250ccクラスの軽二輪は、原付二種より走りに余裕があり、コンパクトでパワフルなエンジンを搭載しているのが特徴のひとつ。加えて、高速道路も走行できて車検もないため、維持費が比較的安く済みやすいのも、魅力といえます。また、90万円以上するモデルから、30万円台のモデルまで価格はさまざまですが、手頃な価格のモデルも多く、初心者でも購入しやすいのもメリットです。
では、2022年10月現在、税込60万円以下で購入できる250ccバイクとして、どのようなモデルがラインナップされているのでしょうか。
ホンダ「フォルツァ125」新型登場 プレミアム感と空力性能の向上を両立した原付二種スクーター
まず1台目はスズキの「ジクサーSF250」で、新車価格は48万1800円に設定されています。特徴的なヘッドライトにフルカウルを装備したロードスポーツモデル。重量は158kgと、250ccバイクの中でも比較的軽量な上に、新設計の油冷単気筒エンジンにより、パンチのある加速感を味わえるモデルでもあります。
ちなみに、アップハンドルで快適な乗り心地を実現したネイキッドモデル、「ジクサー250」は44万8800円、同等の車格で154ccの小排気量モデル「ジクサー150」は、35万2000円に設定されています。
2台目は、新車価格56万4300円のホンダ「CB250R」です。超軽量の144kgの車体と低中速域のパワフルなエンジンは、街乗りで軽快な走りを味わえます。
また、各パーツを中心部に集中させ凝縮させた、ダイナミックかつ洗練されたプロポーションが特徴。コンパクトな車体ながらも、上質な乗り心地を実現した新世代CBシリーズのエントリーモデルです。
3台目はヤマハ「NMAX155 ABS」で、新車価格は40万7000円に設定されています。125ccの「NMAX」と車体を共有した軽二輪モデルで、コンパクトながらも、ゆったりとした姿勢で乗れるため長距離でも疲れにくく快適なクルージングが楽しめます。
加えて、着信履歴や燃費管理ができるスマートフォン専用アプリに対応しているほか、トラクションコントロールやスマートキーといった先進技術を取り入れており、満足度の高いモデルといえそうです。
そして4台目は、新車価格40万7000円のホンダ「PCX160」です。同社125ccの「PCX」と車体を共有し、156ccのエンジンを積んだ軽二輪モデルのひとつです。搭載している新設計のeSP+エンジンはフリクションを低減し、なめらかで伸びのある走りと優れた環境性能を両立しています。
また、トラクションコントロールを搭載し、すべりやすい路面での安心感を高めているほか、30Lのシート下収納やスマートキーなど充実した装備も魅力といえるかもしれません。
5台目は、新車価格を57万1340円に設定しているスズキ「バーグマン200 ABS」です。ビッグスクーターのような快適さを実現しながらも、比較的コンパクトで扱いやすいサイズが特徴的な、高い人気を誇るモデルです。
そのほかにも、防風効果の高い大型スクリーンや41Lの大型トランク、10Lの燃料タンクなどを兼ね備えており、ツーリングでも活躍する一台でもあります。
続いて6台目は、同社の「トリシティ125」をベースに、排気量を30ccアップさせ高速走行を可能にしたヤマハ「トリシティ155 ABS」で、新車価格は48万4000円です。
ちなみに、ヤマハが提唱するLMW(リーニング・マルチ・ホイール)は、フロント2輪と車体がリーン(傾斜)して旋回する新しい技術です。左右のサスペンションが独立して動くことで、スリップしやすい路面や急な横風でも優れた安定性を発揮するといいます。
7台目はホンダ「ADV150」で、新車価格は45万1000円です。エッジの効いたスポーティなスタイリングと、タフな路面での走行を可能にしたアドベンチャーモデルです。
また、強靭な前後サスペンションを装備し、2段階に調整できるスクリーンやスマートキーなど、装備も充実しています。
そして8台目はヤマハ「Xフォース ABS」で、新車価格は39万6000円に設定されています。150ccクラスのスクーターとしては比較的コンパクトなボディで、取り回しやすいのが特徴のひとつです。
加えて、アグレッシブなスタイリングと前後13インチタイヤを採用しているほか、同社の「NMAX」と同様にスマートフォン専用アプリに対応し、トラクションコントロールも搭載しているなど、日常の使い勝手の良さと高いスポーツ性を両立させているモデルでもあります。
9台目は、新車価格が56万9800円に設定されているスズキ「GSX250R ABS」です。スポーティで端正なルックスながら、乗りやすさを重視したフルカウルモデル。
ハンドルは高めに設定されており、ゆったりとしたライディングポジションで運転できます。また、低中速トルクを重点的に向上させた出力特性で、街乗りをはじめ高速クルージングも快適。なお、「トリトンブルーメタリックNo.2」のみ、58万1900円に設定されています。
10台目は、125cc並みのコンパクトなボディで、スタイリッシュな外観と使い勝手の良さで高い人気を誇るヤマハ「マジェスティS」で、新車価格は37万9500円です。
モノクロスサスペンションや前後のディスクブレーキ&13インチホイールを採用し、走りの装備も充実しています。また、32Lのシート下収納や12V電源ソケット付きフロントポケットなど、実用性も文句なしの一台といえそうです。
11台目は、新車価格59万9500円の、ホンダ「CRF250L」です。オフロードを速く走るという基本性能を維持しながら、オンロードも走行できるデュアルパーパスモデルで、シート高が低めに設定されており、初心者でも扱いやすいのが特徴です。
なお、スタンダードとハイシート仕様の「CRF250L〈s〉」の2種類をラインナップしています。
そして12台目はカワサキ「KLX230S」で、新車価格は50万6000円に設定されています。販売終了した標準仕様の「KLX230」のサスペンションを短縮させ、シート高を55mm下げたローダウンモデルで、足つき性が向上し、オフロード初心者でも扱いやすいフレンドリーな乗り心地を実現しました。
なお、KLX230Sをベースにした「KLX230SM」も新たにラインナップ。こちらは前後17インチホイールを採用し、オンロードでの走行性能を高めたスーパーモタードモデルです。発売日は2022年10月15日で、新車価格は57万2000円となっています。
※ ※ ※
250ccクラスバイクは、高速道路も走れる上にパワーも申し分なく、比較的安価で購入できるモデルも多くラインナップしています。「予算は抑えても、性能は譲れない」という人は、60万円以下の250ccクラスのバイクを検討してみるのも良いかもしれません。
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みんなのコメント
クルマ買えるやん・・・、いや、買えんか、
と思う昭和のおじさんは、私だ。