コンパクトモデルにして最高出力は460ps!
BMWのMモデルでエントリーレベルを担う「M2クーぺ」が、本国でフルモデルチェンジを受け、現在日本導入が待たれている状況だ。電動化の波も押し寄せるなか、コンパクトな2ドアクーペに、電気アシストなしのハイパワーな6気筒エンジンを積み、後輪のみを駆動するという古典的な成り立ちは今となっては希少な存在。BMWの純ガソリンスポーツカーが新車で味わえる機会は残りわずかという予感がするなか、人気必至の新型M2を掘り下げ、価格予想やライバルとの比較を行ってみたい。
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まずは、発表されているスペックを確認しておこう。新型M2がフロントに搭載するのは、Mモデルだけに許された「S58」型3.0L直列6気筒DOHCツインターボエンジン。最高出力と最大トルクは460psと550Nmで、馬力こそ同じエンジンを搭載する兄貴分「M4」より20ps控えめだがトルクは同値。参考まで、先代M2は高性能版の「コンペティション」でも410psだったから、そこからさらに1割以上のパワーアップを果たしている。
アンダー1000万円の設定は期待薄か
ボディサイズは全長4580mm×全幅1887mm×全高1403mmと先代より10センチ以上長くなった。この辺りはベースとなる新型「2シリーズ」の大型化によるもので致し方ないが、先代のサイズ感が良かったと見る向きも多いだろう。ただし、M4の4805mm×1885mm×1395mmに比べてみると幅はやや広いくらいだが、全長やホイールベースは大幅にコンパクトなので、小気味いいハンドリングが楽しめることは間違いない。
国内価格についてはまだ発表されていないものの、ドイツ本国では7万2800ユーロ(約1063万円)がスタート価格となっており、先代「M2コンペティション」から約16%のアップとなっている。日本ではM2コンペティションは935万円(税込)で売られていたから、仮にここから16%アップすると約1085万円となる。「ついにM2も1000万円オーバー!」という嘆息が聞こえてきそうだが、M4クーペの国内価格が1353万8000円なので、先代からのスペック向上も踏まえると1085万円前後という想定は妥当な水準といえるだろう。
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AMGとアウディはライバルにあらず!?
Cセグメントのモンスターマシンとしてライバルとなるのは、もちろんメルセデスAMG「A45 S」とアウディ「RS3スポーツバック」だが、両者のスペックはそれぞれ421ps/500Nmと400ps/500Nmなので、フルチェンジを機にM2が一歩前に出た格好。何より違うのはボディ形状とエンジンのシリンダー数で、A45 SとRS3はハッチバック(少々の上乗せでセダンも選べる)、そしてエンジンはA45 Sが直4、RS3が直5となる。つまり、ボディ剛性で有利な2ドアクーペはM2だけ、さらに正真正銘マルチシリンダーユニットと言えるのも直6を積むM2のみなのだ。
国内価格を見るとA45 Sは871万円、RS3は820万円で、先の予想どおりならM2が最も高価になるが、詳述した美点を考慮すればエンスージアストに最も響くのはM2になるだろう。ちなみに、国内導入は未定だがMT(本国では500ユーロ/約7万3000円)のオプション)が選択できるのもM2だけとなる。
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待ってでも新車で手に入れたい1台
以上見てきたとおり、クルマ好きのハートを鷲掴みする新型M2。日本でもヒットは間違いないだけに納期は長期化する可能性もある。そこで、先代M2コンペティションの中古車にも注目してみると、平均価格は約710万円とかなりの高値をキープしている状況なので、「どうしても早く乗り換えたい」という向き以外にはあえて中古を買うメリットは少なそうだ。なので、少し待ってでもモデルチェンジ後の新車を買うのがベターというのが結論だ。
以上、新型M2について今わかっている情報から深掘りをしてみた。購入検討の参考になれば幸いだ。
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