「男らしさ」とか「女らしさ」の意味が問われるいま、クルマも「~らしさ」から自由でありたい。従来のジャンルやカテゴリーに収まりきらない、垣根を飛び越えた4台を一挙紹介!
LANDROVER DEFENDER 90小さいことはいいことだディフェンダー90
デカくてドアが5枚あるデフェンダー110に続いて、3ドアのディフェンダー90がニッポン上陸。荷物を満載して、家族や友人を乗せて楽しい場所に出かけるような使い方をするなら、もちろんディフェンダー110でしょう、という意見は理解できる。
でも、ちょっと待ってください。オフロードを走るクルマは、必ずしも大が小を兼ねるとは限らないのだ。両者のホイールベースと全長を比べると、ディフェンダー110のほうがそれぞれ435mmも長い。長いホイールベースは広い室内空間と快適な乗り心地をもたらす。その反面、シビアな凸凹道だと胴長ボディのお腹を乗り上げてしまい、"亀の子"状態になって身動きがとれなくなる恐れがある。
だから、本格的なオフロード走行愛好家は短いモデルを好み、事実、ディフェンダーの祖先にあたるランドローバー・シリーズ1も、1970年に登場した初代レンジローバーも、3ドアモデルだった。
しかも、最小回転半径を比べると、ディフェンダー110が6.1mであるのに対して90は5.3mだから、はっきりとより小回りが利く。玄人だけでなく、都市部で乗ることが多い人も、ディフェンダー90のほうが玉川高島屋の駐車場に停めるときや、銀座のパーキングメーターの枠内に収めるときに扱いやすい。しかも同じエンジンを積むディフェンダー110より約150kg軽いから、信号待ちからの発進は明らかに軽快だ。
ちょっと寸詰まりで、チョロQやミニ四駆みたいなディフェンダー90のスタイリングは、ファッションモデルの体型が多様化していることを思わせる。クルマも人間も、いろんなカッコよさがあるのだ。
LANDROVER DEFENDER 901948年のデビュー以来、基本構造を変えずに作り続けられてきた初代モデルの後継。乗用車的なモノコック構造に改められたが悪路走破性能の高さは変わらず、乗り心地はラグジュアリーSUVに匹敵するほど快適。
SPEC : 全長×全幅×全高:4510×1995×1970mm
ホイールベース:2585mm 車両重量:2100kg
エンジン排気量:1995cc 最高出力:300ps/5500rpm
最大トルク:400Nm/2000rpm
乗車定員:5名 価格:551万円~
Photos エリック・ミコット Eric Micotto / Words サトータケシ Takeshi Sato
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みんなのコメント
周囲を恫喝してるような怒り顔やそこらじゅうトンがらせたトゲトゲしい形でしかカッコよさを表現できない日本のメーカーには無理だな
乗り出し600万円〜という価格だから、今どき独身者(男女問わず、年齢問わず)がクーペの代わりに乗り回すには良いかもね。