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CX-60はガソリンもいいゾ!! 国産ミッドサイズSUV4台徹底チェック

掲載 22
CX-60はガソリンもいいゾ!! 国産ミッドサイズSUV4台徹底チェック

 ミッドサイズSUVともなると価格帯が高いこともあり、全車ハイレベルな戦いで上質感は文句なし。そして集めた4台ともにハイブリッドを用意するガチンコライバル!! 価格が高いからこそ失敗はしてほしくない。あなたにピッタリの1台をここで見つけてもらおう!

※本稿は2023年3月のものです
走りの評価/国沢光宏、装備&コスパの評価/渡辺陽一郎、納期情報/遠藤 徹、写真/ベストカー編集部 ほか
初出:『ベストカー』2023年4月26日号

CX-60はガソリンもいいゾ!! 国産ミッドサイズSUV4台徹底チェック

■スタイリッシュ&スポーティで上質なSUV/トヨタ ハリアー

人気を裏打ちする走りのよさと上質感

 ハイブリッド車のバランスが素晴らしい! 当然ながら燃費抜群によく、それでいてアクセル開ければ気持ちいいエンジンフィールを持つ。後輪をモーターで駆動する4WDながら高い速度域までキッチリとパワー掛けており、相当レベルの高いドライバーでも納得する走りを見せる。

 街中の乗り心地からワインディングロードまでレベルの高い走りを楽しめます。自宅に充電環境あってご予算も豊富なら、瞬時も迷うことなくパワフルなPHEVをプッシュしておく。

■装備&コスパの評価

都会的な上質さと力強さを併せ持つインテリア/価格:312万8000~620万円/納期:受注停止中

 価格が高く、装備とのバランスでは買い得ではないが、内外装も上質だから人気車になった。

 後席の広さにも余裕があり、荷室容量も充分だ。ただしガソリンエンジンは排気量が2Lだから、上質な内外装や価格を考えると動力性能が足りないと感じる。ハイブリッドの価格はガソリンエンジン車を59万円上まわって割高だが、これを推奨したい。

●いいところ
・ハイブリッドに弱点なし(国沢)
・内外装が上質。広い室内(渡辺)

●イマイチなところ
・強いて言えば納期くらい(国沢)
・2Lエンジンはパワー不足(渡辺)

●トヨタ ハリアー ハイブリッドG・2WD主要諸元
・全長×全幅×全高:4740×1855×1660mm
・車重:1650kg
・最小回転半径:5.5m
・パワーユニット:2.5L、直4(178ps/22.5kgm)+モーター(120ps/20.6kgm)
・燃費:22.3km/L
・価格:411万9000円

■第2世代e-POWERで走りも快適性も大幅進化!/日産 エクストレイル

e-4ORCEは実用性高し! 待つ価値あり

 最近の上級欧州車と同じくステアリングラックに直接モーターを組むWピニオンタイプのステアリングを採用しており、ハンドリングはシャープかつ正確。素晴らしいです。1500ccの可変圧縮比ターボエンジンはすべての領域で充分なパワーと熱効率を実現している。

 加えて第2世代のe-POWERということでドライバビリティは一段と向上。このカテゴリーで最も気持ちいい走りを実現してます。ショッピングリストに載せているならぜひとも試乗を! 納期長いが待つ価値あり。

■装備&コスパの評価

SUVらしい力強さを感じるインパネデザイン/価格:319万8800~490万9000円/納期:提示なし

 全車がe-POWERを搭載する。しかも発電用エンジンは、圧縮比を変化させる機能とターボを備える。全車の価格が300万円を超えるが割高ではない。

 推奨グレードは、実用装備を充実させ、後輪を専用のモーターで駆動する4WDを備えたG・e-4ORCEだ。X・e-4ORCEには7人乗りもあるが、3列目が窮屈で実用性は低い。

●いいところ
・総合的な走りのレベルの高さ(国沢)
・新技術満載のわりに割安(渡辺)

●イマイチなところ
・高速燃費は改善が必要(国沢)
・3列目シートがかなり狭い(渡辺)

●日産 エクストレイル G e-4ORCE・4WD主要諸元
・全長×全幅×全高:4660×1840×1720mm
・車重:1880kg
・最小回転半径:5.4m
・パワーユニット:1.5L、直3(144ps/25.5kgm)+モーター(F:204ps/33.7kgm、R:136ps/19.9kgm)
・燃費:18.3km/L
・価格:449万9000円

