レクサスのBEV、UX300eの航続距離が450kmにアップ。一部改良でボディ剛性向上や先進運転支援システムも充実化

2022年10月12日、レクサスは7月7日に販売を開始したコンパクトSUV「UX250h／UX200」に続いて、BEV（電気自動車）であるUX300eの一部改良も発表した。

デジタルキーやパノラミックビューモニターに床下透過表示機能を追加
レクサスの都会派コンパクトSUV「UX」にはブランド初のBEV（電気自動車）UX300eがラインナップされており、今回一部改良を発表された。

最大のポイントは、新開発の電池パックの採用により、航続距離が従来型比で40％以上向上した450kmを実現したことだ。電費性能は166.7Wh／kmとなる。エンジンを搭載しないBEVならではの、重量物を車両中心に配置するパッケージングによる、上質な走り味がさらに際立ちそうだ。

その上質な走りをさらに深化させる改良も行われた。サイドドアおよび、バックドア周辺のボディ開口部のスポット溶接打点を計20点追加し、ボディ剛性の向上が図られたのだ。いわば、クルマの体幹が鍛えられたということだろう。

先進運転支援システム「Lexus Safety System +」の機能拡充も忘れてはいけない。プリクラッシュセーフティやレーントレーシングアシストなどの先進技術に加え、にスマートフォンによりドアロック／アンロックやEVシステム始動などの操作を可能にするデジタルキーや、パノラミックビューモニターに車両下方の路面状況やタイヤ位置などの把握を補助する床下透過表示機能が追加された。

マルチメディアシステムとコネクティッドサービスも刷新された。大型化、そして高解像度化された12.3インチディスプレイを採用するとともに、タッチパネル化による使いやすさを追求した最新のマルチメディアシステムが搭載されている。

併せて画面の配置場所も手前に移動するとともに、インパネ・コンソール周辺の形状やスイッチレイアウトの最適化。充電用USBコネクタ（Type-C）のコンソール前方への2個新設なども行われた。

一部改良で使い勝手や走行性能、快適性向上で魅力が増した「UX300e」だが、日本での発売は2023年春を予定するという。

レクサス UX300e（欧州仕様・プロトタイプ）主要諸元
●満充電航続距離：450km
●電費：166.7Wh／km
●急速充電規格：CHAdeMO
●モーター最高出力：150kW（203ps）
●モーター最大トルク：300Nm

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