アプリで車両ドアを解錠・施錠
JR東日本とディー・エヌ・エー(DeNA)は2017年12月13日(水)、個人間カーシェアリングサービス「Anyca(エニカ)」を活用し、JR東日本レンタリースの保有車両を無人で貸し出すサービスの実証実験を開始すると発表しました。
DeNAが提供する「Anyca」は、クルマをシェアしたいオーナーと、必要時に好みのクルマを使いたいドライバーをマッチングするサービス。オーナーは所有しているクルマの遊休時間を活用し、クルマ1台あたり平均2万5000円/月を受け取れます。国内外の乗用車をはじめ、スポーツカーや旧車、いわゆる「痛車」まで、都内を中心に3500台以上のクルマが登録されており、会員数は9万人以上です。
今回の実証実験は、カーシェアリングをより手軽に利用できる駅からの二次交通を整備し、利便性向上や地域の活性化につなげることが目的。通常、対面で行っているレンタカーの貸出手続きを無人で行い、利用ニーズや利便性について検証するといいます。
手続きの流れは、無人貸出の車両を利用したい人が「Anyca」のスマートフォンアプリで事前に車両を検索・予約し、クレジットカードで決済するというもの。今回利用対象となる車両に、アプリで車両のドアの解錠・施錠ができるスマートキーデバイスを搭載することにより、対面での手続きなしに車両の乗り出しや返却が可能になります。
実施期間は12月18日(月)から2018年6月末まで。新潟、長岡、越後湯沢、新白河、福島、郡山のJR東日本レンタリース各店舗で、日産「ノート」が1台ずつ用意されます。料金は24時間ごとに4000円からです(地域、時期によって異なる)。なお、「Anyca」の対応OSはiOS(バージョン8.0以上)となります。
JR東日本とDeNAは「今回の実証実験の結果を通して、駅の周辺観光施設への二次交通の整備など、観光客や地域のお客さまの更なる利便性向上に向けた検討を行います」としています。
【画像】使用車両は日産「ノート」
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