの貴重なRE雨宮「幻気-7」を熱意で譲ってもらいました! サーキットからストリートまで快適仕様で楽しんでます
マツダ「RX−7」ベースの貴重なRE雨宮「幻気-7」を熱意で譲ってもらいました! サーキットからストリートまで快適仕様で楽しんでます
Auto Messe Web
あおり運転の如くに車間距離を詰められた時どうしたらいい? その対処法と運転免許を保有している意味について解説
あおり運転の如くに車間距離を詰められた時どうしたらいい? その対処法と運転免許を保有している意味について解説
LE VOLANT CARSMEET WEB
矢野特殊自動車、荷室側面が1枚パネルの温度管理トレーラーを開発
矢野特殊自動車、荷室側面が1枚パネルの温度管理トレーラーを開発
日刊自動車新聞
【最新モデル試乗】新たなメルセデスの形。環境性能と快適性を徹底追求したEクラスの気になる完成度
【最新モデル試乗】新たなメルセデスの形。環境性能と快適性を徹底追求したEクラスの気になる完成度
カー・アンド・ドライバー
日産内田社長、ホンダとの協業「スピード感を持って結論を出したい」[新聞ウォッチ]
日産内田社長、ホンダとの協業「スピード感を持って結論を出したい」[新聞ウォッチ]
レスポンス
バイクニュース今週のダイジェスト(5/6~10)
バイクニュース今週のダイジェスト(5/6~10)
バイクブロス
「ガソリン安くなるし最高!」意外と知らない人多し! 運転免許には隠れた秘密? ちゃんとした人が受けられる優遇とは
「ガソリン安くなるし最高!」意外と知らない人多し! 運転免許には隠れた秘密? ちゃんとした人が受けられる優遇とは
くるまのニュース
最近気温が高い…!涼しいツーリングスタイル
最近気温が高い…!涼しいツーリングスタイル
バイクのニュース
めちゃ売れてる! “MTアリ”の日産「最小&最安SUV」! アンダー120万円&全長4m以下ボディの「マグナイト」が印で愛される理由とは
めちゃ売れてる! “MTアリ”の日産「最小&最安SUV」! アンダー120万円&全長4m以下ボディの「マグナイト」が印で愛される理由とは
くるまのニュース
NOKとENEOS、摩擦40%低減の「自己潤滑ゴム」開発
NOKとENEOS、摩擦40%低減の「自己潤滑ゴム」開発
レスポンス
メルセデス元技術責任者のパディ・ロウ、古巣の”復活”は簡単ではないと推測「F1で良いマシンを手にでき時、それは幸運だと思わなければいけない」
メルセデス元技術責任者のパディ・ロウ、古巣の”復活”は簡単ではないと推測「F1で良いマシンを手にでき時、それは幸運だと思わなければいけない」
motorsport.com 日本版
ホンダ新型「カクカクSUV」ワイルド&上質な“縦グリル”がスゴい! 新型「WR-V」人気のカスタム仕様とは?
ホンダ新型「カクカクSUV」ワイルド&上質な“縦グリル”がスゴい! 新型「WR-V」人気のカスタム仕様とは?
くるまのニュース

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

677.3698.3万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

565.0810.0万円

中古車を検索
ヨーロッパの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

677.3698.3万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

565.0810.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村