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メルセデス・ベンツ新型CLAクラス日本発売 クーペ、シューティングブレークの価格/サイズ/内装を解説

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メルセデス・ベンツ新型CLAクラス日本発売 クーペ、シューティングブレークの価格/サイズ/内装を解説

はじめに 新型CLAクラスとは

text:Wataru Shimizudani(清水谷 渉)

【画像】CLAクラス 新旧比較 全65枚

(画像・諸元は欧州仕様のものを含みます)

8月27日、メルセデス・ベンツ日本はフル・モデルチェンジしたメルセデス・ベンツCLA、およびCLAシューティングブレークを発表し、同日より予約注文の受付けを開始した。顧客へのデリバリーはCLAが2019年10月ごろ、CLAシューティングブレークは12月ごろを予定している。

CLAは、Aクラスなどと基本的なコンポーネントを共有する4ドア・クーペで、CLAシューティングブレークはCLAをベースにしたスタイリッシュな5ドア・ワゴンだ。今回のモデルは2代目にあたり、日本では先代のCLAは2013年に、CLAシューティングブレークは2015年に導入されている。

新型CLAは、前述のように昨年秋に日本に導入された新型Aクラスと基本的なコンポーネントを共有しており、今年夏に日本導入されたBクラスAクラスセダンに続く、Aクラス・ブラザーズ(とでも言っておこう)の4番目と5番目のモデルということになる。

新型CLAクラスの外観

新型CLAのエクステリア・デザインは、最近発表された他のメルセデス車同様「センシュアル・ピュリティ(官能的純粋)」というメルセデス・ベンツの基本思想に基づき、キャラクターラインやエッジをできるだけ廃して曲面で表現され、シンプルでありながら陰影による豊かな表情が表現されている。

CLAの兄貴分でもあるCLS同様、前傾するフロントエンドはサメの尖った鼻先を想わせるデザインで、実際よりも長く見え、シャープさが強調されている。ヘッドライトは上下方向に細いデザインでワイドな印象を与えるとともに、外側が膨らむ独特なデザインを先代のCLAから継承している。

サイドビューは、長く低く構えたボンネット、高いウエストラインと、なだらかな流線形のルーフライン、そしてそれらにより創出される細いサイドウインドウによってエレガントかつスポーティなクーペスタイルを演出している。ウインドウはサッシュレス。

リア・コンビランプはヘッドランプに呼応したデザインとし、ワイドさを強調するとともに、CLAのデザインの独自性を表現している。

CLAシューティングブレークもBピラーより前は共通だが、CLAの流麗なクーペスタイルを活かした美しいワゴンスタイルにボディ後半をまとめ上げている。

欧州参考値のボディサイズは下記のようになっている。

4ドア・クーペのボディサイズ
全長×全幅×全高:4688×1830×1439mm(CLA 200dの欧州参考値)

5ドア・ワゴンのボディサイズ
全長×全幅×全高:4688×1830×1442mm(CLA 200dシューティングブレークの欧州参考値)

新型CLAクラスの内装

インテリアは新型Aクラスの基本的デザインを踏襲し、モダンでアバンギャルドにまとめられている。ダッシュボードはインストゥルメント・クラスター上方のカウルを廃止して、ワイドスクリーンディスプレイがダッシュボードの上部に置かれることで、より解放感があり、横方向のワイドさを強調するデザインとなっている。

ジェットエンジンのタービンを想わせるスポーティなデザインの5つの円形エアアウトレットも採用。奥の部分に色のアクセントを施してアフターバーナーを想起させる。

また、デザインを追求する一方で、ボディが拡大したことにより室内空間のゆとりも改善されている。

前席の室内幅は1457mm(先代比プラス35mm)、後席の室内幅は1454mm(同プラス44mm)、前席のヘッドルームも1023mm(同プラス17mm)と拡大され、クーペスタイルでありながら、快適な室内空間を実現している(数値は欧州仕様参考値)。

