北米向けSUV日産ローグを日産自動車九州で増産

日産自動車が、北米向けクロスオーバーSUV「ローグ」（日本名：エクストレイル）を、同社の生産子会社である日産自動車九州で補完生産することを決定した。

北米向け「ローグ」の日産自動車九州での生産開始は、2016年春を予定。生産台数は年産10万台程度の規模を計画していて、これにより、2016年度の国内生産台数は100万台を回復すると見込んでいる。

北米向けの現行「ローグ」は米国テネシー州スマーナ工場、及び韓国のルノーサムスンの工場で生産している。本年の1-6月における米国での販売実績が、前年同期比で36.3％増の13万5千台と好調なため、増産が決定した。

日産自動車九州は、グローバルコストリーダーとして、日産のグローバル生産拠点の中でも高いコスト競争力を持つこと、ルノー・日産アライアンスとしてグローバル標準のラインを導入済みであり多車種混流生産などのフレキシビリティを有することなどの理由から、補完生産工場となった。