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国産SUV随一の軽快なフットワーク「トヨタC-HR」【最新SUV 車種別解説】

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国産SUV随一の軽快なフットワーク「トヨタC-HR」【最新SUV 車種別解説】

正確無比な操縦安定性は特筆 欧州車テイストな乗り味も◎

C-HRはコンセプトカーをそのまま市販車にしたような派手なスタイリングが話題を呼び、発売時は大ヒットモデルとなったスポーティなSUV。

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エクステリア

低く構えた流麗なフォルムは未だに古さを感じさせない。“GR SPORT”はC-HRで唯一となる19インチホイールを装備する。ルーフブラックのツートーンカラーは写真のホワイトの他、全部で三色の設定がある。最小回転半径は5.2m。ただし、発売から5年が経過し、奇抜に思えた外観は見慣れてしまい、さらにその後はトヨタからヤリスクロスやカローラクロスといった小型のSUVが登場したこともあり、最近は販売が低迷中だ。

インストルメントパネル

スポーティな二眼メーターを収めたフードからつながる柔らかなラインが印象的なインパネ。C-HR 専用形状のスイッチを使うエアコン操作パネルは、ドライバーに向けて傾けられている。アルミペダルは“GR SPORT”専用アイテムだ。とはいえ、C-HRでしか味わえないものもある。それが秀逸なハンドリングだ。C-HRのハンドリングは世界各国で開発が行なわれ、欧州のSUVを凌駕する正確性の高い操縦安定性を手に入れている。素早くステアリングを切り込んだときでもスムーズにノーズが向きを変え、ロールを抑えながら安定した姿勢でコーナーを曲がることができる。

居住性

後席前席フロントシートは腰まわりのサポート感が心地良い“GR SPORT ”専用品。電動ランバーサポートにシートヒーターも備わる。後席は印象とは違い、囲まれ感こそ強いがスペース自体は十分確保されている。乗り心地は少し引き締まっているが、段差を乗り越えた際の衝撃は、欧州車のようにスタッと一発で抑え込んでくれる。マイナーチェンジ以降は、乗り味全体が少しマイルドになったが、それでも国産SUVの中でフットワークの軽快感はトップレベルだ。

うれしい装備

ステアリングは“GR SPORT”専用の小径タイプ。握りやすい太めのグリップで、手にしっとりと吸い付くような本革の感触も魅力的。最近では珍しくMTを設定する。変速、発進操作をアシストしてくれる iMT機構付きで、MTは不慣れという人でも操る楽しさを気楽に味わえる。コネクテッド機能を搭載し、スマホと連動したエンターテイメント機能やオペレーターサービスを受けられ 。万が一の際のヘルプネットも用意。月間登録台数    1223台(21年10月~22年3月平均値)現行型発表    16年12月(一部改良 20年8月)WLTCモード燃費  25.8 km/l ※「S」「G」 

ラゲッジルーム

通常時後列格納時思ったより奥行きもあり、ラゲッジ床面積は悪くないサイズ。ただしボディ形状ゆえに高さはちょっと不足気味。さらにリヤハッチが傾斜しているので、ラゲッジいっぱいに背の高い荷物を積む際には注意が必要だ。燃費と静粛性に優れた1.8ハイブリッドと、1.2l直噴ターボを設定。バランスが良いのはハイブリッドだが、1.2lターボは4WDやFFの6速MTという設定もある。1.2lターボは4気筒ゆえにトルクはほどほどだが、吹け上がりは軽いので、MTで高回転を維持して走るのも面白い。後席の閉塞感が強く、荷室も狭いといった弱点はあるが、それを我慢してでも運転を楽しむために買う価値のあるSUVだ。

※本稿は、モーターファン別冊ニューモデル速報統括シリーズVol.141「2022-2023 国産&輸入SUVのすべて」の再構成です。

http://motorfan-newmodel.com/integration/141

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