ポロ・ストーリコのスタンドに2台のアイコンを展示、クラシックカー・ショーに初の公式参加を果たす
ランボルギーニ自動車は、2023年10月26日(木)から29日(日)まで開催されるクラシックカー・ショー「第40回 Auto e Moto d'Epoca (アウト エ モート ディ エポカ)」で、スポットライトを浴びている。創業60周年を迎えたサンタアガタ・ボロニェーゼのメゾンは、2023年から、地元ボローニャの首都で開催されるこのイベントに参加することを決定したのだ。
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ランボルギーニ・ポロ・ストーリコのブースでは、サンタアガタ・ボロニェーゼを象徴する2台のランボルギーニ、「カウンタックLP 400」の初号機と、現在レストア中の「エスパーダ」のボディを展示する。
「ランボルギーニ自動車は『Polo Storico (ポロ・ストリコ)』の代表として、モーターバレーと呼ばれる地域で開催されるこのイベントに、今年初めて公式に参加します」と、ランボルギーニ自動車のアフターセールスディレクター、アレッサンドロ・ファルメスキ氏は述べた。
「ボローニャのブースでは、ランボルギーニの伝統の保存とポロ・ストーリコのレストアサービスを象徴する2台の車を展示します。サンタアガタ・ボロニェーゼのミュージアムに通常展示されている初代カウンタック『LP 400』と、日本のエンスージアストが所有し、現在レストア中の『エスパーダ・シリーズ3』です」
【写真21枚】創業60周年を迎えたランボルギーニの伝統を担う2台
2015年に発足したポロ・ストリコは、アウトモビリ・ランボルギーニのヘリテージを統括する部門。特に、会社のアーカイブの管理と研究、クラシックカーのレストア、ディアブロまでのクラシック・ランボルギーニの認定、ランボルギーニ・コレクターに特化したイベントの開催などを通じて、サンタアガタに本拠を置くランボルギーニ社とそのクルマの歴史を保存する責任を担っているのだ。
1974年カウンタック「LP 400」、シャーシ番号001
現存する最古のカウンタックは、1973年3月15日の「ジュネーブモーターショー」で発表されたシャシーナンバー「1120001」のものである。最初に生産されたカウンタック、1971年にジュネーブで展示された「LP 500」のショーカーとはまったく異なるもので、ランボルギーニの歴史を語る上で重要な一台である。
当初は赤で塗装され、ジュネーブショーの後、数々のテストや開発トライアルに使用された。すでに1974年に登場する市販車とよく似ていたが、細部には多くの違いがあった。1973年6月、カウンタックのシャシー1120001は、当時の英国を代表する雑誌に掲載された有名な写真撮影に登場し、チーフ・テストドライバーのボブ・ウォレスがサンタガタ・ボロニェーゼまでドライブした。
しかし1973年9月、この個体は姿を消した。その後のショーでは、「ヴェルデ・メディオ・グリーン」に塗られた「LP 400」が登場し、多くの人がセカンドカーだと考えた。「カウンタック001」の全貌が明らかになったのは、2003年にスイスでLP 400が発見されてからである。サンタアガタ・ボロニェーゼに持ち帰られ、そのオリジナル性を保つための修復作業中に注意深く調査された結果、グリーンの下には赤いペイントが残っており、2台の異なる個体だと思われていた車輌は、実は同じものであることが判明した。
1972年型「エスパーダ・シリーズ3」、シャシー番号8824
1968年に発表されたエスパーダは、アウトモビリ・ランボルギーニが生産した最初の4シーターカーだった。このフロントエンジン12気筒車は、超高速でありながら、4人の乗員と大量の荷物を快適に運ぶことができた。1970年にはセカンドシリーズの「エスパーダS2」が登場し、1972年には1978年まで生産された最終バージョンのS3が登場した。
ランボルギーニのブースに展示されたシャシーナンバー「8824」は、1972年9月28日にミラノ地区の当時のランボルギーニディーラーに納車され、その後日本の最初のオーナーに送られた。
ポロストリコによってレストアされ、まだシートメタルが剥き出しで、機械加工の跡があり、完成して日本のコレクターであるオーナーのもとに戻るのを待っている。元々はブロンズ色にマスタード色のインテリアという美しいカラーコンビネーションだったこのエスパーダは、1972年9月11日に工場での最終テストを受けたという。
アウトモビリ・ランボルギーニのブースは、ボローニャ・フィエレのコスティトゥツィオーネ入口とアルド・モーロ入口の間にあるホール32の展示スペースA16にある。会期は10月26日から29日まで、開場時間は午前9時から午後6時までとなっている(27日と28日は午前9時から午後7時まで)。
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みんなのコメント
このグリーンの初号機は本当に美しい。
日本のデザイナーも修行に行った方がいいんじゃないの?
何でもかんでも吊り目、細い目にしたらカッコいいとおもってんじゃ無いよ。