オーストラリア西部に位置するパース出身のダニエル・リカルド(アルファタウリ)が、幼馴染のブレイク・ミルズと9日間に渡って西オーストラリアを旅した。
今回のリカルドのロードトリップは、セルフドライブ旅行を促進する新たなグローバルキャンペーン「DRIVE THE DREAM さあ、夢のロードトリップへ」を実施する西オーストラリア州政府観光局のプロモーションの一貫。フォード・エベレストスポーツを相棒に、世界を旅してきたリカルドが西オーストラリアを縦断した。
■ローソン、リカルドからビデオ通話で代役継続を知らされ”驚き”「またこのマシンに乗れて興奮している」
リカルドとミルズは西オーストラリア州の州都であるパース市内から出発し、コーラル・コーストハイウェイを北上。全工程9日、片道1200kmという長い道のりの中でふたりは様々なアクティビティを行なった。
最初の中継地であるカルバリのオフロードコースでは四輪バギーを楽しみ、世界遺産でもあるシャーク湾ではオーストラリアの先住民族であるアボリジニーの文化を体験しキャンプファイヤーで焼いた魚に舌鼓を打った。
旅の締めくくりにリカルドとミルズは、オーストラリア北西に位置するエクスマウスのニンガルー・リーフでジンベイザメと泳ぐシュノーケリング体験に参加。初めてジンベイザメを見たリカルドは「まるで高画質のテレビ画面を見ているみたいだった」と彼らしいコメントを残した。
「言葉にするには難しいけど、ひとたび道を走り出せば、空っぽになれるんだ」
リカルドはロードトリップをそう振り返った。
「ひとりだって感じることで、平穏な気持ちになれる。すごくポジティブで安心した感じの孤独をね。携帯の電波も入らないし、本当に世の中から解放された気持ちになれるんだ」
「素晴らしい景色も見れたし、クレイジーなアクティビティも満喫したけど、ただ一緒に時間を過ごして、話をしたり、笑ったり、思い出を語り合ったりできたことが本当に最高だった」
「もちろん仕事で世界中の素晴らしい場所に行くこともあるけど、西オーストラリア州の魅力をさらに感じる事ができた。まさに、夢なら目覚めたくない体験ができたよ」
昨年限りでマクラーレンのF1シートを失ったリカルドは今季、ハンガリーGPからアルファタウリでF1復帰したものの、サマーブレイクを経て復帰3戦目となったオランダGPのFP2で左手の中手骨を骨折した。
オランダGPからカタールGPまでの5戦はリザーブドライバーのリアム・ローソンが代役を務めてきたが、リカルドはサーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)で開催されるアメリカGPにて再びアルファタウリのシートへ戻る予定だと見られている。
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