2021年末、およそ17年ぶりのフルモデルチェンジを行い、新世代プラットフォーム「DNGA」の採用や、トランスミッションのCVT化など大きな進化を遂げたダイハツの軽ワンボックス「アトレー」。コロナ禍でパーソナルな空間でレジャーを楽しむユーザーが増加したことも後押しとなり、コンパクトな車体に大量の荷物が積め車中泊にも対応するアトレーはスマッシュヒットを決めた。発表によれば、登場1か月で月間販売目標1000台の8倍を受注したとのこと。
そこで今回は、このアトレーと、2015年にデビューし熟成の進んだガチンコのライバルであるスズキの「エブリイワゴン」を比較してみたい。
全身最新化! ダイハツ「アトレー」のグレード選び。注目ポイントを解説!
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荷室の使い勝手や装備の充実度はアトレーが一歩リード
まず、ワンボックスタイプということで気になる荷室(2名乗車時)は、アトレーが長さ1820mm×幅1410mm×高さ1215mm、エブリイワゴンが同1910mm×1355mm×1315mmと両者に特徴があり、いずれのモデルも広大なスペースが確保されている。また、荷室両脇には、両者とも小物を入れる収納が確保されるなど、様々な用途で役立ちそうな工夫が凝らされており、スペースをどのように使うか想像するだけで楽しい空間に仕上がっている。
なお後付けアクセサリーを取り付ける荷室内のナットはエブリイワゴンの10カ所に対し、アトレーは17カ所と多く、デビューが遅い分、ライバルを上回る商品力が追求されているようだ。一方、エブリイワゴンには全高が約95mmアップし荷室高も増えるハイルーフが設定される。用途によって判断は分かれるところだが、使い勝手の面では設計年次が新しいアトレーの荷室に軍配が上がりそうだ。
また、運転支援システムや快適機能については、後発だけにエブリイワゴンよりアトレーが充実している。例えば、アトレーには停止まで自動で行うアダプティブクルーズコントロール(全車速対応ACC)や、車線中央の走行をアシストするレーンキープコントロール(LKC)が設定され、降車時にスイッチで予約しておけば、クルマに近づくだけでスライドドアが自動でオープンするウェルカムオープン機能も備わるのだ。
貨物車登録のアトレーと乗用車登録のエブリイワゴン
さらに、アトレーは新型で4ナンバー(貨物車)登録となったことも、5ナンバー(乗用車)のエブリイワゴンとの大きな違い。たしかに、貨物車登録のために後席周りの余裕はなくなったが、2人乗りで使うことが多いユーザーには、そこは大きな問題にならないだろう。むしろ荷室全体のスペースは拡大している。
維持費の面では、軽商用車は軽自動車税が半額以下の5000円となるなど税金面でのメリットもある。ただ、初回車検は2年目、以降は毎年受ける必要がある。1回あたりの税金や費用は抑えられるが、車検に出す手間は増えることになるだろう。
エンジン出力には大きな差はないがCVTを採用するアトレーが燃費は有利
パワートレーンについては両車とも0.66L 直3ターボとなり、最高出力も自主規制一杯の64psで同一(トルクは91Nm対95Nmでわずかにエブリイワゴンの方が大きい)。
ただし、大きな違いはトランスミッションにあり、新型アトレーのCVTに対し、エブリイワゴンでは4ATとなる。この結果、発進加速に影響する低速での減速比は、アトレーの4.380に対し、エブリイワゴンは2.875と、CVTの長所を活かしたアトレーがよりスムーズな加速を実現している。
また燃費を比べてみると、アトレー(2WD)は19.7km/L(WLTCモード)、エブリイワゴンは同13.3km/Lと差があり、CVTを採用するアトレーがリードしている。というわけで、ライバル対決では設計年次の新しいアトレーの長所が目立つ結果となった。
最後に、気になるアトレーの納期については、部品不足による工場の稼働停止などの影響で通常よりも長くかかっているようだ。4~6か月程度かかるとの情報もある。シーズンスポーツに使う予定なら早めの契約が肝となりそうだ。
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軽ハイトワゴンの買い替えで、趣味の釣りや大型の買い物などの用途を考慮し
比較的低価格で一番使い勝手が良い車だと最近気づいた・・・