保安基準で時間当たりの点滅回数が決まっている
クルマが周囲とコミュニケーションする最大の手段といえるのがウインカー。交差点で曲がる方向を示したり、車線変更の意思を表示したりと、その活用はスムースで安全な交通社会に欠かせない。
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そのウインカーは、日本語では「方向指示器」と言うが、保安基準においては30mもしくは100m離れた場所から「昼間において点灯を確認できる」ものであることが規定されている。ちなみに保安基準では方向指示器の色は「橙色」と定められている。だから、今のクルマにおけるウインカーはオレンジ色なのだ。
さて、ウインカーといえば点滅するものだが、その点滅スピードについても、しっかりと保安基準で定められている。文言をそのまま写せば『毎分 60 回以上 120 回以下の一定の周期で点滅するものであること』となっている。逆にいうと、この範囲内であれば自動車メーカーは自由に点滅速度を設定できるので、メーカーや車種によってウインカーの周期が少々異なっていたとしても問題はない。
しかしながら、規定より遅すぎても、速すぎても、保安基準に合致しない。つまり整備不良であり、車検は通らない仕様となってしまう。電球タイプのウインカーをLEDに改造すると点滅速度が速くなる、いわゆる「ハイフラ(ハイフラッシャーの略)現象」が起きてしまうこともあるが、保安基準で定められている周期に合致しないハイフラ状態はNGというわけだ。
方向指示器の取り付け位置も保安基準で厳しく定められている。そうした基準を考慮せずに、ルックス重視でウインカー位置を変えてしまうと、これまた車検非対応になってしまうこともある。コミュニケーションツールとして重要なウインカー、被視認性を確保するためにも、ルール遵守で整備やカスタマイズを楽しみたい。
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