現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 会津若松発、JTB・会津電力・NTTドコモの3社による「AI運行バス」の実証実験を開始

ここから本文です

会津若松発、JTB・会津電力・NTTドコモの3社による「AI運行バス」の実証実験を開始

掲載 更新
会津若松発、JTB・会津電力・NTTドコモの3社による「AI運行バス」の実証実験を開始

JTBと会津電力、NTTドコモの3社は、AI運行バスを活用した「モビリティ・シェア事業」の実証実験を会津若松市内で2018年3月下旬から行うことに8日、合意した。

日本各地において観光客の二次交通の課題が高まる中、また高齢化の進展や運転免許証の返納などで身近な移動手段を必要とする市民の増加が予測されるなど、さまざまな地域で移動手段の確保が以前に増して必要になってきている。

フランス第三者認証機関のUTAC CERAM、日本に子会社を設立

本事業は、観光スポットと人口密集地が重なるという特徴のある会津若松市内で、「観光客と生活者の双方が利用できるシェアリング交通」をコンセプトに、 AI運行バスという交通の仕組みを活用した新事業。特に観光用途としては、魅力ある観光スポットが一か所に偏ることなく点在している同市にとって、柔軟にそれらの観光スポットを結ぶことが出来るAI運行バスは親和性が高く、観光客の回遊行動の促進が期待される。

なおAI運行バスとは、 人工知能(AI)によるリアルタイム処理の活用により、需要に応じ、最適な時間に最適なルートで最適な運行を行う、NTTドコモの提供するオンデマンドモビリティサービスのサービス名称。ドコモと株式会社未来シェアが共同開発を進めているモビリティサービスプラットフォームにより実現する。

本新事業の取り組みに当たり、市の複数の企業・団体(別紙)の協力のもと、実証実験として市を訪れた観光客および市定住者の双方に、移動手段としてAI運行バスを無償で提供し、移動利便性の向上と観光客の回遊行動の促進可能性について調査する。実証後は実験結果について分析した結果を踏まえ、一方では観光客の回遊行動促進により同市の観光活性化に寄与し、他方では生活者の移動利便性の向上に寄与する、新時代の交通の実現をめざし、本事業の提供主体を含め、商用に向けた検討を行う。

現在計画している実証実験は以下の通り。
≪実証実験概要≫
1.実施時期:2018年3月下旬 (車両運行期間 : 3月19日~25日)
2.運行エリア:会津若松駅周辺 4km四方程度
3.乗降地点:エリア内25か所を予定(別紙)
4.利用方法:専用スマートフォンアプリによる配車要求(モニター参加者に限定して提供)

≪事業化に向けた3社の役割≫
JTB:旅行商品としての商品化や既存チャネルを活用した販路確保なども視野に入れ、 販売スキームの構築を行う。
会津電力:地域内の企業および団体による事業提供に向けて、 地元企業のコーディネートを行う。 また将来的には、 電気自動車などのサービス提供に必要な電力について、 地域の資源を利用し供給する。
NTTドコモ:AI運行バスシステムの提供を行う。

≪協力団体・企業(順不同・敬称略)≫
地元団体との調整および実証計画策定に関する協力:会津若松観光ビューロー、会津若松商工会議所
モニターの募集に関する協力:株式会社飛鳥 原瀧・今昔亭、東鳳マネジメント株式会社、株式会社くつろぎ宿、一般財団法人竹田健康財団竹田綜合病院
回遊行動の調査に関する協力 :株式会社鶴ヶ城会館、株式会社マナックビジネス、株式会社会津武家屋敷、鈴善工業株式会社、有限会社民芸処番匠、株式会社満田屋、株式会社田季野、株式会社料理旅館田事、株式会社鶴我、有限会社會津きり屋、株式会社ナカジマ会館(ルネッサンス中の島)、有限会社鰻のえびや、會津壹番館、東日本旅客鉄道株式会社

なお本実証における車両は、 貸切タクシーを利用し、 タクシー事業者が運行する。

乗降ポイントの設置について

乗降ポイント名称 (施設管轄)

A1. 鶴ヶ城-武徳殿前 (会津市役所~花と緑の課)
A2. 鶴ヶ城-鶴ヶ城会館前 (株式会社鶴ヶ城会館)
A3. 飯盛山-とらぞう前 (株式会社マナックビジネス)
A4. 御薬園 (会津若松観光ビューロー)
A5. 会津武家屋敷 (株式会社会津武家屋敷)
A6. 会津町方伝承館 (会津若松観光ビューロー)
A7. 鈴善漆器店 (鈴善工業株式会社)
A8. 手作り体験ひろば番匠 (有限会社民芸処番匠)
B1. 満田屋 (株式会社満田屋)
B2. 割烹 田季野 (株式会社田季野)
B3. 料理旅館 田事 (株式会社お茶とプリン)
B4. 鶴我 (株式会社鶴我)
B5. 桐屋夢見亭 (有限会社會津きり屋)
B6. なかじま (株式会社ナカジマ会館(ルネッサンス中の島))
B7. 鰻のえびや (有限会社鰻のえびや)
B8. 會津壹番館 (會津壹番館)
C1. 原瀧 (株式会社飛鳥 原瀧・今昔亭)
C2. 御宿東鳳 (東鳳マネジメント株式会社)
C3. くつろぎ宿 千代滝 (株式会社くつろぎ宿)
C4. くつろぎ宿 新滝 (株式会社くつろぎ宿)
D1. 会津若松駅 (東日本旅客鉄道株式会社)
D2. 七日町駅 (東日本旅客鉄道株式会社)
E1. 竹田綜合病院 (一般財団法人竹田健康財団竹田綜合病院)
F1. リオン・ドール滝沢店 (株式会社リオン・ドール コーポレーション)
F2. リオン・ドール神明通り店 (株式会社リオン・ドール コーポレーション)

