日本グランプリ予習できちゃう!? MotoGP日本グランプリのプレイベント「MotoGP in Tokyo」レポート

もうすぐMotoGP日本グランプリ

　皆さんこんにちは！レーシングライダーの石塚健です。

　2024年10月2日に、東京 浅草の金龍山浅草寺でMotoGP日本グランプリのプレイベント「MotoGP in Tokyo」が開催されました。

　MotoGP日本グランプリは、10月4日から6日にかけて、栃木県にあるモビリティリゾートもてぎで開催されます。

　前戦、MotoGP第15戦インドネシアGPを終え、日本に移動して来たばかりのライダー達が集まるとのことで、普段は走る側の僕ですが、今回はこのイベントを取材してきたので、レポートをしていきたいと思います！

　僕たち取材班が現場に到着したのは午後1時ごろ。

　受け付けを済ませようと浅草寺を歩いていると、真っ先に目に入ってきたのは2台のMotoGPマシン！

　会場にはレプソル・ホンダとモンスターエナジー・ヤマハのマシンが展示されていました。

　早速写真を撮ろうとしますが、流石はGPマシン。大人気で人が多く、写真を撮るのも一苦労という状況です。

　浅草寺の広場の中心に設置された特設ステージの方へ向かうと、なにやら熱烈なファンが既にちらほら待機しており、その時はそれほど多くないように思えましたが、イベント開始前になると大勢のファンがステージを取り囲んでいました。

　今回イベントに参加していたライダーは、最高峰MotoGPクラスから、昨シーズンのチャンピオンであるフランチェスコ・バニャイヤ選手をはじめ、ファビオ・クアルタラロ選手、ジョアン・ミル選手、マーベリック・ビニャーレス選手、ブラッド・ビンダー選手、フランコ・モルビデリ選手、そして最高峰クラス唯一の日本人ライダー中上貴晶選手という面々。

　Moto2クラスからはランキングトップ、絶好調の小椋藍選手、佐々木歩夢選手、マリオ・アジ選手、Moto3からは山中琉聖選手、鈴木竜生選手、古里太陽選手、タッチャコーン・プアシー選手など。凱旋レース目前に、多くの日本人ライダーも参加していました。

GPライダーの普段見られない新たな一面が見れたプレイベント

　時刻は15時、イベントでまず行われたのは、浅草寺本堂にライダーを招いての安全祈願のお祓い。

　その後はステージにライダーたちが集結し、集まったファンを前にトークショーが行なわれました。

　セレモニーは、元ハンマー投げ選手で現スポーツ庁長官の室伏広治さんの挨拶からスタート。

　その後はライダーと関係者の皆さんで鏡開きが行なわれ、日本グランプリの開催を祝います。

　今シーズンでMotoGPへのレギュラー参戦を終える中上貴晶選手は、「フル参戦ライダーとしては、この2024年末で終えることになりました。全くバイクに乗らないとか、GPバイクに乗らないっていう訳ではないですが、来期以降は違う形に変わります。

　今週末の日本GP、母国のグランプリはフル参戦ライダーとしては最後の週末となるので、自分自身寂しい気持ちはもちろんありつつ、やりきりたいという気持ちもあるので、今は気持ちの変化っていうのはなく、良い気持ちでいますし、なにより今週末自分自身の中でやりきったという形を残したいです」と語りました。

　また来年もMotoGPマシンに乗り、レースする中上選手の姿を大いに期待したいと思います！

　そして、ここ数戦上り調子のフランコ・モルビデリ選手とのツーショット写真も撮れて大満足。トークショーを終え、浅草を徘徊しようとしていたのか、おにぎりを夢中で頬張っている最中に写真をお願いして、一緒に撮ってもらいました（笑）

　友人でもあり、Moto3クラスに参戦中の期待の日本人ライダー山中琉聖選手とも記念撮影。

　山中選手はグランプリに上る前に参戦していた、JuniorGP（旧 FIM CEV REPSOL）に同時期に参戦していたこともあり、サーキットで会えば話をしたり、日本で一緒に練習をしたりする仲間です。

　Moto3クラスイチオシライダーなので、皆さんも応援してください！

　ということで、MotoGP in Tokyoは大声援の中で終了。そして今週末はいよいよMotoGP日本グランプリです。

　僕も現地で取材して、勉強して、刺激をもらって、全身でMotoGPを感じてこようと思います。金曜日からの3日間もてぎにいる予定なので、もし見かけたらぜひ声をかけてくださいね！

　世界トップクラスのライダー達による素晴らしいレースを期待したいと思います。それでは！