■評価の高いシビックe:HEVの派生SUV!/ホンダ ZR-V

感じる造り込みのよさ! お高めの価格にも納得

 足回りにキッチリお金をかけているため、乗るとその上質さに驚く。2000ccエンジンを使うハイブリッドは乗り心地と同じく滑らかで燃費もいい。ご予算に余裕あるなら好ましいと思う。一方、1500cc直噴ターボを選ぶとパワフル。車重が軽く、出力だって大きい。

 燃費はハイブリッドの半分近くになってしまうけれど、走る楽しさを期待しているなら大いに迷うところ。4WDはハイブリッドもイマドキ珍しい前後を繋ぐプロペラシャフトがあるタイプ。

■装備&コスパの評価

シビックと共通性のある水平基調のインパネ/価格:294万9100~411万9500円/納期:12カ月

 全長は4570mm、全幅は1840mmだからミドルサイズだが、外観に引き締まり感が伴うため、コンパクトSUVに見えてしまう。そのために最も安価なグレードが約300万円の価格では割高に思えるが、主要なメカニズムやプラットフォームはシビックと共通だ。運転すると価格にも納得できる。

 外観で損をしているクルマの典型だがe:HEV・Xは買い得だ。

●いいところ
・驚くほど上質な乗り味(国沢)
・シビックe:HEVより買い得(渡辺)

●イマイチなところ
・1500ccの燃費は改善が必要(国沢)
・コンパクトSUVに見える外観(渡辺)

●ホンダ ZR-V e:HEV・2WD主要諸元
・全長×全幅×全高:4750×1840×1620mm
・車重:1560kg
・最小回転半径:5.5m
・パワーユニット:2L、直4(141ps/18.6kgm)+モーター(184ps/32.1kgm)
・燃費:22.1km/L
・価格:329万8900円

■直6+FRベースというマツダの新たな提案!/マツダ CX-60

圧倒的な動力性能は満足感高し!

 CX-60はPHEV&マイルドハイブリッドを採用したパワーユニットと、純エンジン車と大きく2つのグループに分けられる。

 前者について言えば熟成不足感が強く、パワーユニットは変速ショックなど大きくギクシャクしがち。足回りも滑らかに動かず、かといって大きい入力だとフニャフニャ。私なら改良を待つ。

 一方、純エンジン車はディーゼルもガソリンも評判がいい。変速ショックは気にならず、サスペンションもしっかり動く。動力性能は圧倒的に3.3Lのディーゼルです。

■装備&コスパの評価

デザインと質感を磨き抜いたインテリア/価格:299万2000~626万4500円/納期:4カ月

 パワーユニットは電動機能を備えない直列6気筒ディーゼルが割安だ。マイルドハイブリッドは、装備の違いを補正しても、ノーマルタイプのディーゼルに比べて約40万円高い。フルハイブリッド並みだ。

 グレードは、Sパッケージではインパネなどの質感が低い。XD・Lパッケージがお薦めだ。

●いいところ
・トルクフルな3.3Lディーゼル(国沢)
・XD・Lパッケージの競争力(渡辺)

●イマイチなところ
・電動モデルの乗り心地の悪さ(国沢)
・Sパッケージ以下は内装に不満(渡辺)

●マツダ CX-60 XD Lパッケージ・4WD主要諸元
・全長×全幅×全高:4740×1890×1685mm
・車重:1860kg
・最小回転半径:5.4m
・パワーユニット:3.3L、直6(231ps/51.0kgm)
・燃費:18.5km/L
・価格:422万9500円

■そんなアナタにはこのクルマが最適解

・トヨタ ハリアー:価格は高めでも、内外装や走りの質感にこだわるなら
・日産 エクストレイル:モーター由来の気持ちのいい走りと実用性の高さを求めるなら
・ホンダ ZR-V:引き締まり感のある外観と、造り込みのよさを求めるなら
・マツダ CX-60:3.3L+FRという独自性。純エンジン車の走りを堪能するなら

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みんなのコメント

22件
  • 業績好調!株価も数年前から上げ基調。これが世間の評価。
    アンチのいうことは嘘ばかりという証明だね。
  • もっとマツダ、ろくじゅうにコメお願いします。
    少ないよコメ
    みんな飽きた?
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