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【試乗】3列シートを選べるようになったホンダ CR-V は逞しさも増していた

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【試乗】3列シートを選べるようになったホンダ CR-V は逞しさも増していた

ホンダ ヴェゼルの兄貴分となるSUV、CR-Vが5世代目にフルモデルチェンジ。今回はその7人乗り仕様のガソリン車に試乗した。(Motor Magazine 2018年12月号より)

5代目は3列シート仕様も設定

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5代目となるホンダCR-Vのニューモデルが登場した。試乗したのはEX マスターピースのFFの7人乗り。そう、今回のCR-Vは、3列シート7人乗りも選べるようになったのだ。燃料タンク形状の工夫によってフィットやミニバンで低床フロアを実現しているが、CR-Vではやはり燃料タンクの工夫などにより、2列シート仕様と同じ4605mmの全長で、3列シートを実現している。

ボディサイズもなかなか立派だが、その恩恵として、室内はかなり広々としたスペースを有する。日常的に3列目シートを使わないなら、畳んでおけばフルフラットで広いラゲッジスペースができる。

そして、前後にスライドが可能な2列目シートは、ヘッドクリアランスのみならず、ニークリアランスもゆったりで、寛げる空間となっている。また、2列目シートをでんぐり返すように跳ね上げれば、かなり容量の大きなラゲッジルームにもなり、そのフロアは上下2段で調節も可能だ。ミニバンづくりで得た燃料タンクやシートアレンジのノウハウを、SUVにも見事に落とし込んでいる。

逞しさが増し、スポーティさも感じさせる新型。剛性感の高いボディは高速道路でもバシッと気持ち良く安定して走る。ハンドルもしっかりした手応えがあり、操舵フィールも質感が高い。このボディから伝わる感覚とステアリングの感覚がマッチしていて、クルマとしてのまとまり感があり、好印象だ。乗り心地も快適で、目線の高さ、視界の良さなども含め、日常シーンでも乗りやすい。

搭載エンジンは1.5Lのガソリンターボで、CVTを組み合わせる。この大きなボディを走らせる力感は頼もしい。街中や高速巡行でも、動力性能的に不満はない。ただし、アクセルペダルを踏み込んだ時のレスポンスに不満が残り、加速感も重く、過渡的な性格としては眠そうなのがちょっと残念。ホンダらしからぬフィールで、もう少しリニアで爽快感のある特性なら、さらにこのクルマの魅力が光ると思う。

パワフルな動力性能が欲しいという方には、スポーツハイブリッドエンジン搭載モデルもラインナップされるが、こちらはFF/4WDともに5人乗り仕様のみとなっている。(文:佐藤久実)

ホンダ CR-V EX マスターピース 主要諸元

●全長×全幅×全高=4605×1855×1680mm
●ホイールベース=2660mm
●車両重量=1630kg
●エンジン=直4DOHCターボ
●排気量=1496cc
●最高出力=190ps/5600rpm
●最大トルク=240Nm/2000-5000rpm
●トランスミッション=CVT
●駆動方式=FF
本革シートや電動パノラミックサンルーフはマスターピースに標準装備。●車両価格=381万4560円

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