現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 国産SUV随一の軽快なフットワーク「トヨタC-HR」【最新SUV 車種別解説】

ここから本文です

国産SUV随一の軽快なフットワーク「トヨタC-HR」【最新SUV 車種別解説】

掲載 14
国産SUV随一の軽快なフットワーク「トヨタC-HR」【最新SUV 車種別解説】

正確無比な操縦安定性は特筆 欧州車テイストな乗り味も◎

C-HRはコンセプトカーをそのまま市販車にしたような派手なスタイリングが話題を呼び、発売時は大ヒットモデルとなったスポーティなSUV。

カローラツーリングよりゆったり乗れて積めるシリーズ初のSUV「トヨタ・カローラクロス」【最新SUV 車種別解説】

エクステリア

低く構えた流麗なフォルムは未だに古さを感じさせない。“GR SPORT”はC-HRで唯一となる19インチホイールを装備する。ルーフブラックのツートーンカラーは写真のホワイトの他、全部で三色の設定がある。最小回転半径は5.2m。ただし、発売から5年が経過し、奇抜に思えた外観は見慣れてしまい、さらにその後はトヨタからヤリスクロスやカローラクロスといった小型のSUVが登場したこともあり、最近は販売が低迷中だ。

インストルメントパネル

スポーティな二眼メーターを収めたフードからつながる柔らかなラインが印象的なインパネ。C-HR 専用形状のスイッチを使うエアコン操作パネルは、ドライバーに向けて傾けられている。アルミペダルは“GR SPORT”専用アイテムだ。とはいえ、C-HRでしか味わえないものもある。それが秀逸なハンドリングだ。C-HRのハンドリングは世界各国で開発が行なわれ、欧州のSUVを凌駕する正確性の高い操縦安定性を手に入れている。素早くステアリングを切り込んだときでもスムーズにノーズが向きを変え、ロールを抑えながら安定した姿勢でコーナーを曲がることができる。

居住性

後席前席フロントシートは腰まわりのサポート感が心地良い“GR SPORT ”専用品。電動ランバーサポートにシートヒーターも備わる。後席は印象とは違い、囲まれ感こそ強いがスペース自体は十分確保されている。乗り心地は少し引き締まっているが、段差を乗り越えた際の衝撃は、欧州車のようにスタッと一発で抑え込んでくれる。マイナーチェンジ以降は、乗り味全体が少しマイルドになったが、それでも国産SUVの中でフットワークの軽快感はトップレベルだ。

うれしい装備

ステアリングは“GR SPORT”専用の小径タイプ。握りやすい太めのグリップで、手にしっとりと吸い付くような本革の感触も魅力的。最近では珍しくMTを設定する。変速、発進操作をアシストしてくれる iMT機構付きで、MTは不慣れという人でも操る楽しさを気楽に味わえる。コネクテッド機能を搭載し、スマホと連動したエンターテイメント機能やオペレーターサービスを受けられ 。万が一の際のヘルプネットも用意。月間登録台数    1223台(21年10月~22年3月平均値)現行型発表    16年12月(一部改良 20年8月)WLTCモード燃費  25.8 km/l ※「S」「G」 

ラゲッジルーム

通常時後列格納時思ったより奥行きもあり、ラゲッジ床面積は悪くないサイズ。ただしボディ形状ゆえに高さはちょっと不足気味。さらにリヤハッチが傾斜しているので、ラゲッジいっぱいに背の高い荷物を積む際には注意が必要だ。燃費と静粛性に優れた1.8ハイブリッドと、1.2l直噴ターボを設定。バランスが良いのはハイブリッドだが、1.2lターボは4WDやFFの6速MTという設定もある。1.2lターボは4気筒ゆえにトルクはほどほどだが、吹け上がりは軽いので、MTで高回転を維持して走るのも面白い。後席の閉塞感が強く、荷室も狭いといった弱点はあるが、それを我慢してでも運転を楽しむために買う価値のあるSUVだ。

