フルモデルチェンジから約1年ぶりにマツダの旗艦車種CX-5が商品改良を行なった。マツダが昨年8月に発表した「サステイナブル“ZOOM-ZOOM”宣言」を具現化するため、ガソリンエンジン「SKYACTIV-G 2.5」は、気筒休止機構を採用した新型エンジンへと進化させた。TEXT◎野﨑博史
低負荷領域で気筒休止により擬似小排気量運転 まずはCX-5から
日産セレナe-POWER ノートe-POWERと同型モーターながら出力25%アップできた理由
CX-5に搭載されるガソリンエンジン「SKYACTIV-G 2.5」は、世界一の高圧縮比(14.0:1)や耐ノック技術の採用により、実用運転での燃費の良さと、意のままの走りを両立するため適切な排気量を確保している。いわゆるライトサイジングの考え方なのだが、排気量の大きさゆえに、軽負荷領域やエンジン冷間時の燃費効率では、ダウンサイジング過給エンジンに劣る領域があった。「世界一のエンジンというとるのに負けとるやないか」と、マツダのエンジン設計の重鎮から叱咤があったとかなかったとかで、その課題を解決するため、これまでの優れた燃焼技術による基本性能をベースに、今回の商品改良では、マツダとして初めて気筒休止技術を採用した。
気筒休止自体は他メーカーでも採用している例はある。一般的に排気量の大きいV6やV8といったエンジンがメインで、V型の片側のバンクを休止させることが多いが、直列4気筒のSKYACTIV-G 2.5は、1番と4番を気筒休止する。例えば、高速道路をクルージング走行しているような軽負荷領域では、1番と4番の吸排気バルブを閉じ、2気筒のみを使用して擬似的な小排気量運転を行なう。これによって低負荷でもスロットルバルブを大きく開くことができ、ポンプ損失を少なくするとともに、燃焼する気筒数が4気筒から2気筒になれば冷却損失も抑えることができる。つまり、気筒休止を組み合わせることで、SKYACTIV-Gの持つ高効率な運転領域を低負荷領域まで拡大でき、実用燃費を改善している。もちろん、加速時などパワーが必要なときはアクセルを踏み込んでやれば、本来の排気量に戻すことができる。
黒の実線がSKYACTIV-Gの燃費効率で、気筒休止させた場合の比率が赤線になる。この燃費率カーブをもとに、走行状況に応じて燃費が良いほうを判断して気筒休止を行なう。1000~4000rpm弱の範囲で切り替えを行なっている。
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
「30万円」の大幅値下げ!? 鮮烈レッドの「新型セダン」発表! 爆速の「超高性能モデル」も新設定! 今あえて「値上げラッシュ」に逆行した理由とは
トヨタ新型「“SUV”ミニバン」発表! タフ顔&高級内装がカッコイイ! アンダー400万円の“充実装備”が嬉しい「GX O」印に登場
ホンダが“赤い”新型「プレリュード」初公開! “22年ぶり復活”の「2ドアクーペ」が鮮烈レッドに変化!? 2024年にも登場期待の「新モデル」米に登場
スバル「新型SUV」発表! スポーティ&ブラックな内外装がカッコイイ! オシャブルー新設定に販売店でも称賛の声
ホンダが新型「5ドアスポーツクーペ」を世界初公開! 流麗デザイン×斬新ハンドル採用! 25年内に登場予定の新型「GT コンセプト」 北京で初披露
まわりを巻き込む可能性もあるからヤメてくれ! 元教習所教官が語る「よく見かける」危険運転3つ
なぜ免許とマイナカード「24年度末」に一体化? 紛失時はどうなる? 一体化でどんな影響ある?
「Appleのパクリ」はもはや過去! 中国シャオミ初EV「SU7」受注7万台突破と新経済圏ブチ上げ、米中貿易摩擦も何のその?
マツダが新型“最上級セダン”「EZ-6」世界初公開! 光るグリル&半円4連テール&超豪華内装がカッコイイ! 斬新すぎる「マツダ6後継機!?」中国に誕生
「格安観光地」に成り下がった日本! 観光公害の深刻化で「宿泊税」検討も、もはや混雑“ディズニーランド並み”の現実
みんなのコメント
この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?