新型CLAクラスのパワートレイン

日本仕様のパワーユニットは、CLA/CLAシューティングブレークとも、2.0Lの直4ディーゼルターボと直4ガソリンターボの2種。

「200d」が搭載するディーゼルターボは、150psの最高出力と32.6kg-mの最大トルクを発生。コンパクトなボディを力強く加速させる性能を有しながら、低振動で高い静粛性を両立。組み合わされるトランスミッションは新開発の8速DCTで、前輪のみを駆動する。

「250 4マティック」に採用されたガソリンターボは、可変バルブタイミングのカムトロニックも搭載し、224psの最高出力と35.7kg-mの最大トルクを発生。組み合わされるトランスミッションは実績のある7速DCTで、駆動方式は可変トルク配分型の四輪駆動システム「4マティック」となる。

新型CLAのトレッドは、先代からフロントが63mm、リアが55mm拡大し(いずれも欧州仕様参考値)、メルセデスの前輪駆動プラットフォームを採用している全モデルの中で最もスポーティなドライビング特性を獲得している。また、スタビライザーもロールを抑制すべく直径が拡大されている。

新型CLAクラスの装備

新型Aクラスから採用されている、対話型インフォテインメントシステムMBUX(メルセデス・ベンツ・ユーザー・エクスペリエンス)は、もちろん搭載している。その最大の特長の1つが人工知能による学習機能であり、特定のユーザーに適応する個別対応能力を備えている。そのため、クルマ、ドライバー、乗員の間に心の結びつきが育まれるというのは、今までのMBUX搭載車と同じだ。

自然対話式音声認識機能は進化しており、多くのインフォテインメント機能(目的地入力、電話通話、音楽選択、メッセージ入力・読み上げ、気象情報)に加え、クライメートコントロール、各種ヒーター、照明など多様な便利機能にも対応し、また学習能力も備えている。

また、Qi規格対応の携帯電話を無線充電できるワイヤレスチャージング機能を全車で前席に標準装備している。

先進的なテレマティクスサービスの「メルセデスミー・コネクト」は、「24時間緊急通報サービス」などを最長10年間無償で提供する「安心安全サービス」と、「Send2Car」などを3年間無償で提供する「快適サービス」の2つのサービスカテゴリーから構成されている。

新型CLAクラスの安全装備

新型CLAには、Sクラスと同等の安全運転支援システムをオプションとして設定している。

歩行者や車両の飛び出しを検知した場合や先行車両や障害物を回避できない場合の自動緊急ブレーキによる被害軽減機能、車線維持機能、斜め後ろの死角の車両との衝突回避を支援する機能などを装備。

また、先行車との車間距離のみならず周囲の交通状況(車両、車線、ガードレールなど平行な物体)を常に監視している。今回、CLAとしては新たにステアリングアシストを採用した。

システム起動時に高速道路上で自動停止した場合、30秒以内(一般道は3秒以内)であれば自動再発進が可能となり、渋滞時のドライバーの疲労を大幅に低減する。

そのほか、「アクティブレーンチェンジングアシスト」はドライバーがウインカーを点滅させた場合、行き先の車線に車両がいないことを確認して、自動で車線を変更する。さらに、走行中にドライバーが気を失うなど万が一の場合には、自動的に車線を維持しながら緩やかに減速・停止する「アクティブエマージェンシーストップアシスト」も搭載している。

新型CLAクラスの価格

新型CLAクラスの価格は、2Lディーゼルターボ搭載車では、CLA 200dが472万円、CLA 200dシューティングブレークが482万円。

2Lガソリンターボ搭載車では、CLA 250 4マティックが534万円、CLA 250 4マティック・シューティングブレークが544万円。

いずれも2019年10月1日以降に配車・登録開始予定のため、消費税は10%となっている。ハンドル位置は、全グレードとも右のみ。

各モデルには、新車購入から3年間にわたって、一般保証修理/定期メンテナンス(点検整備の作業工賃・交換部品・補充油脂)/24時間ツーリングサポート/地図データ更新がすべて無料で提供される総合保証プログラム「メルセデス・ケア」が走行距離無制限で適用される。

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