※本稿は、モーターファン別冊ニューモデル速報統括シリーズVol.141「2022-2023 国産&輸入SUVのすべて」の再構成です。

http://motorfan-newmodel.com/integration/141

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

モリゾウがトヨタを激励。豊田スタジアム新コースでの“人力パワー”に観客から拍手/WRC写真日記
モリゾウがトヨタを激励。豊田スタジアム新コースでの“人力パワー”に観客から拍手/WRC写真日記
AUTOSPORT web
アストンマーティン・ヴァルキリーのデビュー戦とふたりのドライバーが決定。IMSAはデイトナを欠場へ
アストンマーティン・ヴァルキリーのデビュー戦とふたりのドライバーが決定。IMSAはデイトナを欠場へ
AUTOSPORT web
「エニカ(Anyca)」サービス終了…カーシェアはどこへ向かうのか?
「エニカ(Anyca)」サービス終了…カーシェアはどこへ向かうのか?
ベストカーWeb
オジエが豊田スタジアムステージの苦手意識を明かす「僕たちはいつも遅い」/ラリージャパン デイ1コメント
オジエが豊田スタジアムステージの苦手意識を明かす「僕たちはいつも遅い」/ラリージャパン デイ1コメント
AUTOSPORT web
オヤジむせび泣き案件!! ホンダの[デートカー]が帰ってくるぞ!! 新型[プレリュード]は究極のハイブリッドスポーツだ!!!!!!!!!
オヤジむせび泣き案件!! ホンダの[デートカー]が帰ってくるぞ!! 新型[プレリュード]は究極のハイブリッドスポーツだ!!!!!!!!!
ベストカーWeb
ラリージャパン2024が開幕。勝田貴元が新レイアウトのスタジアムステージで3番手発進/WRC日本
ラリージャパン2024が開幕。勝田貴元が新レイアウトのスタジアムステージで3番手発進/WRC日本
AUTOSPORT web
N-VANより安い200万円以下!? スズキ新型[エブリイ]は配達業を助ける!! 航続距離200kmのBEVに生まれ変わる
N-VANより安い200万円以下!? スズキ新型[エブリイ]は配達業を助ける!! 航続距離200kmのBEVに生まれ変わる
ベストカーWeb
実録・BYDの新型EV「シール」で1000キロ走破チャレンジ…RWDの走行距離はカタログ値の87.9%という好成績を達成しました!
実録・BYDの新型EV「シール」で1000キロ走破チャレンジ…RWDの走行距離はカタログ値の87.9%という好成績を達成しました!
Auto Messe Web
8年目の小さな「成功作」 アウディQ2へ試乗 ブランドらしい実力派 落ち着いた操縦性
8年目の小さな「成功作」 アウディQ2へ試乗 ブランドらしい実力派 落ち着いた操縦性
AUTOCAR JAPAN
RSCフルタイム引退のウインターボトム、2025年は古巣に復帰しウォーターズの耐久ペアに就任
RSCフルタイム引退のウインターボトム、2025年は古巣に復帰しウォーターズの耐久ペアに就任
AUTOSPORT web
ハコスカ!? マッスルカー!?「ちがいます」 “55歳”ミツオカ渾身の1台「M55」ついに発売 「SUVではないものを」
ハコスカ!? マッスルカー!?「ちがいます」 “55歳”ミツオカ渾身の1台「M55」ついに発売 「SUVではないものを」
乗りものニュース
スズキ、軽量アドベンチャー『Vストローム250SX』のカラーラインアップを変更。赤黄黒の3色展開に
スズキ、軽量アドベンチャー『Vストローム250SX』のカラーラインアップを変更。赤黄黒の3色展開に
AUTOSPORT web
元ハースのグロージャン、旧知の小松代表の仕事ぶりを支持「チームから最高の力を引き出した。誇りに思う」
元ハースのグロージャン、旧知の小松代表の仕事ぶりを支持「チームから最高の力を引き出した。誇りに思う」
AUTOSPORT web
本体35万円! ホンダの「“超”コンパクトスポーツカー」がスゴい! 全長3.4m×「600キロ切り」軽量ボディ! 画期的素材でめちゃ楽しそうな「現存1台」車とは
本体35万円! ホンダの「“超”コンパクトスポーツカー」がスゴい! 全長3.4m×「600キロ切り」軽量ボディ! 画期的素材でめちゃ楽しそうな「現存1台」車とは
くるまのニュース
最近よく聞く「LFP」と「NMC」は全部同じ? EV用バッテリーの作り方、性能の違い
最近よく聞く「LFP」と「NMC」は全部同じ? EV用バッテリーの作り方、性能の違い
AUTOCAR JAPAN
リアウィンドウがない! ジャガー、新型EVの予告画像を初公開 12月2日正式発表予定
リアウィンドウがない! ジャガー、新型EVの予告画像を初公開 12月2日正式発表予定
AUTOCAR JAPAN
アロンソのペナルティポイントはグリッド上で最多の8点。2025年序盤戦まで出場停止の回避が求められる
アロンソのペナルティポイントはグリッド上で最多の8点。2025年序盤戦まで出場停止の回避が求められる
AUTOSPORT web
「俺のオプカン~仙台場所~」初開催!「オープンカントリー」を愛する男性ユーザーが集まって工場見学…川畑真人選手のトークショーで大盛りあがり
「俺のオプカン~仙台場所~」初開催!「オープンカントリー」を愛する男性ユーザーが集まって工場見学…川畑真人選手のトークショーで大盛りあがり
Auto Messe Web

みんなのコメント

14件
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

239.2302.3万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

99.0418.0万円

中古車を検索
C-HRの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

239.2302.3万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

99.0418.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村