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ランボルギーニ ヴェネーノは、創業50周年を記念した限定スペシャルモデル【スーパーカークロニクル/070】

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ランボルギーニ ヴェネーノは、創業50周年を記念した限定スペシャルモデル【スーパーカークロニクル/070】

1970年代の後半に大ブームが起き、今もなお人々を魅了してやまないスーパーカーたち。そんな懐かしいモデルから現代のハイパースポーツまでを紹介していく、スーパーカークロニクル。今回は、ランボルギーニ ヴェネーノだ。

ランボルギーニ ヴェネーノ(LAMBORGHINI VENENO:2013-2014)
ランボルギーニは創業50周年を記念して、2013年のジュネーブ モーターショーでスペシャルモデル「ヴェネーノ(Veneno)」を発表した。車名はランボルギーニの伝統に則って、伝説の闘牛の名に由来する。闘牛の歴史の中で最も強力で攻撃的、しかも最速の雄牛がヴェネーノという名であったという。

●【くるま問答】ガソリンの給油口は、なぜクルマによって右だったり左だったりするのか

ベースとなったのは、フラッグシップのアヴェンタドール。デザインを手がけたのは、当時のランボルギーニ社のチーフデザイナーだったフィリッポ・ペリーニ。かなりアグレッシブで近未来的なスタイリングは、まさにストリートリーガルなレーシングカーといった印象だ。

コクピットの後ろに搭載されるパワーユニットは、アヴェンタドールと同じ6.5LのV型12気筒 DOHCだが、最高出力は552kW(750ps)にアップされている(最大トルクは690Nmで同じ)。公称の最高速は355km/h、0→100km/h加速は2.8秒と謳われている。

5とおりのドライビングモードを備え、7速のシングルクラッチAMTを介してフルタイムで4輪を駆動するシステムや、プッシュロッド式のサスペンションに水平スプリングを備えたシャシなどは、アヴェンタドールを踏襲している。このシャシもアヴェンタドール同様にカーボンファイバー製のモノコックだが、ボディ外板にもカーボンファイバーを採用。またインテリアにはフォージドコンポジットやカーボンスキンなど、ランボルギーニ社が特許を持つ素材を採用した。

当初はジュネーブ モーターショーに出展されたプロトタイプだけの予定だったのだが、熱狂的なランボルギーニ ファンの要望に対応して、3台だけが限定生産された。車両価格は300万ユーロ(当時のレートで約4億2000万円)だった。リアフェンダー前のエアインテーク部がプロトタイプでは緑/白/赤のトリコロールだが、市販モデルでは3台にそれぞれ1色ずつ用いられた。

ヴェネーノ クーペの発表から約半年後、ランボルギーニはヴェネーノのロードスターを発表した。こちらの限定台数は9台で、車両価格は330万ユーロ(約4億6200万円)。当時「世界で最も希少かつ高価なスーパーカーの1台」と評された。

ランボルギーニ ヴェネーノ 主要諸元


●全長×全幅×全高:5020×2075×1165mm
●ホイールベース:2700mm
●車両重量:1450kg
●エンジン種類:60度V12 DOHC
●総排気量:6498cc
●最高出力:750ps/8400rpm
●最大トルク:690ps/5500rpm
●燃料:無鉛プレミアム
●トランスミッション:7速AMT
●駆動方式:縦置きミッドシップ4WD
●タイヤサイズ:前255/30ZR20、後355/25ZR21

[ アルバム : ランボルギーニ ヴェネーノ はオリジナルサイトでご覧ください ]

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