アメリカ入国に必要だった新型コロナ陰性証明は6月12日から不要に!
まず筆者が6月2日に出発する時点では必要だった新型コロナの陰性証明ですが、なんと帰国直後にアメリカ政府が今月12日から不要とする発表を行いました。どうせならもっと早く発表してよ~と思いましたが、ワクチンの接種義務は引き続き維持されるほか、状況の変化によっては再度、陰性証明が必要になることもあり得るようです。ということで、すでに情報がちょっぴり経年劣化してしまいましたが、まず日本からアメリカに渡る時に必要だった書類が以下の3点です。
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・新型コロナ陰性証明書 ※6月12日から不要に・ワクチン接種証明書・CDC(米疾病対策センター)の宣誓書
当時は必要だった新型コロナ陰性証明書は、出発の24時間前に受ける必要がありました。一般のクリニックだと結果が出るのに最低24時間掛かるため、そもそも間に合いません。また、検査方法も「PCR検査」か「抗原検査」に限るとCDCによって定められていました。文字が似ていてややこしいですが「抗体検査」はNGです。
筆者が利用したのは羽田空港行にある木下グループの新型コロナPCR検査センターです。出発前日に最短4時間で結果が通知されるPCR検査(2500円)を受けに行きました。同行するカメラマンはどうしても前日に検査を受ける時間が取れなかったため、出発当日の朝に30分で結果が出る抗原定量検査(2600円)を受けました。木下グループの検査結果通知書は海外渡航に必要な陰性証明書として認められないケースもあるようですが、今回はプラス1000円で「生年月日」、「パスポート番号」、「国籍」などの個人を特定する情報を記載した通知書を発行してもらった結果、問題なく受理されました。
ワクチン接種証明書は、紙の書類の場合は住んでいる自治体に申請書を出して、直接取りに行くか郵送で送ってもらうことになります。筆者はデジタル庁がリリースしている「新型コロナワクチン接種証明書アプリ」を利用しました。自分の接種履歴を読み込むためにはマイナンバーカードが必要です。個人的には確定申告のe-Tax以外で初めてマイナンバーカードを使いました。
出発時に航空会社に提出した陰性証明書。ちなみに「抗原検査」も「抗原定量検査」と「抗原定性検査」があり、より安価な「抗原定性検査」でもOKなのかと迷いましたが、アメリカに関しては陰性証明書そのものが不要になりました。デジタル庁が配信している「新型コロナワクチン接種証明書アプリ」のアイコン。マイナンバーカードを持っていれば、すぐに接種証明書をダウンロードできます。最後のCDCの宣誓書は航空会社のカウンターに用意されていました。記入する内容や署名する場所もその場で指示してもらえました。ただし、今後は旅行者も増えてカウンターが混むかもしれません。必要であればCDCのサイトから書式をダウンロード&プリントアウトし、前もって記入しておくのもいいかと思われます。
本文の内容とは直接関係ありませんが、絵力が弱いのでアメリカで取材したカーミートの写真も貼っておきます。アメリカでは屋外ではみんなほとんどノーマスクが当たり前でした。アメリカから帰国の場合は到着時の検査と自宅待機は不要!
今度は日本へ帰国するときに必要な書類ですが、出国の72時間以内に受けた検査による新型コロナの陰性証明書となります。任意の書式で提出OKなのですが、必須項目が記載されていること、有効な検体と検査方法であることが求められています。
詳しくは厚生労働省のサイトを参照してください
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00209.html
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00248.html#h2_free4
実際の検査は出発2日前のお昼にロサンゼルス国際空港(LAX)にあるPCR検査場を利用しました。料金は24時間以内に結果が出るスタンダードPCRテストで125ドルと、円安が直撃している身にはなかなかコタえるものでした。上述した条件をクリアしていれば書式は問われませんので、もっと価格の安い検査場を利用してもよかったかもしれません。次回はもう少し検査場に関して事前にリサーチしたいと思いますが、願わくば日本も陰性証明書の提出が不要になるとありがたいものです。
ロサンゼルス国際空港のターミナル6にあるPCR検査場。ネットで予約した時間に向かうとブースの前まで通され、例の鼻グリグリをやられます。検査結果は事前に登録したアカウントにアクセスすると閲覧やダウンロードが可能。ちなみにワクチン接種証明書ですが、話をアメリカに限定しますと、入国時にその有無は問われていません。ただ、国や地域によってはワクチン接種証明書の有無(と接種した回数)によって到着時の検査や自宅および施設での待機が求められていますので、ぜひご自身でご確認ください。
詳しくは厚生労働省のサイトを参照してください
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00342.html
アプリの「MySOS」を利用したファストトラックは、なかなか便利。筆者は昨年10月にも取材のため渡米しましたが、そのときは帰国後に14日間の自宅待機が課されていました。そのとき空港で強制的にインストールさせられたアプリのひとつが「MySOS」です。今回はその「MySOS」を使って空港での検疫手続きを事前登録する「ファストトラック」を利用しましたが、これはなかなか便利でした。事前登録が済むと画面が段階的に黄色や青に変化。空港到着時の事務手続きを前もって済ませることで、スムーズに検疫を通過できます。
到着予定時刻の6時間前までに、出国前検査証明書(陰性証明書)を写真に撮ってアップロードしたり、質問票や誓約書を事前に入力していきます。ワクチン接種証明書のアップロードは任意でしたが、一応、スクショを撮ってアップロードしておきました。すると、「MySOS」の画面が赤から黄色、黄色から青と段階的に変化。到着時にその画面を見せることで煩雑な事務手続きをスキップし、スピーディに検疫を終えることができました。
詳しくは厚生労働省のサイトを参照してください
https://www.hco.mhlw.go.jp/fasttrack/
昨年の帰国時には羽田の国際線ターミナルにながーいながーい行列ができ、いくつあるかも数え切れない関所(カウンター)を順々にまわり、最後にまた検査を受けて結果が出るのを待つ、という苦行が待っていました。そのときに比べればずいぶん早く空港を後にできるようになったと思います。
感染状況が今後どのように変化するかはまだわかりませんが、早くなんの心配もなく、余計な手続きや書類の準備も必要なく、海外旅行ができるようなるのを願うばかりです!
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