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続々増える「手放し運転」可能なクルマ! 「渋滞」がむしろ楽しくなるカーライフとは

掲載 更新 6
続々増える「手放し運転」可能なクルマ! 「渋滞」がむしろ楽しくなるカーライフとは

 今後「渋滞時ハンズオフ機能」が普及することは間違いない

 かつて、ドライブデートが生きがいだった頃の話だ。ある日、彼女と湘南にドライブ。しかし帰路、彼女の家の近くになって連休最終日の夕方ということもあり、道は大渋滞。もう1時間以上、牛歩のように進むしかなかった。こうしたシチュエーションでは、個人の性格がにじみ出たりする。イライラばかりする人、無口になる人、時間の心配ばかりする人……など。

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 が、隣に座っていた彼女は、そうではなかった。かえってスピードが出ているときより会話がはずみ、その渋滞時間を楽しんでいるようだった。しかも、そのときからもう何十年もたっているのに、いまだに覚えている彼女からの一言がある。それは、「こうして渋滞しているから、ふたりの時間がいつもよりいっぱいあるね」である。甘酸っぱい思い出である。なんていい子だったんだ!!

 しかし今、そんなできた、渋滞ウエルカムの昭和な彼女が隣に座っているとは限らない。1人の運転だったり、助手席の誰かが寝てしまっていたりすることもあるだろう……。

 でも、時代は渋滞さえ楽しませてくれるようになりそうだ。というのは、新型スバル・レヴォーグのアイサイトXや、新型ホンダ・レジェンドのホンダセンシングエリート=世界初の自動運転レベル3などに採用されている「渋滞時ハンズオフ機能」がこれから普及することは間違いないからだ。

「渋滞時ハンズオフ機能」とは、高速道路や自動車専用道路上で渋滞に遭遇すると、高度運転支援システムが渋滞と判断。加速、ブレーキ、ブレーキ保持、ステアリング操作を自動で行ってくれる機能のこと。新型レヴォーグは前を向いている必要があるものの(車内のカメラがドライバーをモニターしている)、ステアリングから両手を放すことが可能。当然、ペダル操作も不要だから、渋滞による運転のストレスは大幅に軽減される。実際、新型レヴォーグのアイサイトXに乗っている時、首都高速の渋滞に遭遇した経験があるけれど、とにかくラク、というか、カーブさえしっかりトレースしてくれる、かつてないクルマとの付き合い方、先進的な走行に感動さえしたほどだった。

 そう、渋滞にハマっても、まだ「渋滞時ハンズオフ機能」を実体験していない同乗者と高度運転支援システム、今、起こっている自動運転的な機能について会話が弾むことも必至ではないか。もちろん、ドライバーがペットボトルのキャップを開ける、鼻をかむなどの動作も、ステアリングから手を放した状態で無理なく行えるのだ。渋滞が苦にならず(トイレ事情は別として)、むしろ渋滞を待ち望み、楽しむ余裕さえ生まれたりするかもしれない。

 新型レジェンドは渋滞時のDVD鑑賞も可能!

 それが新型レジェンドの自動運転レベル3を実現したホンダセンシングエリートともなれば、ハンズオフで高速走行中、渋滞に遭遇し、国土交通省が初めて型式認定をした自動運転レベル3となる「トラフィックジャムパイロット」が作動すれば、前を向いている必要はなく、たとえ1人のドライブでも、ハンズオフのまま、モニターでDVDの映画やライブなどを鑑賞することもできるのだ。だから、映画やライブを見続けたいがために、このままずっと渋滞していて欲しい……なんて思えるかも!? である。

 もし、冒頭のエピソードのように、今から何十年も前、当時の彼女と湘南にドライブした帰り道の大渋滞のなか、新型レジェンドの「トラフィックジャムパイロット」のようなハンズオフ機能があったら、DVDを鑑賞したり、お互い、真横を向いて、イチャイチャしていたことは間違いないと、ニヤニヤしながら思うのであった。もちろん、いつしか渋滞が解消され、時速約50km/hを超えれば「トラフィックジャムパイロット」はキャンセルされ、システムからドライバーに運転を引き継ぐように促される。以降は車線維持支援システム(LKAS)+アダプティブ・クルーズコントロール(ACC)機能へとバトンタッチされてはいくものの、ドライバーが前を向いている、という条件がつくとはいえ、ハンズオフ走行が可能。多少のイチャイチャは続行できるのだ(イチャイチャしすぎは危険なのでNGです)。

 そう、ハンズオフドライブや自動運転レベル3は、ドライブデート中の男と女の距離を、飛躍的に近づけてくれる効能もある……なんて、過去の甘い記憶を蘇らせながら、またまたニヤニヤしてしまうボクなのである。もっとも、自動運転レベル3を実現したホンダセンシングエリートが備わる新型レジェンドは現時点でリースのみ、価格は1100万円と超高価だから、おいそれとは手に入れられない。

 が、比較的手に入れやすい新型レヴォーグのアイサイトX搭載のEXグレード(GT EXの348.7万円から)なら、1人でも、彼女とでも、家族とでも、渋滞をも快適で楽しい、安全・安心な先進性を堪能できるドライブに変えてしまうことは間違いない(くどいようですが、トイレ事情は別)。想いをめぐらせれば、自動運転レベル3が普及しているであろう近未来に生きる、恋する男女は、どんな熱く甘いドライブを楽しんでいるのだろうか。ボクの想像は大きく膨らむのであった。あっ、自動運転は決してそんな用途に使うためにある機能ではありません。あくまで、安心安全に、自由に移動できる事故のない社会、そんな未来を実現する先進安全技術です……。

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みんなのコメント

6件
  • 渋滞が楽しくなる人なんていないと思うのは私だけ?タイトルも中身も書き方をもう少し・・・。
    普段エコとか言ってるけど今回の記事の中身、捉え方によっては時間も燃料も無駄にして環境悪化に貢献することを喜ぶ、勧めてるようにさえ見える。
    渋滞にはまらない、時間も燃料も無駄にせず楽しく運転するのがベストなドライブ。
    彼女と一緒にいられるのが渋滞の時だけってわけじゃないだろうし、気を遣ってくれただけでは?
    むしろ彼女に限らず家族や友人でも自分の運転を信頼してくれ安心して助手席で寝られる
    リラックスムード大事だと思う。起こさないようにこちらはさらに運転に気を配るし。
    グオグオいびきかいて寝られるのは別ですけどね。
  • 1,000万円超えでは…ねぇ。レヴォーグ位の価格じゃないと買えないよ( ω-、)
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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