中国ベースでメルセデスが設計 欧州発売も
スマートは、4月18日開幕の上海モーターショーで新型EV「#3」を公開した。
【画像】生まれ変わったスマートの新世代EV【スマート#3と#1を写真でじっくり見る】 全65枚
#1と同様、中国の大手自動車メーカーであるジーリー(吉利)のプラットフォームをベースに、メルセデス・ベンツが設計している。両社は現在50対50でスマートブランドを共有している。
スマートは、#3の技術仕様は後日発表するとしているが、中国から流出した情報によると、全長4400mm、全幅1800mm、全高1600mm、ホイールベース2785mmと、フォルクスワーゲンID.5に近いサイズであることが判明している。
しかし、重量は1870kgから1980kgになると予想されており、ID.5より約300kg軽い。
出力と航続距離は#1と同様で、ベースモデルは272psのシングルモーターを搭載し、航続距離は最大440kmと予想される。また、ブラバスによる高性能モデルもラインナップに加わる可能性が高い。
スマートにとって#3は、人気が高まっている電動SUV市場への足がかりとなる重要なモデルだ。今年9月に開催されるミュンヘン・モーターショーで欧州デビューを果たした後、2024年初頭に欧州で発売される予定だ。
エクステリアデザインはメルセデス・ベンツのEQシリーズから一部影響を受け、エアロダイナミクスに強く焦点を当てている。フロントは、スリムなヘッドライトと、#1でおなじみの「シャークノーズ」、特徴的なA字型グリルを組み合わせた滑らかなマスクが特徴だ。
サイドに回り込むと、フラッシュ式のドアハンドル、強調されたベルトライン、クーペのようなルーフラインが印象的だ。リアには、メルセデス・ベンツのEQAやEQBにも似たLEDライトバーを備える。
インテリアでは、タービン型のエアベント、12.8インチのインフォテインメント・タッチスクリーン、ヘッドレスト一体型シート、13スピーカーのBeatsサウンドシステム、さらにホイールベースの延長により#1よりも広い後部座席スペースが確保されている。オプションとして、アンビエントライトとパノラマサンルーフが用意される。
価格はまだ公表されていない。
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