ダイナミックな造形と先進インテリア。新型はスバルの魅力を凝縮
注目ポイント
1:ロングドライブが快適な新アイサイトX
2:機能充実・斬新インテリア
第2世代の新型SUBARU BRZがワールドプレミア。米国では2021年秋に発売予定
新型レヴォーグのモデルチェンジを待っていたユーザーは多いはずだ。
スタイリングはダイナミックな雰囲気が高まった。ボディサイズは全長×全幅×全高4755×1795×1500mm。旧型比でひと回り大型化したが、全幅は日本の道路での使い勝手を考えて1.8m未満に収めている。
リアゲート開口部の幅と高さが、旧型比で拡大している点もポイントだ。ワゴンとしての機能をしっかり考えた造形だとわかる。
インテリアは何といっても、EXに標準の大型縦長インフォメーションディスプレイが目立つ。アイコンはスマートフォンよりはるかに大きく、色分けの効果もあって操作しやすい。
EXはメーターもフル液晶。表示モードは3タイプから選べる。ナビ地図を大きく表示するモードでも、速度計などの情報が瞬時に読み取れる。スバル伝統の視界への配慮と合わせて、安心してドライブできた。
走りは、1.6リッターから1.8リッターに排気量を拡大した水平対向4気筒ターボ(177ps/300Nm)が魅力的だ。旧型はトルクが立ち上がるまでにタイムラグを感じたのに対し、新型は格段にリニア。回転を上げずに走れるようになったので、静かでもある。
気持ちのいいハンドリング! アイサイトは大幅進化
シャシーは、現行インプレッサで初投入したスバルグローバルプラットフォーム(SGP)の採用がトピック。その効果はまず、ボディの高い剛性感で感じる。ステアリングを切った瞬間にカチッと向きを変えていくのが気持ちいい。
STIスポーツは、ダンパー、パワートレーン、パワーステアリング、AWDなどの特性が変更可能なドライブモードセレクトを標準装備。走行モードをコンフォートやノーマルからスポーツ、スポーツ+へと切り替えていくとハンドリングがシャープになり、コーナーの立ち上がりはAWDがリアへの駆動力配分を増す。後輪駆動車に近い感覚でコーナーを抜けていける。
サスペンションの動きはしなやかだ。シートもふっかりした座り心地なので、快適性も大幅に引き上げられている。
そしてやはり、アイサイトXに触れないわけにはいかない。ステレオカメラの広角化やレーダー追加、さらに3D高精度地図データ搭載などにより、高速道路では料金所前での速度制御やレーンチェンジアシストを実現。渋滞時には、約50km/h以下の条件でハンズオフ運転ができる。テストコースで試した限り、どれも的確な作動で安心して扱えた。
新型レヴォーグは、持ち前のグランドツーリング性能を、さらに快適かつ安全に味わえるようになった。行動派に最適なパートナーである。
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みんなのコメント
横から見たら芋虫見たいなズングリ不細工フォルム。カッコ悪過ぎだろう。