こんな記事も読まれています

ホンダ『イエ GTコンセプト』が初公開、4ドアクーぺEVで中国トレンドに真っ向勝負…北京モーターショー2024
ホンダ『イエ GTコンセプト』が初公開、4ドアクーぺEVで中国トレンドに真っ向勝負…北京モーターショー2024
レスポンス
バイクニュース今週のダイジェスト(4/22~26)
バイクニュース今週のダイジェスト(4/22~26)
バイクブロス
予想が外れるマクラーレン、ピアストリも“浮き沈みのワケ”解明が急務と指摘。タイヤへの負荷が影響か?
予想が外れるマクラーレン、ピアストリも“浮き沈みのワケ”解明が急務と指摘。タイヤへの負荷が影響か?
motorsport.com 日本版
一度は乗ってみたい! サイドカーは、通常のバイクにつけることができる?
一度は乗ってみたい! サイドカーは、通常のバイクにつけることができる?
バイクのニュース
なぜ免許とマイナカード「24年度末」に一体化? 紛失時はどうなる? 一体化でどんな影響ある?
なぜ免許とマイナカード「24年度末」に一体化? 紛失時はどうなる? 一体化でどんな影響ある?
くるまのニュース
ボルボ XC40、豪華仕様の限定車「プラス B3 セレクション」発売
ボルボ XC40、豪華仕様の限定車「プラス B3 セレクション」発売
レスポンス
「出遅れ」「巻き返し」「反転攻勢」EVめぐる話題が目白押し【新聞ウオッチ】
「出遅れ」「巻き返し」「反転攻勢」EVめぐる話題が目白押し【新聞ウオッチ】
レスポンス
日本ミシュランタイヤが「ジャパントラックショー2024」にブースを出展! サステナブル素材を使用したタイヤなどを展示
日本ミシュランタイヤが「ジャパントラックショー2024」にブースを出展! サステナブル素材を使用したタイヤなどを展示
くるまのニュース
マツダ、電動SUVをサプライズ公開、コンセプトモデル『創 ARATA』とは…北京モーターショー2023
マツダ、電動SUVをサプライズ公開、コンセプトモデル『創 ARATA』とは…北京モーターショー2023
レスポンス
スズキのコンパクトSUV「エスクード」国内販売が終了 新たな「グローバルSUV」投入に期待!
スズキのコンパクトSUV「エスクード」国内販売が終了 新たな「グローバルSUV」投入に期待!
くるまのニュース
スタイリッシュなスタイルと折りたたみ機構を採用 電動アシスト自転車「Refna WINDY」発売
スタイリッシュなスタイルと折りたたみ機構を採用 電動アシスト自転車「Refna WINDY」発売
バイクのニュース
アルファロメオ ジュリア/ステルヴィオ、限定車「ヴェローチェ スペリオーレ」発売
アルファロメオ ジュリア/ステルヴィオ、限定車「ヴェローチェ スペリオーレ」発売
レスポンス
GWにホンダ青山本社で「モーターサイクルショー」開催、新型車をじっくり見られる機会!
GWにホンダ青山本社で「モーターサイクルショー」開催、新型車をじっくり見られる機会!
モーサイ
ホンダN-VANがマイナーチェンジ。特別仕様車FUN「STYLE+ NATURE」を同時発売
ホンダN-VANがマイナーチェンジ。特別仕様車FUN「STYLE+ NATURE」を同時発売
カー・アンド・ドライバー
ランボルギーニの電動化第二弾は「ウルス」!フェイスリフトでPHEVになったウルスの全情報!
ランボルギーニの電動化第二弾は「ウルス」!フェイスリフトでPHEVになったウルスの全情報!
AutoBild Japan
トヨタが「新型モデル」世界初公開! クロスオーバー&SUV 2台同時に! 25年半ばまでに発売!? 「bZ3C」と「bZ3X」中国で登場
トヨタが「新型モデル」世界初公開! クロスオーバー&SUV 2台同時に! 25年半ばまでに発売!? 「bZ3C」と「bZ3X」中国で登場
くるまのニュース
フォーミュラEの改良型マシン『GEN3 EVO』が初公開。4輪駆動化と超高速充電対応で2025年デビュー
フォーミュラEの改良型マシン『GEN3 EVO』が初公開。4輪駆動化と超高速充電対応で2025年デビュー
AUTOSPORT web
フォルクスワーゲンが次世代大型電動SUV『ID.CODE』を発表
フォルクスワーゲンが次世代大型電動SUV『ID.CODE』を発表
レスポンス

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

249.0330.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

25.0150.8万円

中古車を検索
A1の車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

249.0330.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

25.0150.8万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村