アストンマーチンのフェルナンド・アロンソは、F1スペインGPの予選を9番手で終えた。この結果は彼にとって不本意なものだったが、その原因はQ1でコースオフした際、フロアにダメージを負ったことだった。
アロンソはQ1最初のアタックでミスし、最終コーナーでコースオフ。グラベルに突っ込んでしまったことで、パーツを損傷してしまったのだ。
■「フロントロウも行けると思っていた」アロンソ、フロア損傷も速さには自信。決勝はトップ5が目標?
その後Q1を12番手、Q2を8番手で突破したアロンソは、Q3最後のアタックでミスもあり9番手。マシンがもっと良い状態ならフロントロウを獲得できた可能性もあると感じていただけに、本人にとっても悔しいホームレース予選となった。
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チームはセッションの合間を縫ってフロアを徐々に修復していったが、アロンソはマシンがどんな挙動を示すか分からないという課題に直面していたという。
パフォーマンス・ディレクターのトム・マッカローは、アロンソのマシンの状態について次のように説明した。
「Q1のオープニングラップで、路面が少し湿っていたのか、それとも少しハードにプッシュしていたのか、彼は途中でスリップしてしまった。路面コンディションが十分でなかったために、グリップが低くなってしまったのだろう」
「あのスピードでグラベルトラップに飛び込むと、まるでサンドブラストのように、マシンの下回りやストレーキなど、すべてに衝撃が加わってしまう」
「下回りのベーンやウイングレットなども剥ぎ取られてしまった。だからマシンのパフォーマンスはかなり下がっていたよ」
ガレージのクルーがなんとかマシンの状態を改善しようとしていた一方で、チームの拠点にあるミッションコントロールルームではエンジニアがバランスの変化をモニターしていた。
「最初の走行でグラベルトラップを通ったことで、大きなダメージを受けた。そして予選が終わるころには、データ上では赤字の半分を取り戻せたほどに少しずつマシンを改善することができた」
「ミッションコントロールでデータをモニターしている人たちがいて、セッションが進むにつれて、全体的な負荷のロスとエアロバランスの損失を教えてくれるんだ」
「それを受けてレースエンジニアがフラップの角度を調整し、マシンのバランスを取ることができたんだ」
だがマッカローは、ドライブするたびに変化するマシンに適応するのは容易ではなかっただろうと強調した。
「Q1のダメージは特に大きかったと思う。だから彼(アロンソ)が予選をやり遂げたのはとても素晴らしいと思う」
「彼にとって難しかったのは、マシンを修復するたびに、空力的にどれだけ良くなるのか、つまりエアロバランスがどうなるのか、実際に走らせてデータを取ってみないとわからないことだった」
「彼は適応しなければならなかった。彼はそれがとても得意なんだ。そこで本当にいい仕事をしたんだ」
Q3でのアタックについては、「フェルナンドはQ3で新品タイヤを1セット使ったが、残念ながらターン10で少し深く入ってしまい、ダンプパッチを踏んでワイドに走ってしまった」と付け加えた。
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